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()ネタバレを含みます。
season3は王とその周囲の人物というスタイルで紹介します(もはや家系で分けても意味はなく・・・・・・どう分けるべきか、悩ましい展開になっております)。
モノクロ写真はseason3スタート時に死亡している主要登場人物です。
鉄の玉座の王とその周囲の人々

ジョフリー・バラシオン
(ジャック・グリーソン)
鉄の王座の後継者。ロバート・バラシオンの長男として生まれてきたが、実は王妃サーセイが双子の弟ジェイミー・ラニスターとの間にもうけた子。王の命令は絶対で従わない者は殺せばいいと考えており、王位継承後はサーセイでさえもその存在を持て余すようになる。いち早く敵前逃亡して王都の兵たちを失望させたブラックウォーター湾の戦いの後、サンサ・スタークとの婚約を解消し、タイレル家のマージェリーと婚約した。

タイウィン・ラニスター
(チャールズ・ダンス)
キャスタリー・ロック城主。西部総督。ラニスポートの守護者。ティリオン、ジェイミーと息子を続けて捕虜にしたスターク家と敵対。20年間にわたって務めたエイリス・ターガリエン時代に続き、ジョフリー王にも”王の手”として仕えることになった。「存続を第一に考える家は息子や娘のことを第一に考える家を必ず打ち負かす」という哲学を持ち、子どもたちを容赦なく利用する。

クイーン・サーセイ
(レナ・ヘディ)
タイウィン・ラニスターの長女。ジョフリー、トメン、ミアセラの母。ロバート・バラシオンと結婚して王妃となったが夫婦関係は最初から冷めており、双子の弟ジェイミーと禁断の関係を継続。太后となってからは甥にあたる美少年ランセル・ラニスターとも王都の寝室で関係を持つなど性には奔放だが、ジョフリーを手なずけて操り始めたマージェリー、タイウィンが再婚を命じた相手ロラス・タイレルに対する苛立ちを隠せない。

ティリオン・ラニスター
(ピーター・ディンクレイジ)
サーセイ、ジェイミーの弟。発育不全で体が小さいため小鬼(インプ)と呼ばれるが性戯には絶対的な自信を持ち娼婦には人気がある。彼を産んだと同時に母親が亡くなったためサーセイからは常に怒りを向けられ、”王の手”代理として指揮を執って獅子奮迅の活躍を見せたブラックウォーター湾の死闘のさなかには彼を嫌悪するジョフリーの刺客に命を狙われた。元娼婦のシェイを愛しているが、タイウィンの命令で北部を治める鍵になるサンサ・スタークと結婚した。

サンサ・スターク
(ソフィー・ターナー)
イケメン好きの面を随所に見せるスターク家の長女。ジョフリーとの結婚に憧れていたがエダードの死後は謀反人の娘として赤の王城(レッド・キープ)で軟禁生活を送る。ブラックウォーター湾の戦いの後はジョフリーから解放され、ロレス・タイレルとの結婚話が持ち上がるが、希望はまたしても打ち砕かれた。大狼(ダイアウルフ)の『レディ』は三叉鉾河(トライデント)で殺された。

ピーター・ベイリッシュ
(エイダン・ギレン)
小評議会の財務大臣にして高級娼館の経営者。通称『小指:リトルフィンガー』。幼い頃からキャトリンに想いを寄せていて、彼女の婚約者だったブランドン・スターク(エダードの兄)に決闘を申し込んで敗れた、という過去がある。知略と裏切りによって多くの人の人生を狂わせていく。season2ではスタニスの侵攻を阻止するために暗躍。タイウィン軍とタイレル軍の交渉をまとめブラックウォーター湾の戦いを勝利に導いた功績により、ハレンの巨城(ハレンホール)城主となった。タイウィンからはレディ・ライサと結婚して高巣城(アイリー)を治めるよう命を受けている。

ヴァリス
(コンリース・ヒル)
ライスで奴隷として生まれ育った過去を持つ小評議会参議の宦官。通称『スパイダー:蜘蛛』。七王国中に放っている無数のスパイを自在に操ってあらゆる情報を握っているが諜報機関のトップとして国家に尽くしたいという想いが強く、人を利用することに喜びを感じているベイリッシュとは敵対する。

