よくわかる ! ゲーム・オブ・スローンズ シーズン4『第9話/黒の城の死闘』 | VODフリーク

よくわかる ! ゲーム・オブ・スローンズ シーズン4『第9話/黒の城の死闘』

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よくわかる ! ゲーム・オブ・スローンズ シーズン4『第9話/黒の城の死闘』

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黒の城(カースル・ブラック)

よくわかる ! ゲーム・オブ・スローンズ シーズン4『第9話/黒の城の死闘』
”壁”の頂上で見張りをしながら、サムウェル・ターリーは、ジョン・スノウに女性を愛し、愛されるというのはどんなものなのかと訊く。ジョンは口ごもるが「もうそんなに長く生きられないかもしれないから教えてほしい。君にしか訊けない」と頼まれると、断ることもできず「そうだな・・・」と、イグリットとのことを話し始める。

「自分とは別の人間がいて、お互いを包み込む感じだ。すると少しだけ・・・・・・自分以上になった気がする。しかし、その結果、得たのは心臓近くに刺さった矢だ」
ジョンはもうすぐみんなに刺さると嘆いたサムの肩を叩き、見張りは俺がやるから少し眠れと勧めた。

土竜の町(モウルズ・タウン)

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イグリットとトアマンドは、ゼン族の族長たちとともにマンス・レイダーからの突撃の合図を待っていた。ゼン族の男の中には狼潜り(ウォーグ)がいて、フクロウの目で黒の城(カースル・ブラック)を偵察している。

イグリットは矢を作り続け、もしジョンが生きていたら奴の竿を首にぶら下げると宣言。族長は「そいつと再会したら赤毛のあそこを差し出すんだろ」とからかうが、イグリットは「ジョン・スノウは私のものだ。殺そうとした奴は、私の矢を受けることになるからそう思え」と言った。

イグリットに見逃してもらったジリは、その彼らを見下ろしながら闇を縫って黒の城(カースル・ブラック)へ向かう。

よくわかる!【海外ドラマ】ゲーム・オブ・スローンズ シーズン4 登場人物と相関図
北では黒の城(カースル・ブラック)の戦い。王都では代理闘士の激突が!因果関係をしっかり押さえておきましょう!

黒の城(カースル・ブラック)

サムが書庫で野人についての記録を調べていると、メイスター・エイモンが入ってきてメイスター・フォールの著書にはここで得たことしか記載されていないと指摘。

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その上でエイモンは、サムが愛するジリを救うために調べていることを見抜く。サムは愛してなどいないと否定するが、エイモンは自身の経験を交え、愛について語る。未来の王だったエイモン・ターガリエンは多くの女に囲まれていて、なかには積極的にエイモンの愛を得ようとする者もいた。そのなかの一人の女性の瞳の色や鼻の形を、エイモンは今でもハッキリと覚えていた。そして楽しそうに笑いながら言った。
「失った恋の話をしたら夜が明けるな。回想にふけるのは何より魅力だ。死が目前に迫ると余計にな・・・・・」

サムが書庫から出ると、門番のピップと誰かが言い争っているのが聞こえた。ジリだ。その声を聞いて瞬時に理解したサムは、アリザーソーンの命令に背くことになると躊躇するピップを怒鳴りつけ、ジリと赤ん坊を迎え入れた。そして彼女に言った「追い出そうとする奴は僕が許さない。これから君が行くところには僕も一緒に行く」
サムが愛する人を守り抜くと覚悟を決めた時、マンス・レイダー軍の襲来を告げる角笛が鳴り響いた。

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見張り台に上ったジョン・スノウは、マンス・レイダー軍を確認した。分かれ間際に言ったとおり、どこからでも見えるほどの炎を燃やして”壁”の北側に出現したのだ。

ジョンは油を仕込んだ樽を集めて応戦の準備を始めるが、油が乏しく、できることはそう多くはなかった。

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アリザー・ソーンはそんなジョンに「あの時、トンネルを封鎖していればよかったんだといいたいのだろう」と話す。そして難しい決断だったと答えたジョンに言う。
「指導者とは、部下に文句を言われながら指揮を執る者だ。だが本人に迷いが出たら、終わりだ。指導者もうるさい部下も、全員がだ。しかし、我々は終わりではない。おまえらが務めを果たし、敵を撃退すればな。おまえはまた私を憎み、私はおまえが野人の女に殺されるのを願う」

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サムはジリと赤ん坊を食料庫に連れて行き「これから戦いが始まるが、絶対に生きて迎えに来る」と約束する。

そして、戦いは始まった。

アリザー・ソーンはマンス軍を迎撃するため”壁”の上で指揮を執る。眼下には北から迫ってくる巨大なマンモスと巨人族の姿が見える。檄を飛ばし、火矢を引けと指示を出すアリザー。次の瞬間、角笛が大きく鳴り響いた。
「下です!」吹いた本人が叫ぶ。
すると下からジャノス・スリントが駆け上がってきて報告した。
「南の門が襲撃を!」
アリザーはジャノスに”壁”の指揮を任せて、イグリット、トアマンド、ゼン族が襲来した南の門へ向かった。
ジャノスの命令で火矢を放つ冥夜の守人(ナイツ・ウオッチ)たち。何本かは野人たちに命中したが、多勢に無勢の状況が一撃で変わるはずもない。ジョンの表情が曇る。

サムとピップは南の門で、イグリット、トアマンド、ゼン族たちを迎撃。ピップの矢はなかなか当たらず死の予感が迫る。

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南の門へ到着したアリザーは「この城は百世代も守られてきた!落ちたことはない!今夜もだ!外いるのはゼン族だ。人を殺してその肉を食らう!奴らの腹に入りたくなければ戦え!陽が昇った時、黒の城(カースル・ブラック)は落ちていない!」と檄を飛ばして士気を高め、門を破って侵入してきた敵を先頭に立って迎え撃った。

