スポンサーリンク

【ネタバレ解説】ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ 第5章『ケース・ファイル』

【ネタバレ解説】ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ 第5章『ケース・ファイル』

ネヴァダ

【ネタバレ解説】ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ 第5章『ケース・ファイル』
住宅に放置されたダギー・ジョーンズの車に爆弾を仕掛けたジーンは「やることはやったが、車は家の前に止まったままだ」と依頼主のロレインに報告。ロレインは叩きつけるように電話を切った後、ブラックベリーの携帯端末を用意。何度もためらいながらメッセージを送る。液晶画面には『ARGENT』『169』『2』の文字が。どこかで木の皿に置かれた黒い箱が点滅した…。

サウスダコタ

【ネタバレ解説】ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ 第5章『ケース・ファイル』
バックホーン警察署の鑑識課員コンスタンス・タルボットは、ルース・ダヴェンポートの部屋で見つかった男性の遺体の死因を頭部切断によるものと断定し、胃の中から指輪が見つかったと担当刑事のデイヴ・マッコレーとドン・ハリスンに報告。その指輪には『ダギーへ。愛を込めて。ジェイニー・E』と文字が刻まれていた。

サウスダコタ ブラックヒルズ

【ネタバレ解説】ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ 第5章『ケース・ファイル』
刑務所に収監されている”ミスターC”は食事が運ばれてきたので洗面台で手を洗い、ちいさな鏡をのぞき込む。その瞬間、ブラック・ロッジで彼が創られ、赤い部屋でボブと会ったとき、そしてグレート・ノーザン・ホテルの鏡を額で割ったときの記憶がフラッシュバックする。
「まだ俺と一緒か…それでいい」
”ミスターC”は鏡のなかの自分に呟く。

ツイン・ピークス

【ネタバレ解説】ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ 第5章『ケース・ファイル』
マイク・ネルソンは採用面接にやってきたスティーヴン・バーネットをオフィスに呼んでこき下ろした。
「こんな酷い履歴書はいままで見たことがない。働きたいのならその気持ちを態度で示し、将来の雇用主へ敬意を払え。話しはおしまいだ。さっさと出て行け」
スティーヴン・バーネットは投げ棄てられた履歴書を拾い、ネクタイを緩めて出ていった。

保安官事務所。フランクが入院中のハリー・S・トルーマンと電話で話をしていると、妻のドリスが来ているとルーシーから内線が入る。フランクは入って来たと同時に家の水道管工事や父親の車のことで鬱憤をぶつけるドリスと冷静に対峙。ドリスは「使えない人!」と吐き捨てて出ていった。

ネヴァダ

【ネタバレ解説】ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ 第5章『ケース・ファイル』

ジェイニー・Eは、玄関先で夫のネクタイを結びながら、カジノで獲得した札束42万5,000ドル(約4,600万円)を見つからない場所に隠したと言い「会社についたらあの連中に連絡して5万ドルを返済して」と伝えた。クーパーは車中でぼーっとしているサニー・ジムを見て涙を流す。

【ネタバレ解説】ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ 第5章『ケース・ファイル』

ジェイクとジーンはダギーの車を見に来るが、爆弾を仕掛けた時と変わっていないことを確認して走り去る。入れ変わるように、黒い車がやってくる。4人の男たちは”DUGE(ダギー)LV”というナンバーを確認すると顔を見合わせて走り去った。

ジェイニー・Eに叱責されオフィスビルの前で車から降ろされたクーパーは、広場に設置された保安官像の前で足を止め、像を見ながら左手で拳銃を構えるマネをする。ツイン・ピークスで一緒に難事件を捜査したハリーたちのことが頭をかすめているのかもしれない。

フィル・ビスビーが買ってきたコーヒーの香りに導かれて勤務先のラッキー7保険のオフィスへたどり着いたクーパーは、フランクのコーヒーを啜りながら朝のミーティングに参加。社長のブッシュネル・マリンズに促され、先陣を切って放火事件に関する保険料支払いの件で報告を始めたのはエース調査員のアンソニー・“トニー”・シンクレアだった。しかしクーパーは「トニーは嘘をついている」と断言。ミーティング終了後、ブッシュネルのオフィスに連れていかれたクーパーは、いくつものファイルを受け取り「今夜中に徹底的に調査しろ」と命じられた。

【ネタバレ解説】ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ 第5章『ケース・ファイル』

「ジャックポットを連続30回だと?」
『シルバー・ムスタング・カジノ』のモニタールームで支配人から報告を受けたロドニー・ミッチャムは、こめかみに血管を浮かせて彼に歩み寄る。そして42万5,000ドルをもっていかれたと聞くと、目の前にある顔を殴打。支配人が倒れ込むと腹部を執拗に蹴り上げ「貴様はクビだ!」と吐き捨てた。一方的に後任に決められた男は、モニターに映っている男がまた来たら知らせろという命令に黙って頷く。

【ネタバレ解説】ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ 第5章『ケース・ファイル』

酒とドラッグで潰れている母親を起こそうともせずに表に出た少年は、向かいの家に停まっている車に仕掛けられたものが何なのか確かめようとする。しかしそれは、黒い車でやってきた男たちに阻まれた。どうやらこの車を盗むつもりらしい。少年は仕方なく車のそばから離れ、男たちの行動を目で追う。