ブロン
(ジェローム・フリン)
ティリオン・ラニスターがブラン・スターク殺害を企てた容疑者としてキャトリンの捕虜になった時、キャトリン側にいた傭兵。高巣城(アイリー)で決闘裁判の代理人として戦って勝利し、ティリオンに傭兵として雇われた。キングズ・ランディングでは王都の守人(シティ・ウォッチ)の指揮官を務めたが、ブラックウォーター湾の戦いの後、解任された。

シェイ
(シベル・ケキリ)
タイウィン・ラニスターに従軍娼婦として雇われて三叉鉾河(トライデント)の野営地にいる時にティリオンと出会い、キングズ・ランディングへ同行。愛人関係にあることを隠すため、サンサ・スタークの侍女として働き、サンサとティリオンの結婚後もその関係を継続。ヴァリスにはダイヤモンドを渡され王都から離れてほしいと頼まれるが・・・・・・。

レディ・マージェリー
(ナタリー・ドーマー)
ハイガーデン城主メイス・タイレルの娘。レンリー・バラシオンの妻だったが、レンリーの死後はブラックウォーター湾の戦いによるタイレル家の功績を利用し、ジョフリー・バラシオンと婚約。サンサが「怪物」(モンスター)と評し、太后サーセイでさえ持て余している少年王をコントロールする術をすでに身につけており、王妃となってプリンス、プリンセスを産み、七王国を支配するという大きな野望は成就目前。

ロラス・タイレル
(フィン・ジョーンズ)
レンリー・バラシオンの妻マージェリーの兄。通称『花の騎士』。サンサ・スタークが好意を寄せる美しい青年だが男色で、亡きレンリー・バラシオンとは恋仲にあった。その性癖をつかれてタイレル家がサンサ・スタークとの結婚を画策していることをピーター・ベイリッシュにつかまれ、サンサとの結婚話は消滅。タイウィン・ラニスターの命により太后サーセイの再婚相手として浮上するが・・・・・・。

レディ・オレナ
(ダイアナ・リグ)
レッドワイン家出身。ハイガーデン城主メイス・タイレルの母。ロラス、マージェリーの祖母。莫大な借金を抱え財政難に喘ぐ王都を豊富な資金力でサポートする。ロラスとサーセイの結婚は「あり得ない」と反対するが、ロラスを妻を娶ることも子をもうけることも許されない”王の楯(キングズ・カード)”にするとタイウィン・ラニスターに脅されなくなく承諾した。

ポドリック・ペイン
(ダニエル・ポートマン)
ティリオンの従士。ブラックウォーター湾の戦いではジョフリーの命を受けてティリオンの命を狙っていた”王の楯(キングズ・カード)”のマンドン・ムーアを討った。その褒美にとティリオンが3人の高級娼婦との時間をプレゼントした結果、娼婦が「お金はいらないから」と待ち焦がれるほど、並外れた性戯の持ち主と判明。

ロス
(エスメ・ビアンコ)
北部出身の娼婦で、ウインターフェルでの客にはティリオン・ラニスターやシオン・グレイジョイがいた。稼ぎを求めてキングズ・ランディングへ渡り、ピーター・ベイリッシュが経営する娼館で客をとるようになった。ベイリッシュのスパイとなって間もなくシェイと間違われサーセイに囚われ、スタニスとの戦の後はヴァリスのために動くことに。

イリーン・ペイン
(ウィルコ・ジョンソン)
王の執行使。対象が誰であろうと苦しませないよう一振りで斬首する誇り高き首切り役人。前王に舌を抜かれたため言葉を発することができない。

ランセル・ラニスター
(ユージン・サイモン)
ラニスター3兄姉のいとこ。元・ロバート王の従士。色白の美少年でロバート在命中からサーセイとベッドをともにしている。その関係をティリオンに知られ「ジョフリーにバラす」と脅されたためスパイとなってサーセイの動向を報告することに・・・・・・。

パイセル
(ジュリアン・グローヴァー)
小評議会参議。知識の城(シタデル)から派遣され、これまで4代の王に仕えてきた七王国のグランド・メイスター(上級学匠)。老いているのは容姿だけで王都の若い女をかわるがわる部屋に連れ込むほどの絶倫。サーセイのスパイとして動いていたことが露見し、”王の手”代理のティリオンの命で髭を落とされ暗黒房へ投獄されるが解放された。

