「ツイン・ピークス」には、序章から20名を超える人物が登場します。名前と関係を覚えるのはなかなか大変ですので、これを見ながら楽しんでみてはいかがでしょう?
()ネタバレを含みます。ドラマを見て確認したいことがあった時などにお役立てください。
FBI
デイル・クーパー
(カイル・マクラクラン)
ローラ・パーマー事件を担当するFBIフィラデルフィア支局の特別捜査官。捜査のポイントや気になる出来事を同僚のダイアンに向けてレコーダーに録音するのがルーティン。ブラックコーヒーとスイーツ(チェリーパイ、ドーナツ)が大好きで、他人には見えない幻や非科学的な事実を受け入れて捜査を進めていく。
アルバート・ローゼンフィールド
(ミゲル・フェラー)
法医学専門のFBI捜査官。真相究明のためなら情け容赦なく、親族の悲しみが薄らぐのを待つことなくローラの遺体に開頭ドリルの刃を向け、ハリーと衝突。クーパーにたしなめられる。その後も上から目線の発言を連発し保安官たちには嫌われているが『報復と攻撃、復讐を断固として排除する』という信念は揺るぎない。
ウィンダム・アール
(ケネス・ウェルシュ)
元FBI捜査官。チェスの名手。善悪の区別がない天才的な殺人者。かつての相棒で亡き妻キャロラインと恋に堕ちたデイル・クーパーと駒を取るたびに誰かを殺す”殺人チェス”を交え、巧みな変装でツイン・ピークスの人々に近づく。その目的はブルー・ブック計画に関わった際に知った邪悪な場所”ブラック・ロッジ”への道を探すことだった。
ゴードン・コール
(デイヴィッド・リンチ)
FBI捜査官。デイル・クーパー、アルバート・ローゼンフィールド、デニス・ブライソンの上司。極度の難聴のため、会話の際は相手が耳をふさぐほどの大声を発することも。正義感が強く大事な判断も部下を信頼して任せる上司だが、美しい女性が大好きで『ダブル・R・ダイナー』で会ったシェリーに一目惚れ。
デニス・“デニース”・ブライソン
(デイヴィッド・ドゥカヴニー)
FBI捜査官。現在はDEA(麻薬取締局)に出向中。1年前、DEAの潜入捜査で初めて女装を経験。その時にこれまで感じたことのない安心感を覚えたため、現在は女装を正装とし”デニース”と名乗っている。
ロジャー・ハーディー
(クラレンス・ウィリアムズ)
FBI特別捜査官。クーパーがオードリーの救出のために国境を越え、権限を不当に行使したことを問題視し、取り調べを行うためにツイン・ピークスへやってくる。
ツイン・ピークス保安官事務所
ハリー・S・トルーマン
(マイケル・オントキーン)
保安官。20年前に結成された自警団ブックハウス・ボーイズのメンバー。誠実で人望が厚く、外からやってきてユニークな捜査を行うクーパーとも積極的に信頼関係を築き友情を育むが、ローラ・パーマー事件の最終局面では現実を重視するあまり衝突する。ジョシーと6週間前から恋仲。
トミー・“ホーク”・ヒル
(マイケル・ホース)
保安官助手。先祖代々の神話・伝承に精通する先住民でブックハウス・ボーイズの一員。ガーランド・ブリッグスが消息を絶つ前にクーパーに言い残した『ホワイト・ロッジ』とその影にあたる『ブラック・ロッジ』のことを知っている。
アンディ・ブレナン
(ハリー・ゴアス)
保安官助手。死体を見ただけで泣き出してしまうような気弱な性格だが絵が得意。似顔絵の作成でローラ・パーマー事件の捜査に貢献する。同僚のルーシー・モランと交際しているが、彼女の妊娠と自身の無精子症という問題に直面する。
ルーシー・モラン
(キミー・ロバートソン)
事務員。アンディ・ブレナンのことは好きだが結婚相手としては物足りなさを感じていて、他の男のことが気になり始める。
パーマー・ファミリー
ローラ・パーマー
(シェリル・リー)
何者かに殺害・遺棄されたツイン・ピークスの高校生。発見されたのはブラック・レイクの湖畔。全裸でビニールシートに覆われていて、左手の薬指には”R”と印字された紙片が残っていた。検視によって殺害の直前の12時間に3人の男とセックスしていること、コカインを常習していたことが明らかになる。
