ツイン・ピークス ファイナル・ドキュメントおよびツイン・ピークス シークレット・ヒストリーの内容を踏まえて作成しています。
()ネタバレを含みます。ドラマを見て確認したいことがあった時などにお役立てください。
ネバダ州 ラスベガス
デイル・クーパー
(カイル・マクラクラン)
コーヒーとチェリーパイが大好きなFBI特別捜査官。ローラ・パーマー事件解決後、恋人のアニー・ブラックバーンを連れ去ったウィンダム・アールを追ってブラック・ロッジへ。以来、25年間にわたって閉じ込められていたが脱出。過去の記憶を失った状態で同じ顔を持つダギー・ジョーンズに乗り移る。しかしダギーは”ミスターC”が用意した罠で、彼が雇った刺客に命を狙われる。それでも運を味方につけて生き延び、記憶が戻った後ツイン・ピークスに帰還。フィリップ・ジェフリーズと再会し、未来を変えるために過去へ飛ぶが……。
ダグラス”ダギー”ジョーンズ
(カイル・マクラクラン)
ラッキー7保険の社員。ランスロット・コートの赤いドアの家で暮らしている。ギャンブルで多額の借金を作っている上になじみの娼婦と関係を続けるなど、かなり自堕落な生活を送っている。人間として暮らし妻子も設けたが、実はデイル・クーパーを罠にはめるために”ミスターC”が用意していた”器”。クーパーが乗り移った後、赤い部屋に送られて消滅した。
ジェーン”ジェイニー・E”ジョーンズ
(ナオミ・ワッツ)
ダギーの妻。夫がギャンブルで多額の借金を作っていることを知りながら家庭を守り、一人息子のサニー・ジムを育ててきた。夫の様子が変わったことを疑問に感じつつも、一夜にして借金がなくなったこと、ミッチャム兄弟と知り合い生活が豊かになったことを素直に喜んでいる。デイル・クーパーの秘書だったダイアン・エヴァンスとは母親違いの姉妹。
サニー・ジム・ジョーンズ
(ピアス・ガニョン)
ダギーとジェイニー・Eのひとり息子。時折、遠くを見つめるような表情をするが、両親の愛情を感じながら素直に育っている。
ジェイド
(ナフェサ・ウイリアムズ)
ラスベガスのセックスワーカー。売れ残った住宅でダギー・ジョーンズと定期的に関係を持っていた。シャワーを浴びている間にダギーの様子がおかしくなったことは分かっていたが、クーパーとダギーが入れ替わったと気づくはずもなく、厄介者を追い払うように5ドルを渡し『シルバー・ムスタング・カジノ』の前で「ここで助けを求めなさい」とアドバイスした。
ロレイン
(タミー・ベアード)
不動産開発会社の社長。ジェイクとジーンを使ってダギー・ジョーンズの爆殺を企図するが失敗。その直後、ダンカン・トッドが雇った殺し屋アイク・”ザ・スパイク”・シュタットラーに自社オフィスで殺害された。アルゼンチン・ブエノスアイレスに置かれた端末に暗号文を送っていたことから、フィリップ・ジェフリーズの指示でクーパーが乗り移る前のダギーを狙っていたと思われる。
ジェイク
(ビル・タングラティ)
ロレインに雇われたヒットマン。ライフルでダギー・ジョーンズを狙うが失敗に終わる。
ジーン
(グレッグ・ヴロトソス)
ロレインに雇われたヒットマン。ダギー・ジョーンズの車に爆弾を仕掛けるが、車の窃盗グループのひとりが犠牲になった。
ダンカン・トッド
(パトリック・フィッシャー)
“ミスターC”が作り上げた犯罪組織の幹部の一人。ミッチャム兄弟と敵対関係にあるカジノの経営者でもあり、ラッキー7保険のアンソニー・“トニー”・シンクレア、ラスベガス市警と組んでマネーロンダリングを行っている。”ミスターC”の指示を受け、”ザ・スパイク”にロレインとダギー・ジョーンズを狙わせるが失敗。トニーを使って挽回を図るがこれも不発に終わり、ボスが差し向けた殺し屋に始末された。
ロジャー
(ジョー・アルダー)
ダンカン・トッドの部下。”ミスターC”の指示に従って後ろ暗い仕事をするボスを憂いている心優しく従順な男。
アイク”ザ・スパイク”シュタットラー
(クリストフ・ザジャック・デネク)
小兵だがダーゲットだけでなく関係者も容赦なく手にかける残忍な殺し屋。ダンカン・トッドに雇われ、ロレインをアイスピックでめった刺しにして殺害。続いてクーパーを狙ったが返り討ちに遭って逃亡。その後、潜伏先のモーテルでラスベガス市警のフスコ三兄弟に逮捕された。
ブッシュネル・マリンズ
(ドン・マレー)
ラッキー7保険の代表。経営者になる前は”バドリング・バド”の異名をとる勇敢なボクサーだった。保険勧誘のエースだったトニーの裏工作を見抜き、周到なプランで用意した3,000万ドルの保険金でダギーに対するミッチャム兄弟の怨嗟の炎を消し、信頼関係を築く。ツイン・ピークスでのクーパーとゴードン・コールの再会においても重要な役割を果たした。
アンソニー“トニー”シンクレア
(トム・サイズモア)
ラッキー7保険の社員。自他共に認めるエース外交員だったが、クーパーのケースファイル精査によって組織的な犯罪にかかわっていることをブッシュネルに知られてしまう。その状況を打破するため、放火による保険金を受け取れなかったミッチャム兄弟の怒りをクーパーに向けるがあえなく失敗。ダンカン・トッドにクーパー殺害を命じられる。
フィル・ビスビー
(ジョシュ・ファデム)
ラッキー7保険の社員。ダギー・ジョーンズに乗り移ったと同時に記憶を失い、どこで何をしているのか分かっていないクーパーをオフィスへ案内し、コーヒーを飲ませた。クーパがコーヒー好きと気づいてうまくコントロールした彼の存在がなければ、ブッシュネルがトニーの不正を見抜くこともなかった。
ロドニー・ミッチャム
(ロバート・ネッパー)
ラスベガスの『シルバー・ムスタング・カジノ』のオーナー。ジャックポットの29連発を許した支配人を立てなくなるまで叩きのめして追い出したようにギャングのようなスタンスだが、一度信頼関係を築いた相手に対しては感謝の気持ちを伝えることを惜しまない。アシスタントのキャンディの失敗を責めないなど、女性に対してはやさしく寛容だ。
ブラッドリー・ミッチャム
(ジェームズ・ベルーシ)
兄ロドニーとともに『シルバー・ムスタング・カジノ』を経営。ビジネスは容赦なく、女性にはやさしいという性格は兄とよく似ているが、トニーの工作に乗せられてクーパーへの復讐をはかる場面では夢で見たことを持ち出してロドニーを説得するなど、神秘的な力を信じる面も。ツイン・ピークス保安官事務所での出来事は兄とともに目撃している。
ミッチャム兄弟のアシスタント
キャンディ(エイミー・シールズ)、サンディ(ジゼル・タミエ)、マンディ(アンドレア・レアル)の3人組。ピンクのカクテルウェイトレスのユニフォームを着て『シルバー・ムスタング・カジノ』とミッチャム兄弟の自宅で働いている。兄弟が支配人に暴力を振るっても平然としているように多くのことに無関心だが、兄弟のやさしさは十分に理解しているようだ。