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一方、”壁”の指揮を任されたジャノスは「規律もなく訓練も甘い。こんな盗人の寄せ集めではどうにもならない。王都の守人(シティ・ウォッチ)はよかった」と今さらながらに嘆き、士気を下げる。ジョンがどうにかしろと詰め寄るが、ジャノスは「巨人など、どこにもいない。信じるのは子どもだけだ」と現実逃避の発言をする。

それを見かねたグレンが機転を利かせ「アリザーが経験豊富なあなたに応援に来てほしいと言っている」と伝達。ジャノスを”壁”の頂上から追い払うことに成功する。代わって指揮を執ったのはジョンだ。マンス軍の何人かが”壁”にとりついて登り始めたが、ジョンが慌てることはない。「ここまで登るのは朝までかかる」と言って火矢を放てと命じ続ける。

南の門へ下りたジャノスは、戦いに加わることなく建物の奥にある食料庫へ逃げ込む。扉の奥には、ジリがいた。

サムとピップは敵の襲撃を逃れて高台に上り、ボウガンで矢を放つ。初めて敵を倒したピップは笑みを浮かべるが、次の瞬間、喉を矢で射貫かれて倒れる。放ったのはイグリットだった。サムは「大丈夫だ!」と励ますが、口から吹き出す鮮血は止まらず、やがてピップはサムの腕のなかで息絶えた。

巨人族がマンモスにロープを引かせて北の門を壊そうとしているのを見たジョンは、グレンに5人を連れて門を守れと命じる。「死んでも守れ」ジョンの目はそう言っていた。

アリザーはトアマンドとの一騎討ちで深手を負って倒れるが、間一髪のところで仲間に救われ黒の城(カースル・ブラック)内に運び込まれる。

ピップを看取ったサムは、クロスボウを手にしてゼン族を仕留める。そこに下りてきたグレンに人が足りないと叫ぶが、グレンは「ジョンに言え!」と言い残して南の門へ向かう。
サムは物陰に隠れて震えているオリーに「上に行きたいからゴンドラを操作してくれ」と頼む。そして、ゴンドラに乗り込むと「武器を持って戦うんだ!」と叫んだ。オリーは覚悟を決め、足元に落ちていた弓を手にした。

ジョンは矢と油でマンモスと巨人の一人を撃退したが、もうひとりの巨人が怪力にものを言わせて門を持ち上げようとしていた。あとはグレンたちに任せるしかない。

「野人が中庭に!アリザーは倒れた!城は朝まで持たないぞ!」
サムの言葉を聞いたジョンは”壁”の指揮をエディソンに任せて中庭に向かう。
「マンモスが来たら火を使え。”壁”の上に迫ってきたら大鎌を」
エディソンはジョンの指示を頭に刻んてから指示を出した。
「最後の夜になるのなら楽しもうぜ!奴らを火だるまにするんだ。矢をつがえろ!さあ、放て!!」

グレンたちが北の門に到着すると、巨人が扉を持ち上げて中で入ってきた。そしてこちらを目がけて走り出した。グレンたちは覚悟を決め、冥夜の守人(ナイツ・ウオッチ)の誓いを声を出して互いを鼓舞する。そして、剣を抜いた。

中庭に下りたジョンは、サムにゴーストを放てと命じ、野人とゼン族たちに襲いかかった。そして族長を一騎討ちの末に退けたジョンは、弓をいっぱいに引き絞ったイグリットと対峙する。
「矢を射ってもいいんだ・・・・・」そう言いたげにやさしく微笑みかけるジョンを前に、イグリットの決意が揺らぐ。


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その瞬間――イグリットは背後から矢で左胸を射貫かれて倒れた。ジョンが矢が飛んできた方向を確認すると、顔を鮮血で染めたオリーが立っていて、ジョンに向かって力強く頷いた。オリーは父母の復讐を果たしたのだ。

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駆け寄って抱きしめたジョンを見つめて、イグリットは呟く。
「洞窟を覚えている?出るんじゃなかった」
「また行こう」
「何も知らないね・・・・・・ジョン・スノウ」
イグリットはジョンを見つめたまま息絶えた。

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野人たちが”壁”の中腹まで登ってきたのを見計らって、エディソンは大鎌を落とせと命じた。”壁”の頂上から放たれた大鎌は氷片を降らせながら壁面を右から左へと舐めていき、野人たちを残らず剥ぎ取っていった。
「今夜は懲りたろう」
エディソンがやれやれという感じで呟くと、”壁”の頂上では一斉に歓声が上がった。

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「諦めろ」
イグリットを看取ったジョンは、何本も矢を受けて深手を負いながらも剣を向けるトアマンドに忠告する。トアマンドは「これが男の最期だ」と叫んで向かってくるが、ジョンはボウガンで脚を射貫き、生け捕りにした。

サムは約束を守ってジリと赤ん坊の元へ帰る。人の気配を感じて振り向くと、そこにはジャノス・スリントが隠れていた。

中庭に累々と横たわる死体を横目にジョンは、マンス・レイダーを探して仕留める以外に冥夜の守人(ナイツ・ウオッチ)が生き延びる術はないと判断。サムは「殺されるだけでなく釜ゆでにされて皮を剥がされるぞ」と言って止めるが、ジョンは「他に方法があるのか?」と吐き捨てて北の門へ向かった。

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北の門では、巨人と5人の冥夜の守人(ナイツ・ウオッチ)が息絶えていた。ジョンはグレンのまぶたを閉じ、サムに仲間を呼んで遺体を焼けと命じた。
そしてジョンは、剣をサムに預け、大きく息を吸ってから雪原に歩を進めた。

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