グレガー・クレゲイン
(コナン・スティーブンス)
タイウィンに仕える豪腕の戦士。身長2mを超える大男。通称『マウンテン:山』。ベイロン・グレイジョイの反乱の際にはエダードと一緒に戦っている。エイゴン・ターガリエン殺し、その母親であるドーンのプリンセス・エリアへの非道な陵辱、実の父親殺しなど、いくつもの暗い噂をまといながら孤独に生きている

レンリー・バラシオン
(ゲシン・アンソニー)
嵐の果ての城(ストームズ・エンド)城主。小評議会の参議として赤の王城(レッド・キープ)にいたが兄ロバートの死後、ウェスタロス王を名乗りスタニス・バラシオン、ジョフリーと敵対。スタニスと戦う前に”紅の女”メリサンドルが嵐の果て城(ストームズ・エンド)の地下洞窟で産み落とした”影”に襲われ命を落とした。イケメンで民衆には人気があったが男色で、”花の騎士”ことロラス・タイレルと恋仲だった。

ロバート・バラシオン
(マーク・アディ)
前・七王国の王。三叉鉾河(トライデント)の戦いでレイガー・ターガリエンを打ち負かして勇猛な騎士として名をあげたが、鉄の玉座を勝ち取ってからは酒と女に溺れ、ラニスター家の資金なくしては財政が立ちゆかない王都にしてしまった。狩りに出かけ、巨大イノシシの牙を受けて死去。七王国に数え切れないほとの落とし子を残した。

ジョン・アリン
(ジョン・スタンディング)
難攻不落の砦と言われる高巣城(アイリー)の元城主および元東部総督。14年間にわたってロバート・バラシオンの”王の手”を務めてきたが、謎の死を遂げる。ロバートの落とし子について知りすぎてしまったために暗殺されたと推察されている。

狭い海(ナロー・シー)の王とその周囲の人々

スタニス・バラシオン
(スティーブン・ディレイン)
ドラゴンストーン城主。小評議会参議でもあったが、兄ロバート・バラシオンの死後、ウエスタロス王を名乗り、王位継承を主張。同じくウエスタロス王を名乗った弟レンリー・バラシオン、ロバートの長男ジョフリーと敵対。女祭司メリサンドルの黒魔術でレンリーを殺害し王位を狙ったが、ブラックウォーター湾の戦いで王都軍に惨敗した。

ダヴォス・シーワース
(リアム・カニンガム)
元密輸業者。ブラックベータ号船長。ロバート・バラシオンが栄光をつかもうとしている時、飢えと渇きに苦しみながら嵐の果て城(ストームズ・エンド)を死守していたスタニスを救った。命がけで警戒線を突破し、小舟に満載した玉葱(本人は肉も届けたと言っている)を届けた度胸が評価されて騎士になったため『玉葱の騎士』と呼ばれる。

メリサンドル
(カリス・ファン・ハウテン)
エソスのアッシャイで生まれ育った女祭司(祭典や宗教上の職務をつかさどる者)で”紅の女”の異名を持つ。彼女にとってただ一つの神である『光の王』(ロード・オブ・ライト)の力があればスタニスを鉄の玉座につかせることができると確信している。ブラックウォーター湾の戦いで惨敗したことでスタニスの怒りを買うが「負けたのは私の同行を禁じたからだ」と主張。さらに発言力を高め、スタニスの意識を北に向けさせる。

ジェンドリー
(ジョー・デンプシー)
キングズ・ランディングの蚤のたまり場で生まれ育ち、武具師トブホー・モットのもとで修行していた鍛冶職人の少年。ロバート・バラシオンの私生児という理由でジョフリー王の即位後は命を狙われ、アリア・スターク、ヨーレンとともにキングズ・ランディングを離れた。アリアととともに死線をくぐり抜け、旗印なき兄弟団(ブラザーフッド)に加わると決意するが、スタニスのために王の血を必要とするメリサンドルに買われてドラゴンストーン城へ。

レディ・セリース
(タラ・フィッツジェラルド)
フロレント家出身。スタニス・バラシオンの妻。これまでに3人の息子を宿すが、病弱な体質のためいずれもこの世で生を受けることはなかった。跡継ぎを産めなかった負い目があるためメリサンドルとの関係をスタニスに問い正すこともなく、ホルマリン漬けにした息子たちと陽の当たらない生活を送っている。

