スポンサーリンク

天才的な殺人者ウィンダム・アール登場。旧作『ツイン・ピークス』シーズン2をおさらい【21章】

デヴィッド・リンチ「ツイン・ピークス」登場人物紹介
「ツイン・ピークス」には、序章から20名を超える人物が登場します。名前と関係を覚えるのはなかなか大変ですので、これを見ながら楽しんでみてはいかがでしょう?

想像を絶する天才的な殺人者で、善悪の区別がない敵。

想像を絶する天才的な殺人者で、善悪の区別がない敵。

奇跡的に意識を取り戻したレオは、闇に包まれた家で斧を手にしてシェリーに迫る。戻ってきたボビーは異変を察知してレオに襲いかかるが、あっさりと退けられ首を締め上げられる。シェリーが包丁で脚を刺してボビーを救うとレオはうめき声を上げながら森へ逃げた。

オフィスを調べたがウィンダム・アールの形跡を裏付ける証拠はなにひとつ出ない。しかし、チェス盤と致命傷になったと思われる傷の場所から、クーパーはウィンダムの仕業だと断言。ハリーは「FBI捜査官として復職できるまで保安官助手としてこの事件を担当しないか?」と提案。クーパーは感謝して引き受ける。現場へ姿を見せなかったハンクはトラックに引かれて入院中だったことになっている。実際にはネイディーンに倒されたのだが……仮釈放の規定違反で収監されることになった。

アンディはニコラスが6歳の時に両親を殺しているとルーシーに話すが、ルーシーは「あんたたちは猿の親にも劣る」と激怒。自分で真相を突き止めると言い出す。

エドはエネルギーに溢れるネイディーンが何かをしでかすのではないかと気にしてウィリアム医師に相談するが、その一方でハンクが刑務所に戻ることによってノーマと一緒に過ごす時間が増えることを喜ぶ。ノーマもネイディーンが若い男に夢中になって今は二人にとって都合がいいと考えているようだ。

エヴィアンはガレージで片付けをしていたジェームズに夫のジェフリー・マーシュを紹介する。ジェームズが修理した車に乗って機嫌良く出て行くジェフリー。エヴィアンは出ていこうとするジェームズを懸命に引き留める。

クーパーは「僕は余計な荷物を背負ってここへ来てしまった」と前置きして、ウィンダム・アールとの因縁をハリーに話す。ウィンダムはクーパーにとって最初の相棒で、何もかも彼に教わった。
4年前、二人はある事件の参考人の警護に当たる。彼女の名はキャロライン。クーパーはその美しさと優しさに惹かれて恋に墜ちる。そこに心の隙が生まれ、警戒を怠ったクーパーは敵の襲撃を受けてキャロラインを喪う。キャロラインはウィンダムの妻だった。そのせいでウィンダムは気がふれてしまったと誰もが思っているが、クーパーは確信していた。最初の事件の犯人も、キャロラインを殺害したのもウィンダムであると。彼は想像を絶する天才的な殺人者で、善悪の区別がない恐るべき敵なのだと――。

ジェームズを捜して96号線のバーに来たドナは、カウンターで飲んでいたエヴィアンが彼に車の修理を頼んだことを知る。彼の居場所を聞くドナにエヴィアンは「メキシコへ向かったみたいよ。家で待っていればそのうち戻ってくると思うけど」と話す。

グレート・ノーザンホテルに戻ったジェリーはベンジャミンの姿を見て絶望的な気分になる。しかし、ジャコビーは「このオフィスでの南北戦争に勝つことで立ち直ろうとしている。いい傾向だ」と喜んでいる。

ようこそレオ。私はウィンダム・アールだ。

ようこそレオ。私はウィンダム・アールだ。

ラナが呪われているという嫌疑は「彼女は男を悦ばせる類い希な才能に恵まれているだけだ」と保安官事務所でジャコビーが一蹴する。彼もまた、彼女のテクニックによって絡め取られたようだ。そこへ猟銃をもったデュエインが乗り込んでくる。町長は「弟はこの女に呪い殺された」と言って譲らない。そこでクーパーはデュエインとラナが二人きりで話せる時間をつくり、黙って待つことにした。しばらく発って様子をうかがうと、そこには顔中にキスマークをつけた町長の姿が……。彼は「ラナを養子として迎えることにする」と言って仲良く去っていった。

キャサリンは「私が製材所の火災から生き延びて、ベンジャミンから製材所とゴーストウッドを取り返すことができた理由を教えてあげる」と言い、ピートとアンドリューに会わせる。「ボートの事故で死んだはずでは……!?」驚くピートに、アンドリューは事の次第を説明する。

同じ頃、グレート・ノーザンホテルのカウンターで美しい女性がベルを鳴らし、スイートルームを予約していることを告げる。スタッフが名前を確認すると彼女は答える。
「トーマス・エッカート」彼女の視線の先には、サングラスをかけたロマンスグレイの紳士がいる。

ハリーはジョシーと一緒にいた謎の東洋人(ジョナサン・クマガイ)がシアトルで殺害されたことを知り、クーパーに捜査を命じる。

アンディとリチャードは、ルーシーから話をきいたウィリアムに、ニコラスの件で厳しく叱られる。ニコラスの母親はグレート・ノーザン・ホテルのメイドをしていた貧しい移民で、暴行されて身ごもったニコラスを産んだ。彼女はそのことをウィリアム医師だけに打ち明けていたのだ。彼女はこの国に夢を求めていたが、出産と同時に亡くなり、ニコラスは施設を転々とすることになった。やがて彼は若くやさしい夫婦に引き取られて幸せをつかむが、夫婦は凍結したハイウエイで衝突事故を起こして亡くなり、ニコラスはまた独りぼっちになったのだ。真実を知ったアンディとリチャードは、顔を覆って泣き出す。

ジェームズが身支度をしていると複数のパトカーが邸内に入ってきた。さっきまで彼を引き留めていたエヴィアンはジェフリーが事故で死んだことを告げる。「俺をはめたのか!」激怒するジェームズにエヴィアンは犯人はマルコムで、彼とは兄妹ではないことを打ち明け「恋人が迎えに来ているから逃げて」と言う。
間一髪で警察に見つからずに外に出たジェームズは、庭で待っていたドナとその場を立ち去る。

傷を追ったまま夜の森をさまよい歩いたレオは、灯りがついている小さな小屋を見つけて扉を押す。そこには黒づくめの男がいて、テーブルの上にはチェス盤と拳銃がある。男はレオを迎え入れると静かに名乗った。
「ようこそ。私はウィンダム・アールだ」

コメント