リーランド・パーマー
(レイ・ワイズ)
ローラの父。ホーン産業の顧問弁護士。ローラの死後、ダンスホールで誰彼構わずに相手を探したり、ローラの遺影を抱いて泣きながら踊ったり、ハイテンションで歌い続けたりと不可解な行動をとるようになり、ある出来事を境に頭髪が白くなる・・・。
セーラ・パーマー
(グレイス・ザブリスキー)
ローラの母。リーランドの妻。ヘビースモーカー。ローラの死後、自宅を訪ねてきたドナを見て錯乱状態となってボブの幻を見る
マデリーン・ファーガソン
(シェリル・リー)
ローラとそっくりの従姉妹。ローラの葬儀に参列するためパーマー家にやってくる。そして真相を究明するため、ドナ、ジェームズとともに行動。ローラが残した音声メッセージとジェームズが埋めたネックレスをローレンス・ジャコビーの自宅から盗み出す。ボブの幻を見た4人のうちの一人。
ホーン・ファミリー
ベンジャミン・“ベン”・ホーン
(リチャード・ベイマー)
オードリー・ホーンの父。グレート・ノーザン・ホテル、ホーンズ・デパートを経営する資産家で、カナダにはカジノ兼売春宿の『片目のジャック』を所有。国有林のゴーストウッドにゴルフ場を建設する計画を進めていて、不倫関係にあるパッカード製材所のキャサリン・マーテルと共謀。レオ・ジョンソンを使って製材所に火を放つ。
オードリー・ホーン
(シェリリン・フェン)
ローラ・パーマーのクラスメイト。ベンジャミンの娘。父とキャサリン・マーテルの関係に気づき、この町で殺人事件があったことを出資者に漏らしてゴルフ場建設を頓挫させる。その一方、捜査にやってきたクーパーに一目惚れ。旺盛な好奇心も手伝って、ベンジャミンが所有する『ホーンズ・デパート』『片目のジャック』に潜入する。
ジェレミー・“ジェリー”・ホーン
(デイヴィッド・パトリック・ケリー)
ベン・ホーンの弟。 ベンの片腕として世界各国を歴訪し、おいしいものを探し求めながら新規顧客の開拓を行っている。
ジョニー・ホーン
(ロバート・ダベンポート)
オードリーの兄。自閉症でいつもインディアンの衣装を身につけている。
ブリッグス・ファミリー
ロバート・“ボビー”・ブリッグス
(ダナ・アシュブルック)
ツイン・ピークス高校ではフットボール部に在籍。悪友のマイク・ネルソンとコカインを密売している。ローラ・パーマーとは両親公認の仲だが、今は年上の女性シェリー・ジョンソンに夢中。彼女の夫・レオの目を盗んで不倫関係を楽しむ一方で、自分の人生を狂わせたローラとジェームズへの恨みを募らせていく。
ガーランド・ブリッグス
(ドン・S・デイヴィス)
ボビー・ブリッグスの父親。銀河系外の電波をモニターして解読する任務についている空軍少佐。クーパーが銃弾に倒れた早朝、「フクロウは見かけと違う」というメッセージと「クーパー」という言葉が飛び交っていたことを明かす。
エリザベス・ブリッグズ
(シャーロット・スチュワート)
ボビーの母。ガーランド少佐の妻。
ハーリー・ファミリー
ジェームズ・ハーリー
(ジェームズ・マーシャル)
ローラ・パーマーのクラスメイト。同級生のドナ・ヘイワードと愛し合っているが、彼もまたローラの交際相手のひとりだったため容疑者として収監される。やがて無罪が証明され、ドナとともにローラの秘密に迫るが、ある女性を失ったことで自分を責め、ツイン・ピークスを出ていく。趣味はバイクとギター。ブックハウス・ボーイズのメンバー。
エド・ハーリー
(エヴェレット・マッギル)
ガソリンスタンド『ビッグ・エド』の経営者。ジェームズの伯父。高校時代はノーマ・ジェニングスと交際していたが、猟銃事故の責任をとる形でネイディーンと結婚。精神状態が不安定な妻を気遣いながら、ノーマのことを想い続けている・ブックハウス・ボーイズのメンバーとして保安官事務所の捜査活動に協力。