シリーン
(ケリー・イングラム)
スタニスの一人娘。不治の病と言われる灰鱗病を患っており、顔の左半分だけ石化人化が進行しているため地下室に隔離されている。ダヴォス・シーワースを「玉葱の騎士」と慕い、彼が地下牢に投獄されたのを機に絵本を使って文字の読み方を教える。
北の王とその周囲の人々

ロブ・スターク
(リチャード・マッデン)
スターク家の長男。父エダードに代わってウィンターフェル城主、北の王となる。連勝を続けていても驕ることなく、家族全員でウィンターフェルに戻るためにジェイミー・ラニスターを人質として和睦交渉を進めるが、シオン・グレイジョイの鉄諸島派遣、タリサとの結婚など、若さ故の甘さもあって諸公の信頼を損なう。キャスタリー・ロックを穫るため、約束を反故にしたウォルダー・フレイの協力を取り付けようとするが・・・・・。大狼(ダイアウルフ)の名は『グレイウィンド』

レディ・キャトリン
(ミシェル・フェアリー)
タリー家出身。エダードの妻。ロブ、サンサ、アリア、ブラン、リコンの母。ジョン・アリンの未亡人レディ・ライサの姉。ラニスターに勝つために精力的に動きてロブを助け、ウォルダー・フレイ、レンリー・バラシオンとの交渉をまとめたが、レンリーの死によって状況は一変。子どもたちを救うために捕虜のジェイミー・ラニスターを逃がしてロブと諸公の怒りを買い、監視付きの生活を送る。

ジェイミー・ラニスター
(ニコライ・コスター=ワルドー)
太后サーセイの双子の弟であり、キャスタリー・ロックの後継者。”狂王(マッドキング)”と呼ばれたエイリス・ターガリエンを殺害したことから『キングスレイヤー:王殺し』と呼ばれている。ジョフリー王の即位に伴い”王の楯”(キングズガード)総帥に任命されたが、リヴァーランで北部軍の奇襲に屈して捕虜に。キャトリンの手引きでリヴァーラン城から脱出しブライエニー・タースとともにキングズ・ランディングを目指すが、ルース・ボルトンが放った傭兵に囚われて・・・・・・。

ブライエニー・タース
(グェンドン・クリスティー)
タース島の領主セルウィン・タースの娘。身長180cmを超す巨漢で剣に生きる女。模擬合戦でロラス・タイレルを退けた実力を認められてレンリー・バラシオンの”王の楯(キングズ・カード)”となる。レンリーの死後はキャトリン・スタークに仕え、ジェイミー・ラニスターの護送役を務める。ルース・ボルトンが放った傭兵に囚われて慰み者になりそうになり、ハレンの巨城(ハレンホール)では木剣でヒグマと戦うことを強いられるが、いずれも間一髪でジェイミーに救われた。

タリサ・マイギア
(ウーナ・チャップリン)
ヴォランティス出身。負傷兵を治療する衛生係として戦場へ。足に重傷を負った騎士の治療がきっかけでロブ・スタークと出逢い、戦場で会うたびに言葉を交わすようになる。その後、ロブがウォルダー・フレイとの間に重要な約束を交わしていることを知りながら接近し、結婚。戦いが続く中で北の王の後継者を宿すが・・・・・・。

ルース・ボルトン
(マイケル・マケルハットマン)
スターク家に忠誠を誓っているボルトン家の君主。ドレッドフォート城主。フレイ家の巨漢娘ウォルダを娶って富を得た。戦の経験が浅いロブ・スタークを支える存在だが、開戦当初からその瞳の奥には野望が見え隠れしており、ウォルダー・フレイとの重要な約束を反故にしたスターク家を見限り、ラニスター側へ。タイウィンの命を受け北部総督の座についた。

エドミュア・タリー
(トビアス・メンジーズ)
リヴァーラン城主ホスター・タリーの息子。キャトリンの弟。ストーン・ミルの戦いで作戦の意図を理解できず208名もの戦死者を出した負い目から、ロブ・スタークの代わりにウォルダー・フレイと6番目の妻の五女ロズリン・フレイを娶る。誰が見ても美しく可憐な少女だったので浮かれるが・・・・・・床入れの儀式の後の惨劇を地下牢で知ることになった。