男たちは手際よくドアを開け、エンジンをかける。次の瞬間”DUGE(ダギー)LV”は爆発した。
「なんだ!?どうなってる!」
3人の男は車のなかで炎に包まれた仲間を見捨てて逃げていった。

娼婦のジェイドは洗車を終えた車を受け取りにきて、落とし物を預かる。それはクーパーが落としたグレート・ノーザン・ホテルのキーだった。ジェイドはキーの裏に記載されたメッセージを読み、ポストに投函した。

ツイン・ピークス

【ネタバレ解説】ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ 第5章『ケース・ファイル』

『RR(ダブルアール)ダイナー』でウエイトレスを続けているシェリー・ジョンソンをベーカリーで働く娘の
レベッカ・”ベッキー”・バーネットが訊ねてくる。パンの配送に来たのだが、目的はお金だった。シェリーは、夫の仕事が見つからず苦労している娘のために財布のお金を渡す。

その様子を見ていた経営者のノーマ・ジェニングスに「2週間で3回もお金を借りに来た。今助けないと手遅れになる」と忠告されても、シェリーには分かっているとしか答えられない。ノーマはため息をつきながら、シェリーの肩をそっと抱き寄せる。

【ネタバレ解説】ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ 第5章『ケース・ファイル』

車に戻ったベッキーはダメ夫のスティーヴン・バーネットにお金を渡し、求められるままキスをして、手の甲に置かれた粗悪なコカインを吸い込む。仕事もせず、よれよれのシャツを着て嘘を重ねる夫の隣で、ベッキーは空を見上げて幸せそうに笑う。

【ネタバレ解説】ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ 第5章『ケース・ファイル』

午後7時。賑やかなマーチとともに「ここはアメリカのヒンドゥークシュ山脈の頂、ホワイトテール・ピークのスタジオ」と、でたらめな地名を告げ、ローレンス・ジャコビーは動画の生配信を開始する。ジャコビーは世の中の不条理を怒鳴るように嘆き、毒づく。

その彼の姿を、ネイディーン・ハーリーは微笑みながら、ジェリー・ホーンはタバコを吹かしながら見入る。やがて、ハックルベリーの抽出液をこの土地の清い泉水に混ぜて沸騰させた液体を飲んで気持ちを落ち着かせたジャコビーは「クソから出て真実を見出せ!」と叫び、黄金色のメッキを施したシャベルのセールスを開始する。1本の価格は約3,300円だ。(私書箱のアドレスから、彼はツイン・ピークスのどこかにいるようだ)

バージニア州 アーリントン国防総省

【ネタバレ解説】ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ 第5章『ケース・ファイル』

部下のサンディから、サウスダコタのバックホーン警察でガーランド・ブリッグズの指紋が検出された(16回目らしい)と聞いたデーヴィス大佐は、無駄足だろうが確認に行けと指示。サンディはファーストクラスを手配すると答え、踊るような足取りで出ていった。

ツイン・ピークス

【ネタバレ解説】ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ 第5章『ケース・ファイル』

『Bang Bang Bar』では、Trouble が “Snake Eyes” を演奏している。
リチャード・ホーンは”禁煙”の張り紙があるボックス席で煙を吐く。注意をした店員の肩を叩いてなだめたのは、保安官補佐のチャド・ブロックフォードだった。リチャードはタバコをくれと言ったチャドにマールボロの箱に入った金を渡し、火を貸してくれと言って近づいてきた若い女を膝に乗せた。

Trouble – Snake Eyes (From the Return of Twin Peaks)

サウスダコタ ブラックヒルズ

【ネタバレ解説】ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ 第5章『ケース・ファイル』

刑務所のマーフィー所長はゴードン・コールの指示どおり、”ミスターC”に電話をかける機会を与え、会話の盗聴・録画を試みる。警備員が退出して1人になった”ミスターC”はカメラに向かって「俺は電話をかける。誰にしようか?ミスター・ストロベリーにすべきかな…いや、よそう。おそらく出ないからな」と言い、電話を引き寄せた。

右手でいくつもの番号をでたらめとしか思えない早さで押す”ミスターC”。すると警報が鳴り響き、あらゆる機器が点滅を始めた。
「どうなっている!」慌てるマーフィーを一瞥して”ミスターC”は受話器の向こうに話しかける。
「牛が月を飛び越えた」
”ミスターC”受話器を置くと、刑務所に静寂が戻った。

アルゼンチン・ブエノスアイレス

【ネタバレ解説】ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ 第5章『ケース・ファイル』

裸電球が灯る部屋。木の皿に置かれた黒い箱が点滅し、ちいさな石になった。

ブエノスアイレスは1987年にFBI捜査官のフィリップ・ジェフリーズが消息を絶った場所。ロレインが連絡を取っている相手……ダギー・ジョーンズの殺害を指示しているのはフィリップなのか?そして、”ミスターC”はまだフィリップと繋がっているのだろうか…?(第2章で「お前とはこれまでだ」と言われている」)”ミスターC”が電話で言った『牛が月を飛び越えた』(The cow jumped over the moon.)はマザー・グースの歌詞。

コメント