よくわかる!『ツイン・ピークス』シーズン1あらすじ【第6章】現実に戻る時 | VODフリーク

よくわかる!『ツイン・ピークス』シーズン1あらすじ【第6章】現実に戻る時

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デヴィッド・リンチ「ツイン・ピークス」登場人物紹介
「ツイン・ピークス」には、序章から20名を超える人物が登場します。名前と関係を覚えるのはなかなか大変ですので、これを見ながら楽しんでみてはいかがでしょう?
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繋がった、デパートの香水売り場と「片目のジャック」

デパートの香水売り場と「片目のジャック」が繋がる
ルノー兄弟の山小屋から持ち帰った九官鳥のウォルドは弱りきっていて何も話さない。鑑識からは山小屋にいたのはローラ、ロネット、レオだと報告があり、フィルムに映っていたのは九官鳥のウォルドだけだった。クーパーは国境のカナダ側にあるため手が出せない「片目のジャック」の捜査を、ブックハウス・ボーイズに委ねることにする。

レオはシェリーに右腕を撃たれたものの生きていて、ライフルを持って自宅を見張っている。そこにボビーがやってきて事の顛末を聞き「レオとジェームズは俺が始末する」と言う。ボビーをライフルで狙っていたレオは、傍受していた警察無線の会話から九官鳥のウォルドが保安官事務所にいること知り、その場を離れる。

マデリーンが見つけたカセットテープにはローラがジャコビーに宛てたメッセージが録音されていた。男はみんな私を好きになる。男なんてチョロい……。一緒に聴いていたジェームズは、ジャコビーは他のテープを持っていると推測し、診療所を捜すと言い出す。

デパートの香水売り場で働き始めたオードリーは、オフィスで盗み聞きしたエモリー・バティスとジェニーの会話から、バティスがデパートに勤務する女性に高級クラブでVIPをもてなす仕事を斡旋していることを知る。彼の手帳を調べてロネットの名前があるのを確かめたオードリーは言葉巧みにジェニーに近づき、バティスが教えたブラッキー・オライリーの電話番号を聞き出す。

仮釈放中のハンクは「ダブル・R・ダイナー」で働きながらノーマの身辺を探り、エドと親しくしていることを知る。様子を見に来たハリーはハンクの仕事ぶりをみて「ヤツは変われない」とクーパーに断言する。

カーテンレールの特許を取得することが叶わず悲しみにくれてチョコをやけ食いするネイディーンを、エドは諦めるのはまだ早いと言って励ます。

火曜日にモーテルにいた理由を聞きにきたハリーにジョシーは、ベンジャミンとキャサリンを見張っていたと答え、証拠の写真をハリーに見せる。そしてキャサリンが放火に見せかけて製材所を燃やしてしまうと話す。ハリーはその計画をクーパーに打ち明け、クーパーは調査を約束する。

死して言葉を残した九官鳥。製材所とカジノを舞台に絡み合う思惑。

死して言葉を残した九官鳥。製材所とカジノを舞台に絡み合う思惑。

キャサリンは「書類に不備がある」と言って製材所を訪ねてきた保険外交員のネフの話から、自身に100万ドルの生命保険がかけられていて、保険金の受取人がジョシーになっていることを知る。警戒心を募らせ、ネフを帰したキャサリンは帳簿がなくなっていることに気づく。

オードリーはデパートでの一件を話したくてクーパーを待っていたが、戻ってこないので部屋にメモを残して出て行く。

クーパー、ハリー、エド、ホークの4人はFBIの資金1万ドルを持って「片目のジャック」に潜入する準備を始める。
時を同じくして九官鳥のウォルドが「ローラ」と言葉を発し、クーパーが残してきたカセットレコーダーが反応する。その部屋を銃撃して立ち去ったのはレオ。クーパーたちが戻るとウォルドは無残な姿になっていたが、レコーダーにはウォルドの声が記録されていた。「ローラ」「いかないで」「いたいわ」「やめて!」「レオ!」

変装して「片目のジャック」に潜入したクーパーたちのもとにブラッキー・オライリーが挨拶にくる。カジノにルノー兄弟の姿はない。

ジェームズ、ドナ、マデリーンは、計画どおり夜を待って落ち合う。ローラを思わせる金髪のウィッグを付けたマデリーンを見て、ジェームズは目を瞠る。

アイルランドのゲストと早く契約を結んでしまいたいベンジャミンは、ジェリーの進言を聞いて彼らを「片目のジャック」でもてなそうと考える。一方でジョシーと連絡をとってキャサリンの所在を確認する。今夜、放火を装って始末するつもりなのだ。しかし、「つかまえておく」と言ったジョシーのそばにはハンクがいる。

オードリーは黒いドレス一枚だけを纏ってひとりで「片目のジャック」のブラッキー・オライリーのもとへ。ヘスター・プリンという偽名を使い、経歴を偽っていることをすぐに見抜かれるが、ブラッキー・オライリーはオードリーの度胸を買って契約する。

マデリーンはローラの声色に似せてジャコビーに電話をかけ、扉の外にあるものを確かめてと言う。封筒にはビデオテープが入っている。部屋で再生すると、そこには今日の新聞を手にしたマデリーンの姿が。
マデリーンはジャコビーに待ち合わせ場所を伝えて電話を切り、ジェームズとドナはバイクで診療所へ向かう。それを物陰から見ていたボビーは跡を尾ける。
ジャコビーが出て行くとジェームズとドナは診療所へ侵入。その間にボビーはジェームズのバイクの燃料タンクにコカインを放り込んで言う。「あばよ、ジェームズ」。

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