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【ネタバレ解説】ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ 第9章『このイスよ』

ネタバレ解説】ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ 第9章『このイスよ』

サウスダコタ

サウスダコタの上空を飛ぶ機内で国防総省のデーヴィス大佐からの連絡を受けたゴードン・コールは、ダイアン・エヴァンスとアルバート・ローゼンフィールドにサンディ・ノックス大尉と会うためにバックホーン警察に向かうと告げる。
ダイアンはため息をついて渋るが、クーパーをよく知る人物に関する件だと聞くと「青いバラ事件?」と言って了承する。
その直後、ゴードンはマーフィー所長からの無線で”ミスターC”が脱走したことを知る。

【ネタバレ解説】ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ 第9章『このイスよ』

ウッズマンに救われて生還した”ミスターC”は、血まみれの格好でシャンタルとハッチが待つ農場にたどり着き、拳銃と携帯電話を受け取る。そしてシャンタルの応急処置を受けた後、携帯電話で短いメッセージを送る。文面は『食卓の周りでは会話が賑やかだ』。
続けて電話をかける。相手はラスベガスのダンカン・トッドだ。
“ミスターC”はまだ「やっていない」というダンカンに「次に電話をかけるまでに実行しろ」と命じた。そしてハッチにはヤンクトン連邦刑務所のマーフィー所長を2日以内に殺せと命じ、車で農場を後にした。

ネヴァダ

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オフィスビルの前で”ザ・スパイク”に襲われたクーパーとジェイニー・Eに付き添って警察署へ来たブッシュネル・マリンズは、刑事たち(フスコ3兄弟)の適当な対応に怒りを覚え、拳を握りしめる。彼は若い頃、ボクサーだったのだ(オフィスにポスターがある)。

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ダギー・ジョーンズに関する1997年以前の記録が一切ないことに気づき、不信感を募らせる刑事たちは、ブッシュネルが去った後、コーヒーのお代わりをクーパーに渡し、指紋の付いたマグカップを回収。巡査に指紋の照合とDNA鑑定を命じた後、”ザ・スパイク”が潜伏しているモーテルへ。引き上げようと部屋から出た”ザ・スパイク”を包囲した。

ツイン・ピークス

【ネタバレ解説】ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ 第9章『このイスよ』
シルビア・ホーンの自宅。彼女の息子で自閉症のジョニー・ホーンが自ら壁に向かって走り、頭をぶつけて昏倒する。その傍らに、額に入れられた写真が落ちている。ツイン・ピークスの滝だ。

【ネタバレ解説】ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ 第9章『このイスよ』

自宅でPCを使っていたエリザベス・ブリッグスは、息子のボビーと保安官のフランク、ホークが訪ねてきて「クーパーが少佐を訪ねた日のことを——」と言った瞬間、すべてを理解してフランクの言葉を遮った。そして、その日のことを話しはじめた。

「クーパーが帰った直後、夫は私を呼び、こう言ったの。いつか、ボビーとホークとトゥルーマン保安官が、私にクーパーのことを聞きに来ると……。詳しく聞こうとしたけど、夫はそれ以上話してくれなかった。でも、最後にこう言ったの。彼らがクーパーのことを聞きに来たら、これを渡してくれと。その日が来たようね」

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エリザベスは立ち上がり、古いソファの背もたれのところに格納された万年筆サイズの円柱を取り出した。そしてボビーに言った。
「お父さんがこれを託したとき、あなたは今とはまったく違っていたわ。でも、お父さんには分かっていたのよ。あなたが心を入れ替え、生き方を変えるって。あなたを信じていたのよ」
エリザベスはそれをフランクに渡し、目を潤ませている息子を見てから言った。
「さあ、コーヒーを飲みましょう」

サウスダコタ

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バックホーン警察署に到着したダイアンは、悪態をつきながら遺体確認を拒み、禁煙スペースでたばこを吸いながらスマホを確認する。
『食卓の周りでは会話が賑やかだ』というメッセージが届いていた。

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ゴードンとタミー、アルバートは、担当刑事のマックレイからルース・ダヴェンポート事件について説明を受けた後、問題の遺体と対面する。確かなことは、25年前にガーランド・ブリッグス少佐と一緒にいたクーパーがこの近くに現れたこと。容疑者のウイリアム・ヘイスティングスが、1週間程前のブログにブリッグス少佐と会ったと書いていること、目の前の遺体が40代以上には見えないこと。そして、この遺体の胃から 『ダギーへ 愛を込めて ジェイニー・E』とメッセージが刻まれた指輪が見つかったことだった。ゴードンはウィリアムと話をさせてくれと頼む。

ツイン・ピークス

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事務所に戻ったフランクたちは、会議室で食事をしていたチャドを追い出し、エリザベスから託された万年筆サイズの円筒を空ける。中には小さく丸められた紙片が2枚入っていた。

一枚目には『ジャック・ラビットの宮殿から東に253ヤード。宮殿を出たらそのエリアの土をポケットに入れろ。 10月1日 10月2日 2時53分』と書かれていて、2つの連なった三角の上に赤い●と、謎の記号が並んでいる(エクスペリメントの上に三日月が浮かんでいるように見える)。

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フランクとホークは困惑するが、ボビーは懐かしそうに笑って謎解きをした。ジャック・ラビット宮殿は昔あった基地のそばにあるが、そこは幼い頃、空想で作り上げた架空の場所なのだと。フランクは少佐はそこまで分かっていたのかと感心し、2日後、そこに行こうと言った。
そしてもう一枚を確認する。そこには4ケタの謎の暗号に混じって『クーパー』の文字があった。

サウスダコタ

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タミー・プレストンの取り調べに対して、ウィリアムは涙を浮かべながら知っていることを素直に話す。

ブログ『ゾーンを探して』に書いたこと(別次元に足を踏み入れてブリッグス少佐に会った)はすべて真実で、何年も前からさまざまな本で調査していた。

調査を主導したのは図書館員のルース・ダヴェンポート。彼女は隠された記録を見つけるのが得意で、タイミングさえ合わせれば別次元に入ってブリッグス少佐に会えると知っていた。

異次元で少佐はウィリアムに”冬眠している”と言い、誰にも見つからないように別の場所に移りたいので数字(座標)を調べてくれとウィリアムとルースに頼んだ。

ウィリアムとルースは軍の極秘データベースをハッキングして座標を発見し、その数字はルースが自分の手に書き留めた。

ブリッグス少佐に数字を教えたのは先週の木曜日。その直後、異次元に入って来た他の連中につかまり、妻の名前を聞かれた。ウィリアムはフィリスだと答えた。

数字を教えた後、ブリッグス少佐は宙に浮き、クーパーの名前を2度呼んだ。すると頭部が消えた。それは見たことのない美しい光景だったが、その直後にルースは死んだ。

ルースを殺したのは少佐でも自分でもない。たくさんの人がそこにいた。

ツイン・ピークス

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グレート・ノーザン・ホテルでは依然として謎の音の共鳴が続いている。
ベンはビヴァリーの想いを感じながらも、一線を越えようとはしない。

ロードハウスのボックス席では、ハンバーガーショップを解雇された女性がビールを飲みながら友達と話している。左の脇の発疹がかゆくて仕方がないようだ。

ステージはHudson Mohawke『Human』から、Au Revoir Simone『A Violent Yet Flammable World』に。

Hudson Mohawke – Human (Roadhouse Edit)
Au Revoir Simone – "A Violent Yet Flammable World" (Twin Peaks 2017)

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