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【ネタバレ解説】 ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ 第1章『私の丸太からメッセージがある』

【ネタバレ解説】 ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ 第1章『私の丸太からメッセージがある』

赤い部屋

ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ 第1章『私の丸太からメッセージがある』

「25年後にまた会いましょう」
デイル・クーパーに伝えるローラ・パーマー。

ブラック・ロッジ

ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ 第1章『私の丸太からメッセージがある』

25年後。ロッジの一室で巨人がクーパーに話す。
「聴け・・・この音を」
古い蓄音機型のスピーカから、金属をこすりつけているような雑音が聞こえる。
「これがいるのは・・・我々の家の中だ。このすべてを声に出しては言えない。覚えておけ・・・430。リチャードとリンダ。二羽の鳥を1つの石で」
「わかった」
小さく頷くクーパーに巨人が続ける。
「君は遠くにいる」
クーパーは消えた。

ツイン・ピークス

ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ 第1章『私の丸太からメッセージがある』

森の奥のトレーラ−・ハウスで暮らしている精神科医ローレンス・ジャコビーのもとへ宅配便が届く。中身はたくさんのスコップだった。

ニューヨーク・シティ

ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ 第1章『私の丸太からメッセージがある』

ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ 第1章『私の丸太からメッセージがある』

高層ビルのフロア。巨大なガラスボックスの周りには3台のカメラが設置されていて、24時間、円形に切り取られた窓とつながっているボックスの中を撮影している。サム・コルビーの仕事は、その監視と、映像を記録するメモリーディスクの交換だ。

ここで行われていることは誰にも話してはいけないとサムは雇い主から言われている。古いゴンドラ式のエレベーターでガールフレンドのトレーシー・バーベラトがラテを差し入れにきたが、サムは寡黙で強面の警備員の手前もあり、扉の奥に興味津々な様子の彼女を追い返した。

ツイン・ピークス


グレート・ノーザン・ホテルのオフィス。ベンジャミン・ホーンが新人秘書のビヴァリー・ペイジに宿泊料金の返金について指示していると、大きな声を上げてジェリー・ホーンが入ってきた。仕方なくビバリーを紹介するベン。彼女が部屋を出て行った途端、卑猥な話をする下品な弟を、25年前のローラ・パーマー事件を境に心を入れ替えた元大悪党の兄がたしなめる。


それでもお構いなしに話をするジェリー。最近はアムステルダムから種を買い付け、大麻の混交種を栽培しているらしい。ベンはたしなめるが、ジェリーは「オレの新事業のおかげで、儲けが3倍になったじゃないか」と笑い飛ばす。


ツイン・ピークス保安官事務所。トルーマン保安官を訪ねてきた男に、事務員のルーシー・モランは「どちらのトルーマンでしょう」と聞く。この事務所にトルーマンは2人いるという意味らしく「1人は釣りに出かけていて、もう1人は病院にいる」とルーシー。男は言葉足らずの説明に首をかしげ、名刺をおいて出ていく。

不明

【ネタバレ解説】 ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ 第1章『私の丸太からメッセージがある』
【ネタバレ解説】 ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ 第1章『私の丸太からメッセージがある』
自ら運転して暗い峠道を走り、ロッジに到着した男は、警護の男を一撃で倒して中に入る。酒を飲んでくつろいでいたオーティスは何も言わずに男を迎える。

男は奥から出てきたヴィエラに尋ねる。
「レイとダーリヤはここにいるか?」
男は2人を連れて出て行く。オーティスは「じゃあな、ミスターC」と言って見送った。

ニューヨーク・シティ


サムは警備員の姿が見当たらないのをいいことに、ラテを差し入れに来たトレーシーを仕事場に招き入れる。あちこちを見ながら質問するトレーシー。サムは学費を稼ぐためにここでアルバイトをしていること、ガラスボックスが何なのかを知らないこと、オーナーはどこかの大富豪であること、そして前任者はボックスに現れた何かを見ていることを話す。


ソファに並んで座り、ボックスを眺めていた2人は、むさぼるように唇を重ね、服を脱いで絡み合う。やがてサムはボックスの異変に気づく。暗くなった箱の中に、異形の何かが現れたのだ。