ブリンデン・タリー
(クライヴ・ラッセル)
リヴァーラン城主ホスター・タリーの弟。キャトリン、エドミュアの叔父。通称”漆黒の魚(ブラックフィッシュ)”。勇猛な騎士だけに、闇雲に戦って208人もの兵を失い、意味のない人質を穫って満足しているエドミュアに対する苛立ちを隠せない。双子城(ツインズ)の惨劇では敵の追撃をかわして生き延びた。

ウォルダー・フレイ
(デイビッド・ブラッドリー)
関門橋の領主であり双子城(ツインズ)の城主。7人の妻との間にそれぞれ4~5名の子どもをもうけており、種馬並みの生殖能力を見せつけている。90歳を越えてから娶った8番目の妻は15歳。まだまだ子孫を増やすつもりらしい。スターク家とは、娘の一人とロブ・スターク、息子ウォルドロンとアリアを結婚させる約束を取り交わしていたが、ロブとタリサの結婚によって反故にされた。その恨みからラニスターのバックアップを受けてスターク家を一掃する殺戮計画を実行した。

ラムジー・スノウ
(イワン・リオン)
ルース・ボルトンの落とし子。きわめて残忍かつ非情な性格で、私生児として扱われることに不満を抱いている。シオン・グレイジョイがウインターフェル城を占拠した後、ルース・ボルトンに代わって海の牝犬(シービッチ)号の船員たちと交渉。シオン・グレイジョイを引き取ることに成功し、ドレッドフォート城に監禁。シオンを気分のおもむくままにいたぶり、ベイロン・グレイジョイには鉄の民の北部からの完全撤退を要求する。

シオン・グレイジョイ
(アルフィー・アレン)
グレイジョイ家の末男。9年前の反乱劇の敗北によってエダード・スタークの人質兼被後見人となる。エダードの死後も兄弟のようにして育ったロブとともに戦うが、援軍の要請のために戻った故郷で変心しウィンターフェル城を占拠。そこで船員たちに裏切られてラムジー・スノウの手に落ち、ドレッドフォート城に監禁されて去勢される。。女と見れば抱かずにはいられない性格と短絡的な思考につけ込まれ、自らの意思とは裏腹に波瀾万丈の人生を送る。

ヤーラ・グレイジョイ
(ジェンマ・ウィーラン)
シオンの姉。ブラック・ウインド号船長。シオンがパイク城を去った後、父ベイロンだけでなく荒くれ者の船員たちからも信頼される存在に。シオンのことを見下しており、ウィンターフェルを制圧した際も「これ以上ないほどの愚か者」と断罪した。しかしラムジー・スノウから届いた手紙でシオンが囚われ傷んでいると知ると、鉄の民とグレイジョイの家の名誉を守るため、ドレッドフォート城への進軍を決意した。

ベイロン・グレイジョイ
(パトリック・マラハイド)
諸島の領主。200隻の船団を所持するパイク城の主。9年前、王都に反旗を翻したがロバート王とエダード・スタークに鎮圧された。王都侵攻を目指す若き北の王ロブ・スタークから援軍を要請されるがこれに応じず、諸公が南下して手薄となった北部制圧を企てる。

アリア・スターク
(メイジー・ウィリアムズ)
スターク家の次女。ハレンの巨城(ハレンホール)脱出後、旗印なき兄弟団(ブラザーフッド)と行動を共にするが、金のためにジェンドリーをメリサンドルに引き渡したことと、リヴァーラン城行きよりラニスターとの戦いを優先させたことに反発して離脱。友人を殺されてから憎み続けてきたサンダー・クレゲインの人質になることに甘んじて、母と兄が滞在している双子城(ツインズ)を目指すが・・・・・・。大狼(ダイアウルフ)の名は『ナイメリア』(行方不明)。

サンダー・クレゲイン
(ロリー・マッキャン)
通称『ハウンド:猟犬』。元ジョフリー・バラシオンの”王の楯(キングズ・カード)”。ブラックウォーター湾の戦いの最中、鬼火(ワイルド・ファイア)によって戦意を喪失してキングズ・ランディングを離脱。北に向かっていたところで旗印なき兄弟団(ブラザーフッド)に捕らわれ、ベリック・ドンダリオンとの決闘裁判に挑む。これを制した後はアリア・スタークを人質にしてリヴァーラン城から双子城(ツインズ)へ向かう。