ネイディーン・ハーリー
(ウェンディ・ロビー)
エド・ハーリーの妻。常人離れした怪力の持ち主で射撃の名手。狩猟中の事故で失明し左眼に眼帯を着けている。エドとノーマの関係を疑って精神状態が不安定になっていて、カーテンを開け閉めするときの音が気になって仕方がないと苛立つ。その後”音の出ないカーテンレール”の特許を取得するが、大量の睡眠薬で自殺を図る。
ヘイワード・ファミリー
ドナ・ヘイワード
(ララ・フリン・ボイル)
ローラ・パーマーのクラスメイト。幼なじみとして育ち、自由奔放なローラに憧れていた。マイク・ネルソンと交際していたがローラ事件を機にジェームズ・ハーリーの恋人になった。ローラの死後、『ダブル・R・ダイナー』の食事配送の仕事を引き継ぎ、ジェームズとともにローラが残した秘密の日記のありかを探る。
ウィリアム・ヘイワード
(ウォーレン・フロスト)
ドナ・ヘイワードの父親。地元のカルフーン記念病院に勤務する医師で、ツイン・ピークス保安官事務所の嘱託医でもある。よき家庭人で車椅子生活の妻・アイリーンをいつも気にかけているが、気に入らないことがあると敵意をむき出しにして暴力を振るうことも。
アイリーン・ヘイワード
(メアリー・ジョー・デシャネル )
ドナの母。足が不自由で車椅子で生活している。ベンジャミン・ホーンとの間には家族に知られたくない秘密がある。
ハリエット・ヘイワード
(ジェシカ・ヴァレンフェルス )
ドナの妹。
ガーステン・ヘイワード
(アリシア・ウイット)
ドナの妹。
ダブル・R・ダイナー
ノーマ・ジェニングス
(ペギー・リプトン)
カフェ『ダブル・R・ダイナー』のウエイトレス兼経営者。パイには自信があり客の評価も高いがフードジャーナリストの母との関係は良好とは言えない。20年前にミス・ツイン・ピークスに輝いた美貌は現在。過失致死傷罪で収監された夫・ハンクの社会復帰を後押しする一方で、高校時代の恋人だったエド・ハーリーのことを想い続けている。
ハンク・ジェニングス
(クリス・マルケイ)
過失致死傷罪で収監されているノーマの夫。ハリーの幼なじみで元ブックハウス・ボーイズのメンバー。仮釈放の審理を前にノーマに更生を誓い、出所後は「ダブル・R・ダイナー」で仕事を始めるが、ベンジャミン・ホーンとつながりがあり、ジョシーとは彼女の夫にかかわる秘密を共有。後ろ暗い仕事を引き受けて報酬を得ている。
シェリー・ジョンソン
(メッチェン・アミック)
レオ・ジョンソンの妻。『ダブル・R・ダイナー』のウエイトレス。レオのDVに耐えながらボビー・ブリッグスとの不倫関係を続けている。レオがローラ・パーマー事件に関わっている証拠をつかみ、ボビーとの新しい生活を夢見るが、レオの逆襲に会って製材所の火災に巻き込まれる。
アニー・ブラックバーン
(ヘザー・グラハム)
ノーマ・ジェニングスの妹。長らく修道院で暮らしていたが『ダブル・R・ダイナー』のウエイトレスとなり、クーパーと恋におちる。左手首には自殺を図った跡がある。
ヴィヴィアン・ナイルズ
(ジェーン・グリア)
ノーマ・ジェニングスの母親。アーニーナイルズと再婚し、料理評論家として活躍している。嘘のつけない性格で幼い頃からノーマのやることにことごとく口出しをしていたため、今も母娘関係はよくない。
アーニーナイルズ
(ジェームス・ブース)
ヴィヴィアン・ナイルズの再婚相手。共和党のパーティーで知り合った。大学教授ということになっているが、正体は詐欺師でハンクのムショ仲間。ハンクと再会後、ジャン・ルノーの仲間になりコカインの密売に手を染めるが、ベンのビジネスパートナーになったボビーが撮影した写真によってFBIの協力者となる。
パッカード製材所
ジョスリン・“ジョシー”・パッカード
(ジョアン・チェン)
