絶望を知るクーパーは、人生の再出発を目指すアニーを全力で支えると誓う。
再びフクロウの洞窟へやってきたクーパーたち。ホークが放火された発電所に残っていたものと同じ足跡を発見し、ウィンダムがこの場所に来ていることを知る。アンディは壁に描かれた絵を模写する。
山小屋では、その絵をすでに描き写しているウィンダムが”ホワイトロッジ”についてレオに語る。笑いさざめく精霊たちの間を子鹿が跳ね、喜びと純真な声が満ちあふれている。つまりそこは美徳という悪臭が立ち込める恐ろしい場所だ。しかしその正反対の場所もある。それをブラックロッジと呼ぶ。そこには想像を絶するほどのパワーがあり、暗黒の力と邪悪な秘密が詰まっている……。その力を得た者は、地上を思うままに作り直すことができる……。
ビールを飲ませるといって小屋に連れてきた若い男にもその話を聞かせたウィンダムは、レオに手伝わせて彼をボウガンで殺害する。
ミス・ツイン・ピークスの開催が近づいてきた。ボビーはシェリーに「その美貌を利用するべきだ」と応募を勧める。ラナも出場を決意し、審査員のデュエインに「私を優勝させなさい」と迫る。
そんななか、クーパーはドナとシェリーからウィンダムから送られてきた手紙を回収。
”山々は天に接吻し、波は絡み合う。雄花を拒む雌花は許されない。陽光は大地を抱き月光は海に口づける。でも君の唇なしにはすべてがむなしい”
それは、クーパーがかつてキャロラインに送った詩だった。
その筆跡を照合したクーパーは、ウィンダムが送ってき詩はレオが書いたものだと断定した。
そして、レオの失踪、ウィンダム・アールの出現、フクロウの洞窟の絵文字の発見が繋がっていると確信したクーパーは。ウィンダムと”ブルー・ブック”の関係を知りたいとガーランド少佐に頼む。少佐にはファイルの閲覧権がないが、しかしアンディが黒板に再現した壁の絵を見て思い当たる節があるらしく、できる限りの協力はすると約束した。
ミス・ツイン・ピークスの審査員であるピート、デュエイン、ウィリアムに対し、ベンジャミンは水着審査などはやめて、「私たちの森を救おう」をテーマに開催すべきだと提案する。
ハリーはジョシーのことを聞くためにキャサリンを訪ねる。「ジョシーは幼い頃、相手に合わせて自分を変えれば生き延びられることを学び、本当の自分は誰にも見せなかった。ひどい目に遭わされたが不思議と憎めない」とキャサリン。そしてエッカートの元秘書ジョーンズが置いていったパズルボックスをハリーに見せる。ピートが手をすべらせて床に落とすとあっさり外ぶたが取れ、そこには時計のような配列で月の満ち欠けが記されていた。
アニーは幼い頃よく泳いだという池のボートで、修道院に逃げ込んだ理由をクーパーに話す。この場所から立ち直って社会に戻りたいというアニーを、絶望を知るクーパーは全力で支えると誓い、二人は口づけを交わす。その二人の姿を岸辺から双眼鏡で追っている男がいる。ウィンダム・アールだ。
ツイン・ピークスを去るゴードンは「ダブル・R・ダイナー」でシェリーとの別れを惜しんでいる。そこへアニーとクーパーが来て一緒に食事を楽しむ。ストレートに愛を告白するゴードンに笑顔を見せるシェリー。そして二人はボビーの目の前でキスをする。
その夜、ジョンはある女性(オードリー)ことが頭から離れないとクーパーに話し、クーパーは最近会った女性(アニー)に長年閉じていた心をこじ開けられたと言い、暖炉の前で乾杯する。
あちこちで浮いた話が尽きないなか、ベンジャミンとアイリーンの仲を怪しむドナの発言によって、ヘイワード家はぎくしゃくする。
町の外れで、取っ手のついた大きな木箱が発見される。開くとそこにはボウガンで殺害した男の遺体がチェスの駒のなかに押し込められていて、”次はおまえの知り合いを殺すぞ”というメッセージが付いていた。
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