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ウィンダム・アールって誰!?旧作『ツイン・ピークス』シーズン2をおさらい【20章】

デヴィッド・リンチ「ツイン・ピークス」登場人物紹介
「ツイン・ピークス」には、序章から20名を超える人物が登場します。名前と関係を覚えるのはなかなか大変ですので、これを見ながら楽しんでみてはいかがでしょう?

いくつもの愛と欲望と憎しみが絡み合う。

いくつもの愛と欲望と憎しみが絡み合う。

無事に帰還したガーランド少佐の耳の後ろには三角形の傷が3つあった。ハリーたちに対しては、何も覚えていないが、巨大なフクロウの不吉なイメージがどうしても消えないという。また、現在の仕事について詳しくは言えないが、1969年に解散したブルー・ブック(UFOに関する空軍の調査班)の任務を引き継いで非公式に調査してきたと打ち明ける。対象は天空と、ツイン・ピークスにおいては地上も含まれており、今はホワイトロッジを捜しているらしい。そこまで話したところで、大佐の迎えが来る。

アーニーはデニスにさんざん促されてようやく決意をかため、ジャン・ルノーにコカインの売人が手配できたと連絡する。アンディとリチャードはニコラスの素性をしらべるため彼が育ったドリット養護施設へ向かう。ルーシーは全国の新聞の広告欄を隅々まで調べたがチェスに関する記述は見つからなかったとクーパーに報告した。エドはノーマに重要な話があると告げる。シェリーは「ベンジャミンに雇われて大きなチャンスをつかんだのでレオに関わっている暇はない」と言ったボビーをひっぱたく。ジェームズは預金を下ろして96号線のバーに送金してほしいと電話でエドに頼み、ツイン・ピークスを離れた理由をエヴリンに話す。ネイディーンは「これ以上つきまとうなら訴える」と忠告されても押しの一手でマイクに迫る。ハリーはメイド姿のジョシーを見て驚く。が、それも一瞬で「あなたの身を守るためでもある」という言葉には耳を貸さずに抱きしめる。オードリーは オフィスを戦場模型でいっぱいにして、仕事もせずに南北戦争の再現に夢中になっているベンジャミンの身を案じ、ジュリーに連絡する。

「結ばれないけど離れられない」と言って求めてきたノーマを、エドは自分の話を後回しにして受け入れる。愛を確かめ合ったあとでジェームズの身を案じて訪ねてきたドナに、エドは彼が96号線のバーで送金を待っていることを教える。ノーマの後を尾けて一部始終を見ていたハンクはエドに殴りかかるが、タイミングよく帰ってきたネイディーンに叩きのめされる。「私が来たからにはもう大丈夫」ネイディーンはエドをやさしく抱きしめる。

まともな話ができなくなったベンジャミンとのビジネスをボビーは半ば諦めてオードリーと話す。ジェリーとジャコビー医師の力を借りて父をもとの姿に戻すと言うオードリーに、ボビーは任せろと胸を叩く。続いてオフィスへ来たのはキャサリン。笑いに来たのかと自嘲して迎えたベンジャミンを、キャサリンは「あんたが欲しい」と言って抱きしめる。

ジェームズは修理を終えた車でエヴリンと祝杯を上げ「もう少しここにいてほしい」と願うエヴリンと求め合う。離れた場所でその様子を見ていたマルコムの表情が緩む。ベッドでジェームズと愛し合ったエヴリンは、そっと部屋を抜け出す。そこにはマルコムがいて「ジェームズは幸運な男だ」と言い、エヴリンと何度も口づけを交わす。このふたりは単なる兄妹の関係ではないようだ。

おまえがこの町に悪夢を運んできたんだ……!

おまえがこの町に悪夢を運んできたんだ……!

ハリーたちは悪党を一網打尽にするため、取引場所の邸を張り込む。アーニーの服の下には隠しマイクとバッテリーを仕込んでおり、売人役のデニスは男装してすでに潜り込んでいる。FBI捜査官を停職中のクーパーはハリーのはからいで保安官補佐として臨場している。
準備は万全だったが、ハンクの姿はなく、緊張のあまり大量の汗をかいたアーニーの体から煙が上がったためにハリーたちのもくろみはあっけなく潰える。ジャン・ルノーはアーニーとデニスを人質にして国境越えを要求。クーパーは自分が身代わりになって二人を解放する。

完全に包囲された邸のなかでクーパーを見下ろしているジャンは、言わずにはいられない。
「おまえが来るまでは、何事もなくみんな平和に暮らしていたのに、おまえが来てからすべてが変わった。少女が殺され、俺のふたりの弟も死んだ。おまえがこの町に悪夢を運んできたんだ。おまえが死ねば悪夢は消える」
やがて、「ダブル・R・ダイナー」のユニフォームを着た女性が食事とドリンクを運んできた。女性ならばと安心して招き入れるジャン。しかしそれは女装したデニスで、太腿に隠し持っていた拳銃を素早く引き抜いたクーパーは迷わずジャンを狙撃。銃声を聞いて別の入口から突入していたホークにとどめをさされ、ジャン・ルノーは絶命。カナダの連邦警察官は逮捕された。

ソファで横になっていたシェリーが目を覚ますと、様子がいつもと違っていた。照明が消えそうになっては点く。音楽が停まりそうになっては続く。それが繰り返されている。ボビーの姿を捜すが見当たらず、心細くなってくるシェリー。その直後、彼女が見たものはピエロのような格好で暗闇に立ち「シェリー……!」と呼ぶレオの姿だった。

クーパーたちが戻ってくると保安官事務所は停電していた。ルーシーによると森に爆弾を仕掛けたと電話があり、その直後に大きな爆発音がして停電になったらしく、発電所で火災が発生しているという。
クーパーがライターの火を照明にしてオフィスへ入ると、泥だらけの男性が猿ぐつわをされて椅子に座っていて、ぴくりとも動かないその指はデスクの上のチェス盤を指している。クーパーは静かにつぶやく。
「ウィンダム・アールの次の手だ」

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