パッカード製材所のオーナー。香港出身の中国人でローラ・パーマーに英語の個人教授を頼んでいた。6年前に地元の名士だったアンドルー・パッカードと結婚したが、アンドルーが事故で亡くなったため製材所の全財産を相続。大きな秘密を抱えながら、保安官のハリー・S・トルーマンと人目を忍びながら交際している。
キャサリン・マーテル
(ジェーン・グリア)
パッカード製材所の従業員。ベンジャミン・ホーンと不倫関係にあり、昼間からモーテルで逢瀬を重ねている。ジョシーが製材所の全財産を相続したことに不満を持っており、ゴルフ場を開発したいベンジャミンと共謀して製材所の土地を手に入れようと目論むが・・・。
ピート・マーテル
(ジャック・ナンス)
パッカード製材所の従業員。キャサリン・マーテルの夫。キャサリンに辛く当たられながら製材所を経営するジョシーを支える。ブラック・レイクに遺棄されたローラ・パーマーを最初に発見した。チェスが得意で、ローラ・パーマー事件解決後はウィンダム・アールの”殺人チェス”の相手になったクーパーをサポートする。
アンドリュー・パッカード
(ダン・オハーリー)
パッカード製材所の社長。ジョシーの夫。事故で死んだはずだったが生存していて、妹のキャサリンとともにトーマス・エッカートへの復讐計画を進める。
香港マフィア
トーマス・エッカート
(デビッド・ワーナー)
香港マフィア。ジョシーを貧困から救い出して人生と仕事を教えた恩人であり父親であり愛人。アンドリュー・パッカードとは仕事仲間だったが、ジョシーを使い、事故に見せかけて殺害した。
ジョナサン・クマガイ
(マック・タカノ)
香港マフィアのトーマス・エッカートの部下。喧嘩慣れしているハンクを一撃で倒すほどの格闘術を身につけている
ジョーンズ
(ブレンダ・ストロング)
トーマス・エッカートの秘書。香港からトーマスの遺体を引き取りに来る。キャサリンに贈り物(月の満ち欠けを記したパズルボックス)を渡した後、ハリー命を狙ってベッドに忍び込むが失敗。取り調べでは黙秘を続ける。
片目のジャック
ジャック・ルノー
(ウォルター・オルケウィッツ)
『ロードハウス』のBanBanBarのバーテンダー。コカインの密売組織との仲介役をつとめる。九官鳥を飼っていたことからクーパーと保安官たちにマークされる。
ジャン・ルノー
(マイケル・パークス)
ルノー兄弟の長兄。表向きは企業向け保険の販売員だがブラッキー・オライリーのパートナー。弟のジャック・ルノーを嵌めたデイル・クーパーに復讐するため、オードリをヘロイン漬けにしてベンジャミンに接触。『片目のジャック』の支配人の座を要求し、クーパーに12万5,000ドルの身代金を運ばせろと伝える。
ブラッキー・オライリー
(ヴィクトリア・キャトリン)
ベンジャミン・ホーンに雇われている『片目のジャック』の支配人。コカイン中毒の沼から抜け出せずにいる。
ローラ・パーマーを知る人物
レオ・ジョンソン
(エリック・ダ・レー)
シェリー・ジョンソンの夫。長距離トラックの運転手。きわめて凶暴な性格で、シェリーに暴力を振るうのは日常茶飯事。多数の前科があり、ボビーらとともにコカインの密売を行っている。ローラ・パーマー事件の捜査が進むうち、殺害される前日にローラと会っていたことが明らかになり、重要な証拠をボビーに握られる。
ロネット・ポランスキー
(フィービー・オーガスティン)
ローラ・パーマーの同級生。ホーンズ・デパートの香水売り場のアルバイトをしていて「楽に儲かる甘い仕事だ」と周囲には話していた。ローラが殺害された夜から行方不明になっていたが保護され、意識不明のまま入院。
ローレンス・ジャコビー
(ヴィクトリア・キャトリン)
精神科医。ローラ・パーマーの主治医。ローラの残した音声メッセージと、ジェームズが埋めたハート型のネックレスを保管している。ローラは死にたくなるほどの深く大きな闇を抱えていために人の弱みにつけ込み、堕落させようとしていたのではないかと考えている。
マーガレット・ランターマン
(キャサリン・E・コールソン)