ベリック・ドンダリオン
(リチャード・ドーマー)
『光の王』(ロード・オブ・ライト)のもとに集い臣民のために戦うアウトロー集団「旗印なき兄弟団」(ブラザーフッド)の首領。元はスターク家の家臣で、エダードがジェイミーに襲われて重傷を負った後、グレガー・クレゲインの軍を叩くため三叉鉾河(トライデント)へ進軍したが、ママーズフォードで奇襲を受けて敗走。その後、ロバート王の逝去とエダードの斬首を機に、命ある限り臣民のために戦うと誓った。

ソロス
(ポール・ケイン)
ミア出身。旗印なき兄弟団(ブラザーフッド)の一員。『光の王』(ロード・オブ・ライト)を崇める司祭。スターク家の家臣として行動を共にしてきたベリック・ドンダリオンを、これまで6度にわたって蘇らせている。

ジェクエン・フ=ガー
(トム・ヴラシア)
ブレーヴォス出身の謎の男。冥夜の守人(ナイツ・ウォッチ)の候補の罪人としてキングズ・ランディングから檻突きの馬車に閉じ込められたまま北上する。王の道でラニスターの騎士に襲われた時、アリアに受けた恩をハレンの巨城(ハレンホール)で返す。(season3では登場シーンなし)

シリオ・フォレル
(ミルトス・イエロレム)
元ブレーヴォスの海頭の筆頭剣士。赤の王城(レッド・キープ)でアリアに剣術を教える。謀反人の娘となったアリアを逃がすため木剣で王都の守人(シティ・ウォッチ)の騎士に挑むが生死は定かではない(描かれていない)。

メイスター・ルーウィン
(ドナルド・サンプター)
シタデル(知識の城)から派遣されている学匠でウィンターフェルの生き字引のような存在。子どもたちの教育から城の運営まであらゆる面でスターク家をサポートしてきたが、シオン・グレイジョイに占拠された後、海の牝犬(シービッチ)号の船員たちに襲われて負傷。ブランとリコンをオシャに託して逝去した。

ロドリック・カッセル
(ロン・ドナキー)
スターク家の武術指南役。ブラン殺害未遂事件後はキャトリンの守護役として、キングズ・ランディング、高巣城(アイリー)、リヴァーラン城へ同行。シオン・グレイジョイがウィンターフェル城に乗り込んだ時、ラニスター軍と戦っていたトーレンの方塞から駆けつけるが間に合わず、囚われて斬首された。

エダード・スターク
(ショーン・ビーン)
前ウィンターフェル城主および北部総督。幼い頃はロバート・バラシオンとともに高巣(アイリー)城のジョン・アリンに養育された。そのジョン・アリンの死後、ロバートの命を受けて”王の手”となるが、プリンス・ジョフリーに王位継承権はないと主張したため謀反人の汚名を着せられ斬首された。

エピソード5

エピソード8


”壁”を目指す者たち

ブラン・スターク
(アイザック・ヘンプステッド=ライト)
スターク家の次男。サーセイとジェイミーの謀略を聞き、禁断の情事を目撃してしまったため、ジェイミーに突き落とされて半身不随に。奇跡的に意識を取り戻してから狼潜り(ウォーグ)の力が目覚め始め、すべてを見渡すことができる三ツ目の鴉を探すため”壁”の向こうを目指す。大狼(ダイアウルフ)の名は『サマー』。

リコン・スターク
(アート・パーキンソン)
スターク家の三男。シオン・グレイジョイに占拠されたウィンターフェル城を脱出して北を目指すが、”壁”に到着後はブランと別れ、オシャとともに最後の炉端城(ラスト・ハース)に向かう。大狼(ダイアウルフ)の名は『シャギードッグ』

オシャ
(ナタリア・テナ)
”壁”の北側から逃れてきた野人。冥夜の守人(ナイツ・ウオッチ)の脱走者たちとブランを襲うが失敗に終わり、スターク家の使用人となる。シオン・グレイジョイに制圧された時は身体を張ってブラン、リコンを逃がし、ルーウィンの遺言を守って黒の城(カースル・ブラック)へ向かう。