バーンズ
(ブレット・ゲルマン)
『シルバー・ムスタング・カジノ』の支配人。クーパーがメガ・ジャックポットを連発するのを見ながら手を打たず、みすみす42万5,000ドル(約4,600万円)を差し出したという理由で解雇された。
ウォーリック
(デビッド・ダストマルチャン)
『シルバー・ムスタング・カジノ』のフロアマネージャー。目の前でミッチャム兄弟に暴力を受けたあげく解雇されたバーンズに代わって支配人となった。
フスコ3兄弟
ラスベガス市警に所属するD.フスコ(デビッド・ケックナー)、Tフスコ(ラリー・クラーク)、スマイリー・フスコ(エリック・エデルシュタイン)の3兄弟。ダギー・ジョーンズの過去を洗って指紋を採取したり、殺し屋のザ・スパイク”を確保したりと、仕事はソツなくこなすが刑事としての正義感や使命感は薄く、面倒なことには首を突っ込まない主義。
ポーランド人の会計士
(ジョニー・コイン)
ラスベガス・ランスロット・コートの住人。ダギー・ジョーンズのはす向かいに住んでいる。昼間に帰宅したところ、クーパーを殺害するためにワンボックスカーで待ち伏せていたハッチ、シャンタルと口論となり、マシンガンで銃撃。二人を殺害した後、その場に張り込んでいたFBI捜査官に確保された。
薬漬けの母親
(ヘイリー・ゲイツ)
ダギーの車に爆発物が仕掛けられた時に登場したランスロット・コートの住人。酒どドラッグ漬けの日々送っており「119!(ワンワンナイン!)」と連呼する。
少年
(ソーヤー・シップマン)
薬漬けの母親の一人息子。怪しい男たちがダギー・ジョーンズの車に何かを仕掛けたところを目撃。旺盛な好奇心が仇となり、その車に近づいた別の男が爆死するのを見ることに。
ビル・シェーカー
(イーサン・サプリー)
クーパーが『シルバー・ムスタング・カジノ』でジャックポットを連発した後、偶然居合わせたダギーの友人。職業はセールスマン。クーパーに「ランスロット・コートの赤いドアが君の家だ」と教えた。
キャンディ・シェーカー
(サラ・パクストン)
ビル・シェーカーの妻。ダギーとしての記憶がなく、うわごとのようにしか話せないクーパーを心配する。
スロット中毒の老女
(リンダ・ポーター)
重度のギャンブル依存症で家を失い、家族とも絶縁状態になっていた老女。クーパーがジャックポットを連発した夜、その恩恵を受ける形でスロットでひと財産を築き、ギャンブル依存症を治療。家族との関係も修復。後日、サンティーノで再開したクーパーに感謝の気持ちを伝えた。
サウスダコタ州 バックホーン
“ミスターC”
(カイル・マクラクラン)
25年前、デイル・クーパーがウィンダム・アールを追ってブラック・ロッジへ入った時、何者かによって創出されたドッペルゲンガー。デイルに代わってロッジを出て以来、世界中を行き来して国際的な犯罪シンジケートを組織した。「必要だから」ではなく「欲しいから」求めるという行動理念を持ち、異空間(ゾーン)につながる座標を手に入れるためにレイ・モンローを刑務所から連れ出し、事故で亡くなったはずのブリッグス少佐を追う。ボブと一心同体で、彼の仲間であるウッズマンたちに護られている。
レイ・モンロー
(ジョージ・グリフィス)
デイル・クーパーの行方を追うFBIに協力していた情報屋で、2年ほど前から”ミスターC”が率いる犯罪シンジケートに潜入していたと見られている。25年以上前に失踪しているフィリップ・ジェフリーズにスカウトされ、彼の指示で動いていると信じていたようで、刑務所から脱出後、予定どおり”ミスターC”を射殺。しかし、生き返った彼に座標を渡し、フィリップ・ジェフリーズの居場所を吐いた後、殺害された。
ダーリヤ
(ニコル・ラリベルテ)
“ミスターC”の部下であり愛人。ボスを殺して50万ドルをレイ・モンローと山分けする計画を進めていたが察知され、モーテルで射殺された。
ウィリアム・ヘイスティングス
(マシューズ・リラード)
地元の高校の校長。Blog『ゾーンを探して』の管理人。不倫関係にあった図書館司書のルース・ダヴェンポートとともに異空間(ゾーン)へ足を踏み入れ、そこに身を隠していたガーランド・ブリッグス少佐に頼まれて米軍のデータベースをハッキング。彼の望む数字(座標)を渡すことに成功するが、ルース、フィリスに続き、”ミスターC”とウッズマンたちに狙われ……。
フィリス・ヘイスティングス
(コーネリア・ゲスト)
ウィリアム・ヘイスティングスの妻。容疑者として逮捕されたウィリアムがルース・ダヴェンポートの浮気相手であり真犯人だと確信。自らも弁護士のジョージと不倫関係にあったと告白し、新しい人生を楽しもうとするが、警察署から帰宅後、ジョージの拳銃を手にした”ミスターC”に射殺された。
ルース・ダヴェンポート
(メアリー・ストフル)
図書館司書。ハッカー。ウィリアム・ヘイスティングスの不倫相手。隠された秘密を見つけるのが得意で、さまざまな文献とデータをもとに異空間(ゾーン)の入口を発見。そこで会ったブリッグス少佐の依頼を受けて米軍の極秘データベースをハッキングし彼が望む数字(座標)を入手。ウィリアムとともに再度、異空間(ゾーン)へ入り約束を果たすが、その直後にウッズマンたちに首を切断された。
ドワイト・マーフィー
(ジェイムス・モリソン)
ヤンクトン連邦刑務所の所長。消息不明のデイル・クーパーを捜索しているFBIに全面的に協力し、ゴードン・コールの指示通り”ミスターC”に外部と連絡できる機会を与える。しかし”ミスターC”に致命的な弱みを握られていると知り、レイ・モンローともに釈放。FBIには脱走したと報告する。その後、”ミスターC”に雇われたスナイパーに自宅前で射殺された。
ジョージ・ボーツァー
(ニール・ディクソン)
ウィリアム・ヘイスティングスの弁護士。フェリスの浮気相手。
デイヴ・マックレイ
(ブレント・ブリスコー)
ルース・ダヴェンポートの殺害事件を担当するバックホーン警察署の刑事。地元の高校の校長で友人でもあるウィリアム・ヘイスティングスを容疑者として逮捕。デイル・クーパーの行方を捜すFBIにも積極的に協力し、その結果、ウィリアムの変死の瞬間に立ち会うことに……。
コンスタンス・タルボット
(ジェーン・アダムス)
バックホーン警察署の検死官。ルース・ダヴェンポート殺害事件を担当し、彼女の部屋に残された指紋がウィリアム・ヘイスティングスのものと断定。正体不明の胴体の胃に、ダギー・ジョーンズとジェイニー・Eの名が刻印されたリングを発見するなど、謎の解明に貢献した。
シンシア・ノックス
(アデル・ルネ)