小学生の時にクラスメイト2人とともに行方不明になったことがある。大学では森林学を学び、卒業後は図書館で働きながら環境ボランティア活動に取り組んだ。夫を結婚式の翌日の自然災害で亡くして以来、ダグラスモミの丸太を赤子のように抱えている。松脂を噛み、どこにでも貼り付けるクセがある。『ダブル・R・ダイナー』で出会ったクーパーに「わたしの丸太は情報を持っている。ローラが殺害された夜、何かを見た」と伝え、ルノー兄弟を追ってクーパーたちが山小屋にたどり着いた時も丸太が見たものを代弁する。
マイク・ネルソン
(ゲイリー・ハーシュバーガー )
ローラの同級生。レスリング部に在籍。ドナ・ヘイワードの元交際相手。親友のボビーとともにコカインの密売を行う。自殺をはかった後遺症で記憶だけが高校時代に戻ったネイディーンと恋人になるが・・・。
ハロルド・スミス
(レニー・フォン・ドーレン)
『ダブル・R・ダイナー』が行っている高齢者向け食事宅配サービスを通じてローラと知り合った園芸家。広場恐怖症で外に出られないため自宅で蘭を栽培している。ローラの遺言を守り、彼女が書いていたもう一冊の日記を隠し持っている。
トレモンド婦人
(フランセス・ベイ)
孫のピエールと暮らしている老女。『ダブル・R・ダイナー』が行っている高齢者向け食事宅配サービスの利用者。このサービスと通じてローラ・パーマーと知り合い、その後任としてやってきたドナ・ヘイワードにハロルド・スミスのことを教える。クリームコーンが苦手。ハロルドの死後、現世には実在しないことがわかる。
ピエール・トレモンド
(オースチン・ジャック・リンチ)
トレモンド婦人の孫。手品を練習している。クリームコーンを自在に消すことができる。トレモンド夫人同様、ハロルドの死後、現世には実在しないことがわかる。
ローラ・パーマー事件の関係者
フィリップ・ジェラード
(アル・ストロベル)
靴の行商人。”マイク”の宿主。ロネット・ポランスキーの入院先で目撃され、クーパーの夢にボブと共に出てきたマイクと同じ顔で片腕だったため捜査対象となる。しかし彼の知人にボブという人物はおらず、腕は事故で失ったと判明。無関係と思われたが靴の行商で訪れた保安官事務所でホブの似顔絵を見て発作を起こし、トイレに注射器を残して姿を消す。
クリントン・ストーンウッド
(ロイヤル・ダノ )
判事。ジャック・ルノー殺害事件を担当する。
ミルフォード・ファミリー
デュウェイン・ミルフォード
(ジョン・ボイラン)
高齢の市町。今は亡き妻と半世紀にわたって連れ添っただけに、数え切れないほどの離婚歴があるラナを信用できない。弟の死後も財産目当てで一緒になったラナの計画的な犯行だと主張する。
ダグラス”ダギー”ミルフォード
(トニー・ジェイ)
デュウェインの弟。新聞社『ツインピークス・ポスト』の経営者兼編集長。グレート・ノーザン・ホテルでラナと結婚式をあげた翌日、心臓麻痺で亡くなる。享年80歳。ドラマではまったく描かれていないが、長年にわたり、謎に包まれた米空軍の情報活動とUFO調査のキーパーソンとして暗躍。後年は元大統領の密命を受けた独立組織の指揮官を務め、自身の後継人としてガーランド・ブリッグス少佐をツイン・ピークスに呼び寄せ、政府の調査施設LPA(リスニング・ポスト・アルファ)の建設と運営を託した。
ラナ・ブディング・ミルフォード
(ロビン・ライヴリー)
ダギーの妻。ダギーが心臓麻痺で亡くなった後は「私は呪われている」と落ち込んでいたが、呪いに詳しいホークに相談して立ち直り、話し上手の明るい性格が好かれて保安官たちの人気者に。その後、デュエインの養女になる。
ブラック・ロッジ
ボブ
(フランク・シルヴァ)
人間に取り憑き、苦痛と悲しみ(ガルモンボジーア)を収穫して生きている正体不明の男。錯乱したセーラが幻視し、クーパーの夢に現れ「俺の死の手がおまえの手をつかむ。気が触れていると想うのか?だが覚えておけ。俺はまた殺す!」と言い放ったことから似顔絵が作成される。マイクによると、彼の姿が見えるのは神に選ばれた者と、呪われた者だけらしい。
