よくわかる!『ツイン・ピークス』シーズン1【第1章】途絶えた手がかり | VODフリーク

よくわかる!『ツイン・ピークス』シーズン1【第1章】途絶えた手がかり

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WOWOWで25年ぶりの新作を見る前に物語をおさらいしておきたいけど、忙しくて時間が……というあなたのために、旧作シーズン1のあらすじをお届けします。

デヴィッド・リンチ「ツイン・ピークス」登場人物紹介
「ツイン・ピークス」には、序章から20名を超える人物が登場します。名前と関係を覚えるのはなかなか大変ですので、これを見ながら楽しんでみてはいかがでしょう?
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ローラは、12時間以内に3人と性交渉を……。

1章1
ウィリアムがローラの検死の結果をクーパーとハリーに報告する。死亡推定時刻は深夜0時から朝4時。死因は出血多量。肩に噛んだ跡。舌にもある。手首、足首、上腕部に縛られた跡。薬物については検査中。12時間以内に少なくとも3人と性交渉をしている。ロネットは頭部の損傷がひどくショックも受けている。犯人は彼女の目の前でローラを殺害した可能性がある……と話す。

シェリーはレオに渡された洗濯もののなかに血だらけのシャツが混じっているのを見つけ、それを自宅に隠す。レオはそれをうっかり渡してしまったことに気付いて洗濯機のなかを探すが、見つからず激昂する。

クーパーとハリーは例のビデオを見せてジェームズを取り調べる。撮影したのが自分であることとローラと密かにつきあっていたことと、ローラがコカインをやっていたことを認める。最後に会ったのは殺された夜。9時間にバイクで拾って12時半に信号で止まったら飛び降りて去っていったという。どうしてそうなったかは分からないが、もう会えないと感じたと話す。しかし、ペンダントのことは知らないという。

マイクは牢屋のなかで「レオから電話があって残りの金のことでおまえを捜していた」と話す。ボビーは1万ドルは事件の夜に渡し、残りの1万ドルはローラの貸し金庫にあるという。そこへ取り調べを終えたジェームズが戻ってくる。

ドナは親友であるローラの恋人と知っていながらジェームズを愛してしまったこと、昨夜ジェームズとお互いの気持ちを確かめ合ったことをアイリーンに打ち明け、そんな娘をアイリーンはやさしく抱きしめる。

エドは保安官事務所で会ったハリーに、昨夜は「ロードハウス」で張っていたが、バーテンに薬を盛られて肝心な時に動けず負傷したと主張する。クーパーはジェームズ、ボビー、マイクを釈放する。

ジョシーはきのう、製材所を休業するといった時に協力してくれたことをピートに感謝する。そこへクーパーとハリーが訪ねてきて、ローラに英語を習った最後の日について聞く。ジョシーは教わった時間を正確に答え、ローラはどこか落ち着きがなかったと話す。そして「ご主人を亡くした気持ちはよく分かる」と言われたという。電話が鳴って彼女が離れた隙に、クーパーはハリーに「いつから彼女と?」と聞く。ハリーは驚きを隠せず「6週間ほど前から」と正直に答える。

ジョシーの電話の相手はキャサリンで、きのうの休業の損害がいかに大きなものになるかを聞かせ、そんなことをして死んだ兄(アンドリュー)が喜ぶのかと言って一方的に話を終える。

そのキャサリンはベンジャミンと不倫関係にあり、いい年して昼間からモーテルで逢瀬を重ねている。ベンジャミンはこんな事件が続けばいずれ製材所はつぶれるというが、キャサリンは倒産までは何年もかかる、それまで待てないという。その前にピートが帳簿を見て横領が露見する可能性があるからだ。そこで二人は製材所を燃やしてしまえばいいと考える。

早く先生に会いたかった。優しい子にはもうウンザリ。

ツイン・ピークス1章
セーラは自宅を訪ねてきたドナと話して間もなくローラが帰ってきたと思って錯乱状態になり、ベッドの向こうに殺人鬼ボブのまぼろしを見て叫び声をあげる。

ホークはロネットが入院している病院で、彼女の両親にロネットが襲われた当日のことについて聞く。両親は放課後は会っていない、学校が終わるとホーンズ・デパートの香水売り場のアルバイトにいったはず、と話す。ロネットは「楽にもうかる甘い仕事だ」と話していたらしい。
その病院に片腕の男フィリップ・ジェラードがやってくる。ホークが気付いて後を追うが、男が酸素貯蔵室に入っていったので引き返した。

オードリーが大音量で曲を流してホテルのフロアで踊っていると、ベンジャミンが戻ってきて「何度もおなじことを言わせるな」と苦言を呈する。そしてノルウェーのゲストが退散した原因が、オードリーがローラの事件について話したことにあると知ると、ベンジャミンは「わたしの娘は生きているが、いないも同然だ」と言い放つ。

ハリーは「ダブル・R・ダイナー」でクーパーにノーマを紹介する。ローラがボランティア活動をしていたと聞いていたクーパーはノーマに老人たちのリストがほしいと頼み、店のパイを絶賛する。そこへ丸太おばさんが来て「わたしの丸太は情報を持っている、あの晩何かを見た」と言い出す。

レオがフットボールをナイフで切り裂いているとき、シェリーが帰宅。レオは血の付いた青いシャツが見当たらないことに腹を立て、シェリーに暴力をふるう。

ドナは夕食にジェームズを招き、両親を紹介する。
ジェームズがドナとうまくいっていることを知ったマイクは「あの野郎、おれの女にまで」と腹を立て、ボビーは「なんどでも殺したいぜ」と言う。

ローレンス・ジャコビーは自宅でローラのメッセージが録音されたカセットテープを再生する。
「どうにもならない気分。ジェームズは優しいけどバカなんだもの。早く先生に会いたかった。優しい子にはもうウンザリ。前に話した謎の男のことを覚えてる?」
聞き終わるとジャコビーは椰子の実をくりぬいたようなケースを開ける。そこには半分に割れたハート型のネックレスが入っている。ジェームズが埋めたネックレスを持ち去ったのは、ジャコビーらしい。

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