アーリントン国防総省(ペンタゴン)に勤務する米軍大尉。殺害されたと思われる女性の遺体からガーランド・ブリッグズの指紋が検出されたという報告を受けたデーヴィス大佐の指示でバックホーンへ。久しぶりの旅だったのかファーストクラスを予約すると大佐に告げ、踊るような足取りで現地へ向かった。現地では40代以上(ブリッグス少佐は70代)には見えない遺体と対面し、そのことをデーヴィス大佐へ報告。大佐がただちにFBIへ連絡したため、ヤンクトン刑務所から戻る途中だったゴードン、アルバート、タミーに会い、情報を共有した。
ドン・ハリソン
(ベイリー・チェイス)
サウスダコタ州警察の刑事。ルース・ダヴェンポート殺害事件の捜査のためバックホーンへやってくる。
シャンタル・ハッチェンズ
(ジェニファー・ジェイソン・リー)
“ミスターC”に雇われている殺し屋。”ミスターC”が殺害したダーリヤの後始末、ヤンクトン連邦刑務所のマーフィー所長の暗殺、ダグラス・ジョーンズ殺害に失敗したダンカン・トッドの排除と、夫のハッチとともに完璧な仕事を遂行していたが、ランスロット・コートで銃弾を浴びて死亡。車内で待機中にスナック菓子が切れたのが運の尽きだった。
ゲイリー”ハッチ”ハッチェンズ
(ティム・ロス)
“ミスターC”に雇われている殺し屋。狙撃の名手。妻シャンタルとは名コンビで完璧な仕事をしていたが、ランスロット・コートのダグラス・ジョーンズの自宅を張り込み中に住民の会計士の怒りを買い、車中で銃弾を浴びて絶命した。
フランス人女性
(ベレニス・マーローエ)
美しい女性が好きでたまらないゴードン・コールがサウスダコタのホテルに滞在中、部屋に招き入れて最高級のボルドーワインをふるまったフランス人女性。アルバート・ローゼンフィールドが緊張感を漂わせて部屋に来てもまるで動じることなく、たっぷりと時間をかけて身支度を整え、部屋を出て行った。
ジャック
(スティーブ・ベイカー)
“ミスターC”に雇われている整備士。
マージョリー・グリーン
(メリッサ・ベイリー)
ルース・ダヴェンポートと同じアパートの住人。彼女の部屋から異常な臭いが発生していると警察に通報した。いつも愛犬のアームストロングを連れている。
ハンク・フィルモア
(マックス・パーリック)
ルース・ダヴェンポートの件でアパートへやってきた警察官の姿を見て、怒り、慌てた整備士。仲間のハーベイに電話をかけて警察を寄越したと非難し、それは彼とチップのものだと告げるが、この会話が何を意味していたのかは不明。
オルソン
(クリストファー・マレー)
マージョリー・グリーンの通報を受けてルース・ダヴェンポートの部屋にやってきたバックホーン警察署の警官。
ダグラス
(ジェームズ・ジョルダーノ)
オルソンとともにルース・ダヴェンポートの部屋にやってきたバックホーン警察署の警官。
ワシントン州 ツイン・ピークス(2016)
フランク・トルーマン
(ロバート・フォスター)
ツイン・ピークス保安官事務所の保安官であり所長。デイル・クーパーとともにローラ・パーマー事件を捜査したハリー・S・トルーマンの兄。高校時代はフットボール部で活躍。エド・ハーリー、ハンク・ジェニングス、ジェリー・ホーン、ホークらとともに汗を流した。長年にわたって務めてきたワシントン州西部の法執行官を引退した後、がんを患ってシアトルの病院で闘病生活を送るハリーの代行として、2年の期限付きで保安官職を引き継いだ。職務をまっとうしたらホークに後を託すつもりでいる。
トミー”ホーク”ヒル
(マイケル・ホース)
ツイン・ピークス保安官事務所の副所長。ツイン・ピークスの森の中に超自然的な存在があると確信しており、ブリッグス少佐から受け取ったメッセージとデイル・クーパーの関係についても、ネイティブ アメリカンの精神性と直接関係があると仲間に解いて捜査を展開した。ホワイ・ ロッジおよびブラック・ロッジに関する見識もあり、常識では測れないこの地での捜査活動には不可欠の存在と言える。それゆえマーガレット・ランターマンとの親交は深く、さまざまな事件の解決に貢献した彼女がこの世を去ったことを保安官事務所の仲間に伝えるという役目も務めた。
アンディ・ブレナン
(ハリー・ゴアス)
ローラ・パーマー事件の後、ルーシーと結婚した。およそ保安官補らしくないのんびりした性格だが、見た目以上に正義感が強く洞察力もあり、ブリッグス少佐が残したメッセージの謎を解くための捜査の際には、突如として現れた渦に吸い込まれて異空間で巨人と対峙するという超常現象を冷静に受けとめ、全裸で倒れていたナイドを速やかに保護した。
ルーシー・ブレナン
(キミー・ロバートソン)
ツイン・ピークス保安官事務所の受付係。アンディと結婚し息子(ウォーリー・ブラント)を産んだあともマイペースで仕事を続けている。携帯電話の仕組みが理解できず、フランクが通話しているのを見ただけで驚いて倒れてしまうなど世間とはズレている面もあるが、度胸と行動力を持ち合わせていて、保安官事務所で”ミスターC”と対面したフランクの命を救った。
ノーマ・ジェニングス
(ペギー・リプトン)
カフェ『ダブル・R・ダイナー』のオーナー。住宅ローンの保証人になり、レベッカの育児にも全面的に協力するなど、ウェイトレスのシェリーを支えてきた。この20数年で店舗のFC化に成功し経営は順調だったが、さらなる規模拡大を奨める運営会社を信用できず、本店を残してFC権の売却を決意。そこには家族(今もスポケーン近くの病院で療養中の妹・アニー・ブラックバーンのことと思われる)との時間を大切にしたいという揺るぎない想いもあった。その後、長年の呪縛から解放された高校時代の恋人エド・ハーリーと結婚し、新たな人生をスタートさせた。元夫のハンクは服役中に死亡している。
シェリー・ブリッグス
(メッチェン・アミック)
きわめて凶暴な性格のDV夫でローラ・パーマー事件にも深く関わっていたレオ・ジョンソンの死後(ウィンダム・アールに殺害された)、不倫関係にあったボビー・ブリッグスと結婚。7カ月後にレベッカを出産した。高校時代に始めたダブルRダイナーのウエイトレスを現在も続けていて、だらしない男と結婚してお金で苦労しているレベッカをサポートしている。ボビーに対してはロードハウスで出会った悪党のレッドに惹かれているのを隠そうともしないので、夫婦関係は崩壊しているのかも。
ボビー・ブリッグス
(ダナ・アシュブルック)
高校時代は不倫や麻薬の密売など、危うい生活を送っていたが卒業後にシェリーと結婚。ベッキーの誕生や父ガーランドの死によって気持ちを入れ替え、保安官補となったようだ。現在は麻薬組織の解明に精力的に取り組んでおり、消息不明のデイル・クーパーに関してガーランドが残した暗号が見つかった後は、その意味と場所を幼い頃の記憶を紐解いて明らかにしていく。
レベッカ”ベッキー”バーネット
(アマンダ・サイフリッド)
シェリーとボビーの娘。『ダブル・R・ダイナー』のノーマ、ボビーの母エリザベスにも大きな愛を受けながら育った。現在はノーマの経営するベーカリーで働いているが、仕事もせずにドラッグに溺れ、愛人とも手を切れないクズ男のスティーブン・バーネットとの結婚生活は散々な状況。生活費が足りず、月に何度もシェリーに助けを求めている。