ホーダー
(クリスチャン・ナイアン)
スターク家に仕える巨体の馬丁。「ホーダー」としか言葉を発することができない。気の優しい力持ちで足の動かないブランを背負い、時には抱きかかえて守り続ける。

ジョジェン・リード
(トーマス・サングスター)
地峡(ネック)出身の沼地人(クラノグマン)。獣たちの目線で現代だけでなく過去の真実を見ることができる綠視者(グリーンシーアー)。夢のなかで出会ったブランを探してウィンターフェルにやってきて、三ツ目の鴉を探す旅に同行する。

ミーラ・リード
(エリー・ケンドリック)
地峡(ネック)出身の沼地人(クラノグマン)。ジョジェン・リードの姉。人並み外れた走力と眼力、聴力を持つ。狩りの達人でもあり弓で食糧を調達して、ジョジェンとブランの旅をサポートする。

冥夜の守人(ナイツ・ウオッチ)と関連人物

ジョン・スノウ
(キット・ハリントン)
エダードが他の女性に産ませた私生児(「スノウ」は自らの名字を持たずに生まれた北部のすべての子どもに習慣上、与えられる名前)。エダードの”王の手”就任を機に自ら望んで冥夜の守人(ナイツ・ウォッチ)となる。ジオー・モーモント専属の雑士(スチュワード)だが”壁”の向こうの偵察隊に志願。野人たちの同行を探り黒の城(カースル・ブラック)に知らせるために、マンス・レイダーの仲間となりイグリットと愛し合うが・・・・・。大狼(ダイアウルフ)の名は『ゴースト』。

ジオー・モーモント
(ジェームズ・コスモ)
冥夜の守人(ナイツ・ウオッチ)の総帥。通称『熊の御大』(オールド・ベア)。ジョン・スノウの良き理解者で、亡者(ワイト)の攻撃から身を挺して守ってくれた礼として、ヴァリリア鋼の名剣ロングクロウを彼に贈った。息子は”女王の楯”(クィーンズガード)としてデナーリス・ターガリエンに仕えているジョラー・モーモント。

サムウェル・ターリー
(ジョン・ブラッドリー)
通称サム。冥夜の守人(ナイツ・ウォッチ)になるために角の丘(ホーン・ヒル)城からやってきた臆病で小太りの少年。父親はハイガーデンのタイレル家の旗主。クラスターのの妻ジリに惹かれ、”壁”の向こうを偵察した帰路に立ち寄った際、男児を出産した彼女を黒の城(カースル・ブラック)に連れて帰る。

ジリ
(ハンナ・マリー)
クラスターの娘であり妻。サムが砦に立ち寄った際に男児を出産。男児はホワイト・ウォーカーの生け贄にされるため、クラスターに対する冥夜の守人(ナイツ・ウオッチ)たちの反乱に乗じてサムとともに脱出。黒の城(カースル・ブラック)にたどり着く。

クラスター
(ロバート・パフ)
クラスターの砦の主人。妻から娘から生まれたらその娘を妻にしてまた娘を作る。それを繰り返して生きている。その生き方には誰もが憤りを感じていて、高圧的な態度にも不満を抱いているが、宿を提供してくれる彼のおかげで命をつなぎ止めた冥夜の守人(ナイツ・ウオッチ)も少なくないため、ジオー・モーモントは必要悪と考え接している。

ベンジェン・スターク
(ジョゼフ・マウル)
エダードの弟。冥夜の守人(ナイツ・ウォッチ)の哨士長(ファーストレンジャー)。幼い頃から目をかけてきたジョン・スノウの黒の城(カースル・ブラック)入城を見届けてから”壁”の北側に偵察にでて、消息を絶つ

メイスター・エイモン
(ピーター・ヴォーン)
盲目の学匠(メイスター)。エイリス・ターガリエンの叔父。サムが連れて戻ったジリをゲストとして迎え、七王国中に”壁”の北から脅威が迫っていることを知らせる。

アリザー・ソーン
(オーウェン・ティール)
武術指南役。”壁”の北で戦った経験があり腕も立つが、ジョン・スノウの存在は認めようとしない。(season3では登場シーンなし)

