よくわかる!『ツイン・ピークス』シーズン2あらすじ【第9章】昏睡状態 | VODフリーク

よくわかる!『ツイン・ピークス』シーズン2あらすじ【第9章】昏睡状態

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デヴィッド・リンチ「ツイン・ピークス」登場人物紹介
「ツイン・ピークス」には、序章から20名を超える人物が登場します。名前と関係を覚えるのはなかなか大変ですので、これを見ながら楽しんでみてはいかがでしょう?
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殺人鬼ボブの似顔絵を見てローラの父親が反応。

殺人鬼ボブの似顔絵を見てローラの父親が反応。

解剖の結果、ジャック・ルノーの死因は枕を押しつけられたことよる窒息と判明。犯人は手袋を着用し、病院のテープで手を縛って犯行に及んでいる。また、製材所の火災は放火で、レオの仕業だとアーノルドは語る。世界最高齢のルームサービスはあの朝のことを何も覚えていないらしく、クーパーを撃った犯人はまだ見つかっていない。上から目線の発言で保安官たちには嫌われているが「君が来てくれて助かっている」とねぎらうクーパーに、アーノルドはクーパーのかつての相棒ですでに引退しているウィンダム・アール捜査官が、病院から脱走して行方不明になっていると伝える。そのクーパーを謎の東洋人が新聞越しに注視している。

ドナはトレモンド婦人のもとへ食事を運ぶ。そこにはタキシード姿の少年がいて、指を鳴らすと皿からコーンが消える。彼は孫で手品を練習しているという。ドナがローラの仕事を引き継いだことを話すと、婦人は隣のハロルド・スミスに話を聞くようにすすめる。ローラの友達らしい。ドナはさっそく訪問するが返事がないので伝言をドアに挟んで引き上げる。しかし、人がいる気配はするのだった。

クーパーとハリーは意識が戻ったロネットの病室を訪れ、事情聴取を試みる。レオの似顔絵を見せても反応がなかったが、殺人鬼ボブの似顔絵をみると「汽車」と何度も口走ってパニックを起こしてしまった。

ベンジャミンとジェリーのもとには製材所の帳簿が2冊ともある。どちらを燃やしてしまうべきかと相談を始めるが、結論は出ない。

アンディは悩んだ末に、ルーシーに自分の精液では子どもができないことを話す。精液銀行に提出したとき、そう言われたのだという。しかしルーシーは妊娠した理由を話そうとはしない。

保安官事務所でハリーがハンクとは幼なじみで、昔はブックハウスボーイズのメンバーだったことをクーパーに話していると、ベンジャミンから電話が入り、オードリーが2日前から行方不明になっていることを知る。

ジェリーは保険外交員から書類に不備あったことをキャサリンが気づいていたことを持ち出し、キャサリンが行方不明のままならこの方が都合がいいかもという。ベンジャミンはすぐにアイスランドの資産家に連絡を入れるが、彼はすでにリーランドから「火災による消失だから開発計画に影響が出る」という話を聞いていた。ベンジャミンは慌てて、開発計画に影響がないことを証明するという。その場にいたリーランドは満足そうに微笑んだあと、ホテルのテーブルに置いてある殺人鬼ボブの似顔絵を見つけて手に取り「知っている。パール・レークスにある祖父の別荘の隣に住んでいた」と言い、保安官に連絡するため部屋を出て行く。

クーパーが撃たれた早朝、銀河系の外で飛び交っていたメッセージとは。

クーパーが撃たれた早朝、銀河系の外で飛び交っていたメッセージとは。

病院ではウィリアムがレオの病状についてシェリーに説明している。植物状態になっていてこの状態を保つことはできると聞き、ウィリアムの前では涙を見せた。
同じ頃、保安官事務所に女性から電話があり、保安官につないでほしいと頼むが「名前を言わない人はとりつげない」というルールに則り、ルーシーは電話を切る。

「片目のジャック」では、デパートの宝石売り場のマネージャーであるエモリーが変態プレイを楽しんでいる。オードリーは気づかれないようにその部屋の女の子と入れ替わり、縛られて身動きがとれないエモリーに「香水売り場やローラたちのことをすべて話せ」と迫る。
エモリーはここのオーナーである父上に命令されてやったことだと言い、ローラはベンジャミンとも関係があったが、コカインをやっていたためにお払い箱になったと白状する。

ボビーはレオのいとこを装って保険に入り、植物状態のレオを引き取って月に5,0000ドルを受け取るつもりでいた。最初は引き取ることを拒んでいたシェリーは、お金に不自由しない生活を送りたい気持ちが勝り、了解する。

ホテルのベッドでダイアンへの報告を済ませたクーパーを、ガーランドが突然訪ねてくる。彼は国家機密なので一部しか話せないと前置きしたうえで、銀河系外の電波をモニターして解読する任務についていることを明かす。そして金曜日の未明――クーパーが撃たれた時間に大きな動きをキャッチしたという。解読したメッセージは「フクロウは見かけと違う」。その後しばらして「クーパー」という言葉が続いていたのだ。プリントアウトされたそのメッセージを、クーパーは信じられない思いで見つめる。

ジェームズ、ドナ、マデリーンが一緒に過ごしていると、ドナ宛てにハロルド・スミスから電話が入り、会う約束を取り付ける。その直後、マデリーンはソファを越えて近づいてくる殺人鬼ボブの姿を見て叫び声を上げる。

その夜、「フクロウは見かけと違う」の声とともに、ボブや赤い蝶ネクタイの男やロネットやセーラが現れる夢を見ていたクーパーは、電話の音で目覚める。相手はオードリーで、早く助けにきてと言うが、事情を聞く前に電話が切れる。電話を切ったのはブラックローズで、そばにはエモリーの姿もある。

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