エリザベス・ブリッグス
(シャーロット・スチュワート)
ボビーの母。ブリッグス少佐の妻。失踪中のデイル・クーパーについて聞きに来たフランクとホークに夫から預かっていた暗号メッセージを渡す。
マーガレット・ランターマン
(キャサリン・E・コールソン)
小学生の時にクラスメイト2人とともに行方不明になったことがある。大学では森林学を学び、卒業後は図書館で働きながら環境ボランティア活動に取り組んだ。夫を結婚式の翌日の自然災害で亡くして以来、ダグラスモミの丸太を赤子のように抱え、丸太が見たものを代弁するようになった。以来、”丸太おばさん”と呼ばれるようになり、その力を使ってローラ・パーマー事件をはじめ、ツイン・ピークス保安官事務所の捜査に協力してきたが、闘病の末に亡くなり、丸太はホークに託された。
セーラ・パーマー
(グレイス・ザブリスキー)
父親がマンハッタン計画の末端業務を請け負っていたため10代をニューメキシコ州のロス・アマロスで過ごす。1956年に発生したラジオ局殺害事件の夜、ウッズマンが唱えるマントラを聴いて意識を失った一人。娘のローラと夫のリーランドを続けて亡くしてから25年、ひとりで静かに暮らしてきたがその挙動はどこか怪しく、ロードハウスのバーカウンターで絡んできた下卑た男を一瞬にして惨殺。その凶悪な力と、セーラ・ジュディス・ノヴァク・パーマーという本名から、彼女こそが、フィリップ・ジェフリーズが捜し当てたジュディなのかもしれない。
ベンジャミン・ホーン
(リチャード・ベイマー )
ホーンズ・デパート、グレート・ノーザン・ホテルを経営する実業家。25年前はその傍らで悪事の限りを尽くし、改心した後はアイリーンとの秘密の関係を明らかにしようとしてヘイワード家崩壊の引き金をひいた。その後、妻のシルヴィアと離婚。娘のオードリーとは絶縁状態となり、現在はグレート・ノーザン・ホテルで暮らしているが、孫のリチャードが起こした殺人事件の後始末やホテルに共鳴する謎の音など、悩みは尽きない。
ジェリー・ホーン
(デイヴィッド・パトリック・ケリー)
ベンの弟でありビジネスパートナー。世界各国を巡り、犯罪すれすれの危ない橋を渡りながらいくつかのビジネスで成功をおさめてきた。最大の成功はワシントン州の娯楽用大麻栽培の合法化をいち早く予見し、影のまとめ役として2012年の法成立に貢献したこと。州最大規模の大麻製造所も設立し、ホーン産業に大きな利益をもたらした。現在は大麻漬けの身体で気ままに野山を歩き、親友ローレンス・ジャコビーの配信動画とバードウオッチングを楽しむ日々。
オードリー・ホーン
(シェリリン・フェン)
ベンの娘。リチャードの母。高校時代はローラ・パーマーのクラスメイトで、彼女の事件の捜査官としてツイン・ピークスに来たデイル・クーパーに恋焦がれていた。銀行での爆発事故から回復して間もなくシングル・マザーとなり(父親の名は誰にも明かしていない)、美容院を経営。リチャードが10歳のときに会計士のチャーリーと結婚した。その後はメンタルに問題を抱えていたらしく、今回の登場シーンもリアルなのか夢なのか定かではない。
チャーリー
(クラーク・ミドルトン)
オードリーの夫。会計士。本編ではビリーとチャック、ティナが登場する不毛な議論に終始するが、オードリーとは彼女の息子リチャードが10歳になった頃に入籍。その結婚生活については多少は知っている人がいる程度だが、それでも「酒浸りの生活」「不倫」「聴くに堪えない暴言」といった証言があり、これらはオードリー側に非があったようだ、とツイン・ピークス ファイナル・ドキュメントでタミー・プレストンは伝えている。
リチャード・ホーン
(イーモン・ファレン)
オードリーの息子。父親を知らずに育ち、毎日のように祖父母に金を要求していた10代の頃は何度も悪さをして保安官事務所のハリー・S・トルーマンと衝突していた。20代に入ると不良ぶりはさらにエスカレートし、保安官事務所のチャドと組んで麻薬の密売に手を染める。やがてカナダから来た犯罪組織のボス・レッドに子ども扱いされた苛立ちからひき逃げ事故を起こし、その目撃者である保育士を殺害(未遂)。祖母の金銭を奪って逃走する。
ジョニー・ホーン
(エリック・ロンデル)
オードリーの兄。重度の自閉症で、母シルヴィアと一緒に暮らしている。
シルヴィア・ホーン
(ジャン・ダルシー)
オードリー、ジョニーの母。ベンとはローラ・パーマー事件の後に離婚しており、養育費を受け取りながらジョニーの面倒をみている。オードリーが美容院を始めた頃はリチャードの育児もサポートしていた。蓄えは十分にあったようだが、悪魔のような孫のリチャードにすべてを奪われてしまった。
ビヴァリー・ペイジ
(アシュレイ・ジャッド)
ベンジャミン・ホーンの秘書。病気で自宅療養中の夫との仲がうまくいっていないせいか、グレート・ノーザン・ホテルで過ごす時間にやすらぎを感じているようだ。好意を寄せつつも、ベンとは距離をとっている。
トム・ペイジ
(ヒュー・ディロン)
ビヴァリーの夫。病気で自宅療養中。思うに任せない日々が続いていて苛立ちをヘルパーと妻にぶつけてしまう。
ウィリアム・ヘイワード
(ウォーレン・フロスト)
クーパーを捜すフランク・トルーマンとSkype(ハンドルームはミドルベリードク)を繋いで25年前を回顧。「謎の失踪から戻ってきたクーパー捜査官が入院中、オードリー・ホーンが眠っている集中治療室から出てくるのを見た」と証言した。地元のカルフーン記念病院に勤務していた医師で、ツイン・ピークス保安官事務所の嘱託医だった。デイル・クーパー失踪事件の直後にバーモント州のミドルベリーに移り、長年連れ添ったアイリーンと円満離婚。80歳を超えた今も現役の医師で、看護師をめざす長女のドナと平穏に暮らしている。
ガーステン・ヘイワード
(アリシア・ウィット)
ローラ・パーマーの親友だったドナ・ヘイワードの妹。幼少期から思春期まで、音楽、数学をはじめ、あらゆる分野で天賦の才能発揮し、16歳でスタンフォード大学へ進学。しかし間もなくメンタル面にトラブルを抱えるようになり、入院加療を経て退学。ツイン・ピークスに戻ってくるが、母アイリーンの死後は違法ドラッグとセックスに溺れる破滅的な生活に浸かり、職業不定のチンピラ、スティーブン・バーネットと知り合った。二人の関係はスティーブンの結婚後も続いたが、スティーブンが消息不明となり、彼女も町を去ったようだ。
スティーブン・バーネット
(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ)
