第2話 『勝者なき戦い』 あらすじ
()ネタバレを含みます。ドラマを見て確認したいことがあった時などにお役立てください。
キャリーはグロムと面会し、和平は実現すると訴え、タリバン兵の解放を求める。しかしグロムは声明の撤回を拒否し、エフゲニー・グロモフとの会談も否定。そして最後に言った。
「君は変わったな。キャリー・マティソン。乗り込んできて、手土産もなく、要求するだけとは」
マックスが修理した盗聴装置で傍受したハッカニとその息子ジャラールとの通信内容から、ハッカニは戦争を止めたがっていると確信したソールは、グアンタナモの捕虜だったハッカニのいとこを釈放。和平への思いの丈を綴った手紙を彼に託し、カシミール・ホテルで返事を待つ。
白紙に「サミラ・ノーリ」とだけ記された差出人不明の封筒を受け取ったキャリーは、彼女を調査。政府の汚職を調査する機関に在籍していたが、グロムの調査を始めたと同時に解雇され、単独で調査を再開した矢先に命を狙われ、夫が身代わりとなって死んだ、という事実を突き止める。
そしてジェナ・フラッグと協力してサミラの部屋を捜索。ジェナのミスで彼女を拘束することになってしまったが、キャリーはグロムの汚職を追及できる証拠書類を入手。グロムに「和平交渉は望まない」という声明を撤回させる。
マックスの通信傍受によって、ISI(タスニーム・クレイシ)がハッカニとの極秘会談を嗅ぎつけていると知ったソールは、危険を覚悟で約束の時間まで待つ。
一方、グロムが声明を撤回し、全タリバン兵の解放を約束したことをラジオで聞いたハッカニは、ソールの想いに応えるため、手下たちを連れてカシミール・ホテルへ向かう。
しかし、ソールを狙うと思われたISIはハッカニらを襲撃。アメリカに裏切られたと勘違いし、激怒したタリバンは釈明する暇を与えずソールを連れ去った。
その夜、キャリーはミッションの成功を祝ってジェナやマイクと出かけた酒場でエフゲニー・グロモフと再会する。彼は笑みを浮かべて言った。
「感謝してほしいね。サミラ・ノーリの件は」
『私を置いて行くなんて許さない!行かないで!!』
刑務所に響き渡る自分の声。
キャリーの脳裏に、喪われた記憶がよみがえる……。
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