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ローラ・パーマー事件が解決し、そして…旧作『ツイン・ピークス』の物語をチェック!【18章】

デヴィッド・リンチ「ツイン・ピークス」登場人物紹介
「ツイン・ピークス」には、序章から20名を超える人物が登場します。名前と関係を覚えるのはなかなか大変ですので、これを見ながら楽しんでみてはいかがでしょう?

ホワイト・ロッジは人と自然を支配する霊の住み処。

ホワイト・ロッジは人と自然を支配する霊の住み処。

クーパーとハリーはガーランドの少佐の妻エリザベスに昨夜の出来事について説明する。エリザベスはガーランドの失踪はこれが初めてではないと言い、極秘任務との関連性を示唆するが、森で消えたことを気にしている様子。クーパーは森に潜む何かの力が働いていると言い出す。

エリザベスと入れ替わるようにアンディとホークがミルフォード夫妻への祝いの品を持って入ってくる。再婚がサケの川上りのような恒例行事になっていると揶揄するホークに「一時の過ち 後悔は一生」とクーパー。そこへオレゴンにいるゴードンから電話があり「私も力になる。試練の時だが頑張ろう」と励ます。ゴードンによると、麻薬取締局DEAでもトップクラスの局員が捜査をしていると言う。名前はデニス・ブライソン。「人の秘密を暴いて生活しているようなやつに負けるな、笑顔で自分を守れ」と、ゴードン。

潔白を証明する証拠の提出期限の24時間が経ち、クーパーは再度、ロジャーの取り調べを受ける。申し開きすべきことは何もない、起訴されるのなら法廷で戦うと開き直るクーパーを、ロジャーは「やり方を間違うな、局員であるなら戦うべきだ」と諌める。それに対してクーパーは自分のやるべきことは解っていると前置きして「恐怖を超えた視点」について語る。まったく的を得ない話をこの状況で自信満々に語るクーパーを理解できないロジャーは「停職はこのまま。あとはカナダ政府とDEAの結論を待つ」と言うしかない。

ハイスクールに通うネイディーンはマイクに恋をしたとドナに打ち明ける。ツイン・ピークスを出てバイクでアテのない旅をしているジャーズは立ち寄ったバーで「車の修理をお願いできるかしら」と美しい人妻のエヴリン・マーシュに声をかけられる。

アンディはルーシーがミルフォード夫妻の挙式を手伝いに行っている間に事務所に来たリチャードと彼が連れてきた子どもニコラス・ニードルマンと「ダブル・R・ダイナー」へランチに出掛け、スーパーチョコシェークをごちそうする。いたずら好きなニコラスのせいでアンディとリチャードはなんとなく楽しそうだ。

ネイディーンはマイクの気を惹くためにトレーニングルームで人間離れした怪力ぶりを発揮し、レスリング部のコーチにスカウトされる。

「ホワイト・ロッジ」について心当たりはないかと聞くとホークは顔色を変えた。
「クーパー。この世とは別に恐怖の世界がある。ホワイト・ロッジは人と自然を支配する霊の住み処だと言われている。その影がブラック・ロッジで、そこを通らなければ霊は悟りに達せないと言われている。つまり自分の影に会えるというわけだ。オレたちはそれを”戸口に住む者”と呼ぶ。半端な勇気でブラック・ロッジに会うと、魂が破滅する」

クーパーを訪ねてDEAのデニス・ブライソンが保安官事務所へ来る。女装している理由を聞く前に彼はツイン・ピークスで大きな事件が起きたことに対する驚きを述べ、カナダ連邦警察の警官がクーパーがコカインを盗んだと申し立てている件について切り込む。クーパーが罠だと一蹴するとすぐに仕事にかかると言って出て行った。

エッカートが最愛の女を探しにここへくるのを待つ。

エッカートが最愛の女を探しにここへくるのを待つ。

ハリーのベッドで目覚めたジョシーは、これまでのことを話す。彼女が香港で仕えていたのは、16歳の時に貧困から救い出し人生や仕事を教えてくれた恩人トーマス・エッカート。彼はジョシーの父親であり友であり愛人だった。亡き夫のアンドリュー・パッカードは彼の仕事仲間で、初めて会ったときから危険な予感があったが結婚を申し込まれたので受けた。ハリーに助手のリーだと紹介した男はエッカートの部下で、ジョシーが香港に戻らなければハリーを殺すと脅していた。なぜならジョシーはエッカートの所有物だからだ。
シアトル空港で逃げ出したが、ここにいたらハリーもアンドリューのように殺される。そういってジョシーは涙する。

オフィスに来たハンクにベンジャミンは「この何日かで何があったか聞かせてやろう」と前置きして言い放つ。「貴様が始末したはずのキャサリンがお礼参りにやってきて、俺を嵌めてゴーストウッドと製材所を持っていきやがった。ローラ・パーマー殺害容疑で逮捕された上にだ。しかも弁護士のリーランドがあんなことになった」と。そんなベンジャミンにハンクは「”片目のジャック”はもうあんたのものじゃない。オーナーが変わった」と告げる。激怒するベンジャミンにハンクは言う。「あんたとはこれきりだ。あんたはしくじったのさ」

クーパー宛にウィンダム・アールから封書が届く。中味はメモと小型のテープ。メモには「ポーンをQ4に」と書いてある。テープには「私の挑戦を受けざるを得なかったな。君の打った手はいかにも潔癖症の君らしく整然としている。今回の私の手で我々は古典的な対決へと向かう。だが悩んでいるな?私の真の狙いがわからずに。君の次の手はなんだ?おばけでも使うか。一貫性や予想しやすい行動がパターンをつくる。それは君を防御力をもろくする。展開はこうだ。私のナイトが動く。ビショップとルークの進路が開く。ポーンは捨て駒だ。私はクイーンでさえ犠牲にする覚悟がある。目的を達成するためだ。王は死ななければならない」と。

ホテルのバーでデニスは、クーパーの車からコカインが検出されたと告げる。「陰謀だろうけど、覆すには証拠が必要」とデニス。ようやく女装の理由について聞くと、デニスはすすんで話す。「マークしていたクスリの売人が女装の男にしか売らないから、証拠を押さえるために2週間泊まり込んで客の役をやったのよ。その時、女性の服を着ると気分が落ち着くことに気づいたというわけ。一番驚いたのは私自身よ」

フロアでは賑やかにダンスパーティが行われている。市長のデュウェイン・ミルフォードは、数え切れないほどの離婚歴があるラナ・ブディング・ミルフォードと結婚した弟ダグラス”ダギー”ミルフォードのごきげんな姿がおもしろくない様子。「わしと女房は半世紀も一緒だった」とぼやいている。

「そんなこと、とっくに知っていたわよ」
アンドリュー・パッカードはエッカートに殺されたとジョシーが話すと、キャサリンはそう答えた。そして許しを請うジョシーに明日から自分に仕え、メイドとしてこの家で働くよう命じる。逆らえばエッカートを探し出してこの場所を教えると脅されたジョシーに抗う術はない。
ふたりのやりとりを見届けて、奥の扉から出てきたのは死んだはずのアンドリューだ。彼は計画どおりに進んでいることに満足していて、エッカートが最愛の女を探しにここへくるのを待つという。

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