ベッキーの夫。ツイン・ピークス界隈を縄張りとする麻薬ディーラーの下っ端。結婚前に知り合ったガーステン・ヘイワードとの関係を今も続けていて、ベッキーがシェリーに借りてくる生活費で愛人とドラッグに溺れている。仕事を探す気がまったくないわけではないが常識を知らず、楽をすることが当たり前になっているのでうまくはずもなく、ベッキーと暮らすトレーラーハウスでは度々、叫び声や物が壊れる音が聞こえてきていた。保安官事務所のチャドが逮捕されたのを機に彼にも令状が交付されたが、ガーステンと森に消えた後の足取りは不明。
ローレンス・ジャコビー
(ラス・タンブリン)
精神科医でローラ・パーマーの主治医でもあったが、医療倫理違反を重ねたため医師免許を取り消され、ハワイやアムステルダムを放浪。その後、NYで9.11を迎えたことによってアメリカの終焉と暗黒時代の到来を確信し、2003年にツイン・ピークスへ帰還。中古のトレーラーハウスを買ってホワイトテール・マウンテンの山頂近くに運び、2006年に”ドクター・アンプ”として動画の生配信をスタート。正気を失いつつある世界に向けてぶつけた怒りはやがて全国へ拡大。「クソのなかから自分を掘り出せ!」という強烈なテーゼを発して販売した”黄金のシャベル”は週に数百個も売れており、彼はその売上を匿名で慈悲団体に寄付している。
フレディ・サイクス
(ジェイク・ワードル)
ロンドンのイーストエンド出身の青年。グレート・ノーザン・ホテルの警備員。6カ月前、飲んだくれて自宅に戻る途中に異空間に運ばれ、”消防士”と会う。そして彼の指示どおりにホームセンター行き、緑色の園芸用ゴム手袋を片方だけ手に入れてツイン・ピークスへやってきた。けっして外れないゴム手袋をはめたその右手にはすさまじい力が宿っていて、傷害容疑で収監された保安官事務所でボブと対決する。デイル・クーパーは彼が来ることを予期していたようだが、ツイン・ピークス ファイナル・ドキュメントででも詳細は明らかにされていない。
ジェームズ・ハーリー
(ジェームズ・マーシャル)
ローラ・パーマー事件の後は失意のままツイン・ピークスを去り、バイクでポートランドからメキシコへと流転。整備工の仕事をしていたがギャングの抗争に巻き込まれ出国。ハリー・S・トルーマンのサポートを得て帰郷をめざすがエヴリン・マーシュ事件の参考人として拘束され、執行猶予期間をポートランドで過ごした。ロードハウスでシェリーが言及したバイク事故はツイン・ピークスに戻ってきた2006年のこと。愛車のハーレーで走行中、暴走トラックに巻き込まれて左脚を複雑骨折。リハビリで全財産を使い果たしてしまったのだ。現在はグレート・ノーザン・ホテルで警備員として働いている。
エド・ハーリー
(エヴェレット・マッギル)
ガソリンスタンド『ビッグ・エド』の経営者。ジェームズの伯父。高校時代はノーマ・ジェニングスと交際していたが、猟銃事故の責任をとる形でネイディーンと結婚。精神状態が不安定な妻を気遣いながら、ノーマのことを想い続けてきた。そんな人生は70歳を目前にして急転。夜な夜な”ドクター・アンプ”の「クソのなかから自分を掘り出せ!」というテーゼに感化されたネイディーンから離婚を言い渡されたその日、『ダブルRダイナー』で店舗のFC権譲渡を決めた直後のノーマにプロポーズ。それから間もなく、友人たちの祝福を受けて結婚した。
ネイディーン・ハーリー
(ウェンディ・ロビー)
エド・ハーリーの妻。狩猟中の事故で失明し左眼に眼帯を着けている。エドとノーマの関係を疑って精神状態が不安定になっていた頃、カーテンを開け閉めするときの耳障りな音を消そうとして”音を立てない 静かなカーテンレール”を考案し、特許の取得に成功。販売店の経営もうまくいっていたが、ある夜、かつての主治医だったローレンス・ジャコビーの動画を見てそのクレイジーな理念に共感。”ドクター・アンプ”のオリジナル大麻プロテインドリンクを飲み、ネイチャーウォーキングプログラムを実践し、黄金のシャベルをショウ・ウインドーに飾った。そして20数年ぶりの再会を果たした後、笑顔でエドに別れを告げた。彼女も長年の呪縛から解放されたのだ。
カール・ロッド
(ジャン・ピエール・ムーラン)
ベッキー・バーネットや、血液を売って家賃を払っているクリスコルらが生活している『ニュー・ファット・トラウト・トレーラーハウス』の管理人。1日に一度、ビルの運転する車で町へ出かけることと、ギターを弾くのを楽しみにして静かに生きている。マーガレット・ランターマンの同級生で、小学生の頃、彼女と一緒に行方不明になったことがある。トレモンド婦人に貸していたこともあり、テレサ・バンクス事件の捜査に来たFBI捜査官のチェスター・デズモンドは彼女が暮らしていた場所で翡翠の指輪を発見した後、失踪した。
チャド・ブロックスフォード
(ジョン・パールッチェロ)
保安官事務所の副官。年長者のアンディやボビー、ルーシーを見下している。マーガレットの予言もまったく信用しておらず、フランク、ホークの命令にも仕方なく従っている。悪党のリチャード・ホーンから賄賂を受け取って私腹を肥やしていたが、その腐敗ぶりに気づいたフランクに監視されており、ミリアム・サリヴァンがフランクに宛てた告発文を盗み取った罪で逮捕された。収監されても反省することはなく、隠し持っていた合鍵で脱獄をはかるが、運命に導かれてツイン・ピークスにやってきたフレディ・サイクスに阻まれた。
ドリス・トルーマン
(キャンディ・クラーク)
フランク・トルーマンの妻。軍人だった一人息子が自死してから精神的に不安定になることが多く、自宅で何か気に入らないことがあるとフランクのオフィスへやってきて不満と怒りをぶつける。
マギー・ブラウン
(ジョディ・セレン)
保安官事務所のオペレーター。続々と入る110番通報を神がかりなスピードで処理していく。フランクとドリスの身に起きた不幸も知っていて、ドリスがオフィスにやってくるたび、彼女の気持ちに寄り添っている。
レッド
(バルサザール・ゲッティ)
カナダからやってきた麻薬の売人で、ロードハウスに出入りしている。そこで知り合ったシェリーと恋人関係にある。ツイン・ピークスが気に入ったらしく、売り子になったリチャード・ホーンに、自分は肝臓に問題があり、『王様と私』という映画が気に入っていると話し、「しっかり仕事をしろ。お前のことはよくしらないが、いつも見ているぞ」と伝えた。
ウォルター・ローフォード
(グラント・グッドイブ)
ノーマ・ジェニングスに『ダブル・R・ダイナー』のFC化をアドバイスして成功させたスーパーバイザー。恋愛関係に発展するという期待もあり、さらなる収益拡大をめざして店名変更などを提案するが、家族との時間を大切にしたいというノーマの気持ちを変えることはできず、FC権の売却に応じた。
ウォーリー・ブランド
(マイケル・セラ)
アンディとルーシーの息子。名付け親となったハリー・S・トルーマンの回復を祈るため、バイクでの長い旅を終えた後、保安官事務所に立ち寄ってフランクに挨拶するが、物語には関係がない。
