ブルー・ブック調査員時代から探し求めてきたブラック・ロッジへの道を見つけて歓喜するウィンダム。
ブルー・ブック関連のファイルを調べていたガーランド少佐によると、ウィンダムは調査対象がツイン・ピークスの森になってから人が変わったように独占欲を強め、行動が暴力的になったために調査員を解任されたという。ガーランドが入手した当時のビデオテープには、ブラック・ロッジについて語る若き日のウィンダムの姿がある。
「ダグパスと呼ばれ、悪のために悪を育む彼らは闇の中の悪の化身で、理屈など持たない。悪のみを求める純粋さが、それを培養するための秘密の場所を探り当てた。その結果、邪悪の力はさらに増した。その場所は実在し、中に入ることもその力を利用することもできる。それがブラック・ロッジだ」
それを見たクーパーは、ウィンダムがツイン・ピークスへ来た目的は自分への復讐ではなく、ブラック・ロッジへたどり着くことにあったと確信。関係のない若者を殺害してチェスの駒の形をした棺桶を人目にさらしたことからも、ウィンダムはもうチェスで勝負する気もないと判断したクーパーは、ブラック・ロッジとフクロウの洞窟の絵文字との関係解明を捜査の最重点課題にする。
しかし、ウィンダムは盆栽に仕込んだ盗聴器で山小屋でそのやりとりの一部始終を聞き、後手に回っているクーパーたちをあざ笑いながら次の動きに移る。”ブルー・ブック仲間”のガーランド少佐への尋問だ。
ウィンダムその準備に夢中になっている隙をみて、レオは首輪に電流を流すリモコンスイッチを手に取り、そっとガウンのポケットに入れる。そしてウィンダムに向けてスイッチを押すが、自分の首に電流が流れて倒れてしまう(ここが謎…ウィンダムは首輪をしていないからそうなると思うけど…レオの脳は回復していないから、ということなのかな……?)。
休憩をかねて森へ散歩に出かけたガーランドは、馬の着ぐるみをきたウィンダムに麻酔銃を撃たれて倒れる。ウィンダムはガーランド少佐を山小屋の壁に貼り付け、ボウガンで脅してから自白剤を投与し、洞窟の絵について質問する。そして「木星と土星が出会う時、彼らは受け入れる」という答えを得る。
それをヒントにウィンダムは、木星と土星が出会う時を告げるのは時計であり、フクロウの洞窟の絵は時を告げる招待状――つまり、ブラックロッジへの地図だと推理。そしてウィンダムは、ツイン・ピークスの地図と洞窟の絵を重ね合わせたウィンダムは、探し求めてきたブラック・ロッジへの道を見つけて歓喜する。
クーパーはウィンダムの手紙を受け取った3人――オードリー、ドナ、シェリーを保安官事務所に呼び出す。3人がすでにウィンダムと接触していることを知ると、くれぐれも警戒して保安官事務所に定時連絡を入れるように指示する。それほどの緊迫した状況にあってもクーパーはアニーのことが片時も頭から離れず仕事に集中できない様子。そんなクーパーをハリーは「幸運だ」と言って祝福する。
その夜、ミス・ツイン・ピークスコンテストの前夜祭でクーパーはアニーにダンスを教える。そしてアニーが自分を変えるためにコンテストに応募すると言った直後、マイクの不調に首をかしげていたデュエインに代わって壇上に赤い蝶ネクタイの巨人が現れる。巨人は両手を広げて何かを伝えようとするが、何が言いたかったのかを理解する前に、クーパーの視界から消えた。
そして――フクロウの洞窟に描かれていたある場所から殺人鬼ボブが現れる。その足下にあるちいさなオイル溜りは、あの赤い部屋のカーテンを映し出している……。
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