マイク
(アル・ストロベル)
ボブとは40年来のパートナー。完璧に調和した相棒として悪の限りを尽くしてきたが、神の御前に立ちその顔を見て改心。悪魔に魅入られて”火よ 我とともに歩め”という入れ墨を彫った左腕を根元から切断した。現在はフィリップ・ジェラードに憑依して人間界に降り、ボブの悪行を止めようとしている。
別の場所から来た男
(マイケル・J・アンダーソン)
”腕”と名乗る謎の男。クーパーの夢(25年後、赤い部屋にいる)にローラによく似た黒いドレスの女と現れ、奇妙な声で「いい知らせだ。あんたの好きなガムがまた流行する」と語る。そして「秘密がある。我々は小鳥がさえずる世界から来た。いつも音楽が流れていた」と話し、踊り出す・・・。
黒いドレスの女
(シェリル・リー)
クーパーの夢(25年後、赤い部屋にいる)に現れるローラ・パーマーにそっくりの美女。「ローラを知っている気がするわ。でも時々、腕が後ろに曲がるの」と語る。アニーとウィンダムを追ってブラック・ロッジへ入ったクーパーの前にも現れ「25年後にまた会いましょう」と言い残して消えた。
巨人
(カレル・ストルイケン)
クーパーの夢に現れ、捜査のヒントを与える。クーパーがホテルで撃たれた時は「笑う袋の中に男がいる」「フクロウは見かけと違う」「薬品なしで男は指さす」の3つの言葉を残す。そしてこの3つが真実と分かった時に返すと言ってクーパーの指輪を外し、最後に「レオはハングリー・ホースに入っていた」と伝え、消える。
世界最高齢のルームサービス
(ハンク・ウォーデン)
グレート・ノーザン・ホテルのルームサービス。血を流して横たわっているクーパーを見て医者を呼ぼうともせずに受話器を置き(アンディが叫んでいる)、チップを受け取り、笑顔でサムアップして去っていく。(最終章のブラック・ロッジでの会話から、どうやらクーパーの夢に出てくる巨人の現世の姿らしい)
その他
リチャード”ディック”トリメイン
(イアン・ブキャナン)
ホーンズ・デパートの紳士服売り場の店員。3カ月前から毎週水曜日にルーシーとデートしていた。お腹のこどもの父親だが堕胎の費用を用意しルーシーを激怒させる。
タジムラ
(――)
黒髭・総髪のアジア人の投資家。著名なトラベルライター・M.T.ウエンツがツイン・ピークスにやってくると噂されていた日、グレート・ノーザン・ホテルに現れて宿泊費を現金で払うと言ったことから、そそっかしいホテル従業員にウエンツだと勘違いされる。しかしその正体はベンジャミン・ホーンに恨みを抱くある人物だった。
エヴリン・マーシュ
(アネット・マッカーシー)
ツイン・ピークスを出てあてのない旅を始めたジェームズ・ハーリーにバーで「主人の車を修理してほしい」と声を掛けた人妻。夫・ジェフリーのDVを受け入れて生活している
マルコム・スローン
(ニコラス・ラブ)
エヴリン・マーシュの兄と名乗る人物。エヴリンの夫・ジェフリーの運転手。車の修理のためエヴリンの別宅に寝泊まりしているジェームズに、エヴリンが夫からDVを受けていることを話し、復讐を示唆する。
ニコラス”ニッキー”ニードルマン
(ジョシュア・ハリス)
児童施設で生活する悪戯好きなこども。リチャード・”ディック”・トリメインが、時々親代わりとして面倒をみていたが、出自の真実を知って養子として引き取る。
ジョン・ジャスティス・ウェラー
(ビリー・ゼイン)
元大工。ベンから資金援助を受け企業のM&Aビジネスで大成功を遂げた。上院議員への転身を考えている。クーパーを諦めたオードリーを愛し、彼女の心をつかむが、急死した友達との約束を果たすためツイン・ピークスを離れる。
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