ドランク
(ジェイ・アーセン)
保安官事務所の地下留置場に収監されている男。人の言葉をオウム返しに繰り返し、ほとんど眠らないため、脱獄のタイミングを計っている悪徳警官のチャド・ブロックフォードを苛つかせる。「鼻と口から血を流している」という特徴は、オードリー・ホーンが探しているビリーと一致するが、エンドロールのキャスト名は最後までドランクのままだったので別人のようだ。
ミリアム・サリヴァン
(サラ・ジャン・ロング)
保育士。『ダブル・R・ダイナー』で食事を摂って職場に戻る途中、ひき逃げ事故を目撃。トラックを運転していたリチャード・ホーンに顔を見られたため、自身が目撃したことを手紙に保安官事務所のフランク・トルーマン宛に送った。その直後、口封じにきたリチャードに襲撃され、ガス事故に見せかけて自宅のトレーラーハウスを爆破される。しかし奇跡的に助かり、カルフーン記念病院で治療を受けた。
マイク・ネルソン
(ゲイリー・ハーシュバーガー)
ローラ・パーマーの同級生で、親友のボビーとともにコカインの密売に関与。一時的に高校時代に記憶が戻ったネイディーン・ハーリーと肉体関係が軸の熱烈交際を経験した、という香ばしい過去もある。現在は地元の会社に勤務。職種は不明だが人材採用の権限を持つ管理職に就いているようで、だらしない格好、適当な書類を持って面接に来たスティーブン・バーネットを厳しく叱責して追い返した。
ジャン・ミッシェル・ルノー
(ウォルター・オルケヴィッツ )
ロードハウスのバーデンダー。電話を受け答えしている台詞からは、以前のルノー兄弟と同様、セックスワーカーの斡旋を行っているようだ。演者のウォルター・オルケヴィッツは旧作でジャック・ルノーを演じていた。
FBI
ゴードン・コール
(デヴィッド・リンチ)
FBI副長官。青いバラ特捜チームの発起人。極度の難聴のため、会話の際は相手が耳をふさぐほどの大声を発することも。正義感が強く大事な判断も部下を信頼して任せる上司だが、美しい女性が大好きで、今回長期滞在することになったサウスダコタでは捜査の合間にフランス人の美女をホテルの部屋に招き高級ワインをふるまった。部下のタミー・プレストンは言うに及ばず、夢に出てくる女性までもが美しいので、美しさへの執着は並大抵ではないのだろう。保安官事務所での出来事の後はクーパー、ダイアンとともにグレート・ノーザン・ホテルのボイラー室へ向かい、一人で戻ってきてフィラデルフィアへ帰還した。
タミー・プレストン
(クリスタ・ベル)
FBI特別捜査官。ジョージワシントン高校時代からFBIが注目していた逸材で、MIT(マサチューセッツ工科大)を優等で卒業。FBIアカデミーも首席で修了した。必要以上に腰を振って歩くという癖があるが、ゴードン・コール、アルバート・ローゼンフィールドとともに取り組んだデイル・クーパーの捜索、ルース・ダヴェンポート事件の捜査において、その才能・資質に疑いがないことを証明。青いバラ特捜チームの一員となった。旧作についてはツイン・ピークス シークレット・ヒストリー、今回の一連の出来事はツイン・ピークス ファイナル・ドキュメントという形でレポートを残している。
アルバート・ローゼンフィールド
(ミゲル・フェラー)
FBI特別捜査官。ローラ・パーマー事件では法医学の専門家としてツイン・ピークスへ。ハリー・S・トルーマンら保安官事務所の面々と衝突しながらも信念を曲げず、デイル・クーパーをサポートした。青いバラ特捜チームの一員で、その発端となったロイス・ダフィー事件の担当者であり、80年代に失踪したフィリップ・ジェフリーズを知る一人。刑務所で対面したクーパーを瞬時に偽物だと見抜き、部類の女性好きで笑えない冗談が得意なゴードンのサポート役、経験の浅いタミーの教育係を務めながら、クーパーの失踪と復活、ダヴェンポート事件の真相に近づいていく。その過程で知り合ったバックホーン警察の検視官コンスタンス・タルボットとは食事をする仲に。
ダイアン・エヴァンス【化身】
(ローラ・ダーン)
おそらく”ミスターC”によって創造されたドッペルゲンガー。サウスダコタのヤンクトン連邦刑務所に収監されたデイル・クーパーらしき人物の取り調べを行うため、アルバートとゴードンが同行を依頼した。ダイアンの記憶がそのままコピーされているためその後もFBIの捜査に協力しダイアンとして行動できたが、スマホの交信記録から”ミスターC”と繋がっていることは早い段階で露見しており、FBIの監視下で泳がされた後、射殺された。
ダイアン・エヴァンス
(ローラ・ダーン)
元FBI。デイル・クーパーの秘書を10年以上務め、デイルは捜査で得た情報や考えを彼女に向けて話し、カセットテープに録音するのを日課にしていた。ツイン・ピークスを舞台にしたローラ・パーマー事件、ウィンダム・アール事件の解決から数年後、突然自宅にやってきたデイルのドッペルゲンガーにレイプされた後連れ去られ、異空間に閉じ込められていたが脱出。ルーシーが”ミスターC”を射殺し、フレディ・サイクスがボブを打ち砕いたことによって現世へ。しかしそれから間もなくデイルとともにタイムスリップし、どこかの時代でリチャードとリンダとして別れた。現世には戻ってきていない。
デニス・ブライソン
(デビッド・ドゥカヴニー)
FBIからDEA(アメリカ麻薬取締局)出向中に行った潜入捜査の際、女装したことがきっかけで自身がトランスジェンダーであることに気づく。以来、女性を正装として仕事に取り組み、2016年にFBI長官に就任した。
ビル・ケネディ
(リチャード・チェンバレン)
デニス・ブライソンの秘書。
ランドール・ヘッドリー
(ジェイ・R・ファーガソン)
FBIラスベガス支局の局長。ゴードン・コールの指示を受けてダグラス・ジョーンズとジェイニー・Eの身元捜査を担当。ダギーが自宅で感電して入院したという情報を得て病院に駆けつけるが、彼はツイン・ピークスに向けて発った後だった。
ウィルソン
(オワイン・リース・デイヴィス)
FBIラスベガス支局の捜査官。ランドール・ヘッドリーの指示でランスロット・コートにあるダグラス・ジョーンズの自宅を張り込み、思いがけず銃撃戦に遭遇。マシンガンでテロリスト2名を殺害した会計士を確保した。
ニューヨーク・シティ
サム・コルビー
(ベンジャミン・ローゼンフィールド)
”ミスターC”が所有する高層ビルで、用途不明のガラスボックスを監視し、カメラにセットされたメモリカードを入れ替えるアルバイトをしている若者。極秘任務のため仕事中は外部との接触を断っていたが、ある日、警備員がいないのをいいことに恋人のトレーシーをフロアに入れてセックスを……。その直後、ガラスボックスに現れたエクスペリメントに惨殺された。
トレーシー・バーベラト
(マデリン・ウィンター)