固唾をのんでボックスを凝視する2人。異形の者——エクスペリメント(全身がグレーで頭髪はなく乳房が確認できる)—は全身を震わせてガラスボックスを壊し、裸で抱き合う2人に襲いかかった。

サウスダコタ州 バックホーン


愛犬のアームストロングとともにアパートで暮らすマージョリー・グリーンは、216号室から漂う悪臭に耐えかねて警察を呼ぶ。部屋の住人は図書館職員のルース・ダヴェンポート。


管理人が入院中なので警察官は管理人の弟ハーヴィーの友人であるハンクを探す。ハンクは何か後ろ暗い仕事をしているらしく、ハーヴィーに電話で怒りをぶつける。彼が警察を呼んだと勘違いしたのだ。


警察官は鍵業者の到着を待つことにするが、部屋の鍵はマージョリーが預かっていた。中に入ると、ルースはベッドの上で亡くなっていた。首を切断されて——。

ツイン・ピークス


夜遅く、保安官のトミー・“ホーク”・ヒルは、マーガレット・ランターマン(丸太おばさん)から電話を受ける。マーガレットは「私の丸太からメッセージがある」と前置きして伝える。

「何かがなくなった。あなたが見つけて。それはデイル・クーパー捜査官に関するものよ。それを見つける上で、あなたの祖先が関わってくる」

サウスダコタ州 バックホーン


担当刑事のデイヴ・マックレイとともにルース・ダヴェンポートの殺害現場に臨場したコンスタンス・タルボットは、分析結果をデイヴに伝える。頭部はルース、胴体は身元不明。遺体の指紋の照合ができていないが、部屋に残っていた指紋は地元の小学校の校長ウイリアム・ヘイスティングスのものだと。
デイヴは親友であるビルを妻の目の前で逮捕し、署に連行する。

ツイン・ピークス

【ネタバレ解説】 ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ 第1章『私の丸太からメッセージがある』
マーガレットのメッセージに従い、デイル・クーパーに関する書類を出してきたホークに、ルーシーは言う。「なくなったのはクーパー捜査官自身だわ」

クーパーは25年前、ウィンダム・アールに連れ去られたアニー・ブラックバーンを救うためにブラック・ロッジへ入り、戻ってきたが、その後の行方がわからない。
「こどもにクリスマスカードも送ってくれていない」と脳天気に話すアンディ・ブレナンに、ホークは明日から本格的になくなったものを探すと宣言。あの頃のように、ドーナツとコーヒーを用意して——。

サウスダコタ州 バックホーン


警察署には州警察のドン・ハリスンが到着する。担当刑事のデイヴは「あなたが仕切りますか?」と気を遣うが、ドンは被疑者の友人だというデイヴに取り調べを任せる。

デイヴはウイリアムと向き合い、ルースとの関係とこの数日間の行動を聞き取った後、弁護士を呼んでくれと頼むビルにルースが殺害されたと告げる。ウイリアムは言葉を失い、激しく動揺する。弁護士が到着するまで留置場に入ることになったウイリアムは、妻のフィリスと話をさせてほしいとデイヴに頼む。


ドンとともにヘイスティングス邸の家宅捜索を始めたデイヴは、ウイリアムのクルマのトランクに肉体の破片のようなものが残っていることを確認する。

第1章終了時点での謎

完成された脚本を編集で18章に構成するという手段で、「一本の映画を撮るように」作られたというだけあって、第1章は謎ばかり。

巨人の言葉「覚えておけ・・・430。リチャードとリンダ。二羽の鳥を1つの石で」
デイル・クーパーと同じ顔をした男(オーティスは“ミスターC”と呼んだ)と、レイ、ダーリヤらは何者なのか。
ニューヨークシティの高層ビルで起きている出来事
ルース・ダヴェンポート殺害事件全般
デイル・クーパーの行方
ローレンス・ジャコビーがスコップを購入した理由
マーガレット・ランターマンのメッセージ
ジェリー・ホーンの新事業

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