サム・コルビーの恋人。コーヒーを差し入れに来てもエレベータホールで追い返されるため、彼の仕事に興味を持ち、フロアに入れてほしいと頼む。
ビットナー
マイケル・ビスピン
ニューヨークの高層ビルの警備員。寡黙で強面。
モンタナ州
レンゾ
(デレク・ミアーズ)
行方不明のFBI特別捜査官フィリップ・ジェフリーズが作ったと思われる組織のリーダー。無敵を誇ったアームレスリングで”ミスターC”に子ども扱いされた後、殺害された。
マディ
(フランク・コリソン)
レンゾが率いる組織の番頭格。レンゾをいとも簡単に倒し、レイ・モンローを射殺した”ミスターC”をボスとして認めた。
ブラックロッジ 赤い部屋
ローラ・パーマー
(シェリル・リー)
高校生だった1989年の2月24日、ボブに支配された父リーランド・パーマーに殺害され、湖畔に遺棄された。その後、赤い部屋の住人となり、彼女の事件を担当したFBI捜査官デイル・クーパーの夢に現れていた。しかし25年の時を経てブラック・ロッジを脱出し、フィリップ・ジェフリーズによって1989年にタイムスリップしたクーパーが乱交パーティの場所だった山小屋へ向かう彼女を引き留めて過去を変えたため、赤い部屋から消失。現実世界においてローラ・パーマーは殺されておらず、ツイン・ピークスの人々は20数年に姿を消した少女として記憶に留めている。
リーランド・パーマー
(レイ・ワイズ)
ボブに支配された状態で、テレサ・バンクス、ローラ、ジャック・ルノー、マデリーン・ファーガソンを殺害。保安官事務所の取り調べ室に収監された後、鉄の扉に何度も頭をぶつけで自死をはかり、涙を流して許しを乞いながら息を引き取った。死後、彼の魂は赤い部屋に運ばれたが、デイル・クーパーが過去を変えてもリーランドの居場所は変わらることがなかった。ローラが”行方不明”になった1年後、グレート・ノーザン・ホテルの脇に停めた車のなかで拳銃で頭を撃ち抜いて自死する。それがリーランドの未来だったのだ……。
マイク
(アル・ストローベル)
ボブと同じく、人間の苦痛と悲しみ(ガルモンボジーア)を収穫して生きる悪魔。ボブの相棒として悪の限りを尽くしてきたが、ある日、神の御前に立った自分の顔を見て改心し、”火よ 我とともに歩め”という入れ墨を彫った左腕を根元から切断した。その後、ボブの悪行を止めるため靴の行商人のフィリップ・ジェラードに憑依して人間界に降りたが、ローラ・パーマーの殺害を防ぐことはできなかった。現在はブラックロッジの赤い部屋にとどまり、25年ぶりに地上に戻ったデイル・クーパーをサポートしている。
進化した”腕”
(――)
旧作のキャラクターは”別の場所から来た男”で、姿形は赤いスーツのこびとだったが、旧作で予告したとおり進化した姿――幹のてっぺんに頭脳を持つシカモアツリーになって登場。マイクとともにデイル・クーパーのブラック・ロッジ脱出と、命を狙われる人間界での生活をサポートする。『最期の7日間』でローラを殺害したボブが赤い部屋に戻ってきた時、マイクの方に手を置いて同じ台詞を話したことから、マイクが神の御前に立った自分の顔を見て改心し、斬り落とした左腕だと思われる。
異空間の住人たち
ガーランド・ブリッグス
(ドン・S・デイヴィス)
銀河系外の電波をモニターして解読する任務についていた空軍少佐。失踪したデイル・クーパーが最後に会った人物。米空軍の情報活動とUFO調査のキーパーソンとして暗躍していたダグラス・ミルフォードの意思を継いで運営していたゴーストウッド国有林内の調査施設LPA(リスニング・ポスト・アルファ)の火災で死亡したと思われていたが、異空間(ゾーン)に身を潜めて生存。しかし座標を手に入れようとして”ミスターC”に見つかり、ウッズマンたちに殺害された。多くの謎を残したままこ無念の死を遂げたが、妻エリザベスに暗号メッセージを託していて、それはデイル・クーパーの帰還を待たず、息子のボビーやホークたちによって解明された。
フィリップ・ジェフリーズ
(デヴィッド・ボウイ)
青いバラ捜査チームの一員だったFBI捜査官。1987年、アルゼンチン・ブエノスアイレスでの任務中、ゴードンに「ジュディの存在に気づいた」という言葉を残して消息を絶った。2年後の真冬(2月)、フィラデルフィアのFBI本部に夏服で姿を現し、ジュディのことは話さないと前置きした上でコンビニ2階で悪魔たちの集会を目撃したことを断片的な言葉で話し、再び姿を消した。現在は安定感の悪いケトルのような姿で異空間にいる。”ミスターC”がクーパーを狙っていることは分かっていて、FBIの情報屋だったレイ・モンローを使って排除しようとするが失敗。その後、モンタナの”ダッチマン”でジュディに関する情報を欲しがっている”ミスターC”と対面。座標を渡して消えた。
消防士
(レル・ストルイケン)
デイル・クーパーがブラック・ロッジを出る前「古い蓄音機の音に中を払い、430とリチャード・リンダを忘れるな」とアドバイス。ブリッグス少佐が残した暗号を辿って異空間へ吸い込まれたアンディ・ブレナンにはボブの創造、ウッズマン、ローラの死、”ミスターC”、ナンバー6の電柱、そしてルーシーの映像を使って脅威が迫っていることを伝えた。また、イギリス人の若者フレディ・サイクスをボブの天敵としてスカウトし、ツイン・ピークスへと導いた。ボブの誕生後、セニョリータ・ディドとともにローラのオーブを送るという形で介入していることから人間界の平和をつかさどる役目を担っているのかもしれない。なお、演者は旧作の”巨人”と同じだが、”巨人”が”消防士”となったかどうかは明らかになっていない。
ボブ
(フランク・シルバ )
人間に取り憑き、苦痛と悲しみ(ガルモンボジーア)を収穫して生きている悪魔。1945年のホワイトサンズでの核実験によって誕生したと思われる。彼の姿が見えるのは神に選ばれた者と、呪われた者だけらしい。リーランド・パーマーに取り憑いた後、テレサ・バンクスを殺害。まだ幼かった娘のローラを次のホストにするつもりだったがローラがそれを許さなかったため、父親のリーランドを使って性的虐待を繰り返し、殺害した。リーランドから離れた後はアニーを捜してブラック・ロッジへ来たデイル・クーパーのドッペルゲンガー(”ミスターC”)とともに人間界に降りた。
エクスペリメント
(エリカ・エイノン)
2本のちいさな角を持つ正体不明の生物。1945年のホワイトサンズでの核実験によって誕生し、ボブを創出したと考えられる。ブラック・ロッジから脱出したデイル・クーパーを追うようにNYに出現し、サム・コルビーとトレーシー・バーベラトを惨殺した。この生物と思われる図柄はネイティブアメリカンの最新地図に描かれているが、ホークは「けっしてふれてはならない」と説明を避けた。”ミスターC”が捜している(カードを持ち歩いている)こと、そして、ツイン・ピークス ファイナル・ドキュメントに記載された『ジャオディ』の特徴から、胸に乳房を持つこの生物がジュディである可能性も……。
ウッズマン
(ロバート・ブロスキ )
1956年8月、ニューメキシコ州に出現。人々に「火はあるか?」と問いながら移動し、地元のラジオ局の受付係とDJを惨殺。「これは水だ。そしてこれは井戸だ。たっぷり飲んで中に降りろ。馬は白目だ。その中に闇がある」というマントラを繰り返した。コンビニの2階に集う悪魔(フィリップ・ジェフリーズが目撃)の一員だが、体内にボブを宿した”ミスターC”がレイ・モンローに嵌められたとき、保安官事務所でルーシーに撃たれたとき、彼の仲間たちがすぐさま集まって蘇生を試みたことから、ボブとは師弟関係にあると考えられる。
ナイド
(裕木奈江)
ブラック・ロッジを脱出し、NYのガラスボックスを飛び出したクーパーがたどり着いた場所で出会った女性。瞼縫い付けられていて、言葉を発することができない。クーパーに危険を伝えて異空間に転落した後、全裸でプルーパイン山に横たわっているところをアンディらに保護された。その正体はフレディ・サイクスがボブを粉砕した直後に明らかになった。演者が日本人であることから、名前は「内道」(仏教のこと。外道の反対)と思われる。
ジャンピングマン
(カールトン・リー・ラッセル)
『最期の7日間』でフィリップ・ジェフリーズがコンビニの2階で目撃した悪魔の一員。リミテッド・イベント・シリーズでは階段を慌ただしく駆け下りていた。
アメリカンガール
(フィービー・オーガスティン)
ブラック・ロッジを脱出し異空間に漂着したデイル・クーパーが、ナイドの後に出会った女性。「あなたがそこに着く時には、あなたはもう、すでにそこにいるだろう」とクーパーに告げ、「早く!急いだほうがいい。私のママが来る」と促した。ナイドがダイアン・エヴァンスだったので彼女はダイアンに近しい人物という推測も成り立つが、どういう関係かは不明(演者は旧作でロネット・ポランスキー役だったフィービー・オーガスティン)。
セニョリータ・ディド
(ジョイ・ナッシュ)
1945年、ニューメキシコ州ホワイトサンズでの核実験の後、悪魔を押さえ込む手段として、希望として、”消防士”とともにローラ・パーマーを創出。そのオーブを合衆国に送り込んだ、と考えられる。
ボソミーウーマン
(マラキー・スレナン)
フィリップ・ジェフリーズに会うためモーテル『ダッチマンズ・ロッジ』へやってきた”ミスターC”の前に現れ、ドアの鍵を開けた女性。汚れたナイトガウンの上にピンクのコートを纏っている。
ワシントン州 ツイン・ピークス(1989)
ローラ・パーマー
(シェリル・リー)
ツイン・ピークスの高校生。誰もが憧れる人気者として知られていたがセックスとドラッグに溺れていて、この夜もジェームズと別れた後は山小屋で乱交パーティに参加するはずだった。デイル・クーパーの介入によって死を回避し、ブラック・レイクの湖畔で遺体となって発見されるという未来は変わったが……。
リーランド・パーマー
(レイ・ワイズ)
ローラの父親。ホーン産業の顧問弁護士。殺人鬼ボブに支配されていて、ボブの器になることを拒み続ける娘のローラを性の対象としてきた。この時点ですでにテレサ・バンクスを殺害しており、この夜は山奥の貨車でローラを殺害するはずだったが、デイル・クーパーの介入によって娘殺しの父親とはならなかった。
ジェームズ・ハーリー
(ジェームズ・マーシャル )
ローラ・パーマーのクラスメイトで交際相手。自警団ブックハウス・ボーイズのメンバー。趣味はバイクとギター。2月23日の未明、ローラをバイクに乗せて峠道を走り、突然別れを告げられた。その後、彼はローラの”失踪”に関わる容疑者のひとりとして取り調べを受けることになる。
ロネット・ポランスキー
(フィービー・オーガスティン)
ローラ・パーマーの同級生。ホーンズ・デパートの香水売り場のアルバイトをしていて「楽に儲かる甘い仕事だ」と周囲には話していた。2月23日の未明から山小屋に監禁されていたらしく、数日後、線路の上を歩いているところを保護された。彼女は入院後、「ローラは森のなかに逃げていった」と証言した。
レオ・ジョンソン
(エリック・ダ・レー)
シェリーの夫。長距離トラックの運転手。きわめて凶暴な性格で、シェリーに暴力を振るうのは日常茶飯事。多数の前科があり、ボビーらとともにコカインの密売を行っていた。ローラ・パーマーはセックスとドラックのパートナーのひとりだった。
ジャック・ルノー
(ウォルター・オルケウィッツ)
『ロードハウス』のBanBanBarのバーテンダー。コカインの密売組織との仲介役をつとめる。九官鳥を飼っていたことからクーパーと保安官たちにマークされた。
ジョシー・パッカード
(ジョアン・チェン)
パッカード製材所のオーナー。香港出身の中国人でローラ・パーマーに英語の個人教授を頼んでいた。6年前に地元の名士だったアンドルー・パッカードと結婚したが、アンドルーが事故で亡くなったため製材所の全財産を相続。大きな秘密を抱えながら、保安官のハリー・S・トルーマンと人目を忍びながら交際している。
キャサリン・マーテル
(ジェーン・グリア)
パッカード製材所の従業員。ベンジャミン・ホーンと不倫関係にあり、昼間からモーテルで逢瀬を重ねている。ジョシーが製材所の全財産を相続したことに不満を持っており、ゴルフ場を開発したいベンジャミンと共謀して製材所の土地を手に入れようと目論む。
ピート・マーテル
(ジャック・ナンス)
パッカード製材所の従業員。キャサリン・マーテルの夫。キャサリンに辛く当たられながら製材所を経営するジョシーを支える。チェスが得意。
時空を超えたいつかの時代
キャリー・ペイジ
(シェリル・リー )
ローラ・パーマーと同じ顔をした女性。テキサス州オデッサの『ジュディのコーヒーショップ』で働き、ナンバー”6”の電柱と繋がった住宅で暮らしている。ソファには額を撃ち抜かれた男の死体があり、暖炉の上の壁には青ざめた馬のミニチュアが飾ってある。クーパーとともにツイン・ピークスを訪れるが、この街での記憶はまったくないと話した。
クリスティ
(フランチェスカ・イーストウッド)
オデッサの『ジュディのコーヒーショップ』のウエイトレス。嫌がらせを繰り返すカウボーイたちを叩きのめしたクーパーに頼まれ、3日前から仕事を休んでいるキャリー・ペイジの住所をメモに書いて渡した。
アリス・トレモンド
(メアリー・リーパー)
デイル・クーパーがリチャードになっている時代のツイン・ピークスの住人。かつてパーマー一家が所有していた通り沿いの白い家で暮らしている。夜遅く、キャリー・ペイジと一緒に訪れたクーパーとパジャマ姿で対面し、彼の質問に「チャルホント婦人」と答えた。
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