クォリン
(サイモン・アームストロング)
”壁”の西端に位置する影の塔(シャドウ・タワー)所属の哨士(レンジャー)。通称”二本指(ハーフハンド)”。”壁”の向こうから迫っている脅威を調べるため偵察に出て、黒の城(カースル・ブラック)から出たジョン・スノウたちと合流。冥夜の守人(ナイツ・ウオッチ)として野人たちの”壁”への侵攻を止める、という大義のために命を捨てる覚悟を決め、ジョン・スノウに斬られた。

”壁”の向こうの王と野人たち

マンス・レイダー
(キアラン・ハインズ)
”壁”の向こうの王。元冥夜の守人(ナイツ・ウオッチ)で、当時は”二本指(ハーフハンド)”のクォリンの誓約の兄弟であり、エダード・スタークのことも知っている。ホワイト・ウォーカーの脅威から逃れるために「南に行かなければ全滅」すると言ってさまざまな種族が存在する野人たちを統率し、”壁”超えを目指す。

イグリット
(ローズ・レスリー)
”壁”の向こうで生まれ育った野人の娘。弓矢の達人。野人たちの動向を調べるために偵察に来たジョン・スノウと接近。いずれは敵味方になって戦うことになるとわかっていながら男と女の関係になり、愛し合う。

トアマンド
(クリストファー・ヒヴュ)
”巨人殺し(ジャイアンツペイン)”の異名をとる野人の戦頭。”二本指(ハーフハンド)”のクォリンを殺して仲間になったジョン・スノウを信用し、イグリットの仲も認めていたが・・・・・・。

鎧骨公(ロード・オブ・ボーンズ)
(ロス・オヘネシー)
野人の戦頭(いくさがしら)。ジョン・スノウを捕らえ、”壁”の向こうの王マンス・レイダーと引き合わせる。

オレル
(マッケンジー・クルック)
狼潜り(ウォーグ)の力を持つ野人。イグリットに想いを寄せており、ジョン・スノウのことは一貫して「鴉」と呼び、まったく信用していない。

エピソード1

海の彼方の女王とその周囲の人々

デナーリス・ターガリエン
(エミリア・クラーク)
狂王(マッドキング)エイリス・ターガリエンの末娘。スミレ色の眼とシルバーゴールドの髪をもつ。呼び名は『女王(カリーシ)』。騎馬民族王カール・ドロゴ、胎内に宿っていた息子レイゴとも亡くしてしまったが、3頭のドラゴン(ドロゴン、ヴィセーリオン、レイガル)の母となった。season3ではクァースで手に入れた資金とドラゴンの力で”穢れなき軍団(アンサリード)”を買い、奴隷を解放して兵力を拡大していく。

ジョラー・モーモント
(イアン・グレン)
デナーリス・ターガリエンに生涯の忠誠を誓っている騎士で女王の楯(クィーンズ・ガード)。兵力の増強を進めるが、女王の楯(クィーンズ・ガード)が増えるのを歓迎しているわけではなく、バリスタン・セルミーの提案には意義を唱えることが多い。父親は冥夜の守人(ナイツ・ウォッチ)の総帥。モーモント家はスターク家の旗主を務めていたが、彼が密猟者を奴隷商人に売って名誉を汚したために追放された。

バリスタン・セルミー
(イアン・マッケルヒニー)
元・小評議会参議。元・王の楯(キングズ・ガード)総帥。七王国で随一の剣の使い手。ジョフリー・バラシオンの即位後、高齢と獅子狩りの際にロバート王を守れなかった責任を問われて解任された。心から信頼できる君主を求めて海を渡り、アスタポアで黒魔術を使う刺客からデナーリスを守ったのを機に女王の楯(クィーンズ・ガード)となる。剣は衰えていないが自尊心が強く経験則で行動するため、若くして女王となり常識を覆していくデナーリスとは考えが食い違うことも少なくない。

ミッサンディ
(ナタリーエマニュエル)
19の言語を操る才女。アスタポアで奴隷商人クラズニス・モ・ナクロツの通訳を務めていたが”穢れなき軍団(アンサリード)”とともにデナーリスに買われて侍女となる。

グレイ・ワーム
(ジェイコブ・アンダーソン)
8,000人いる”穢れなき軍団(アンサリード)”の指揮官。アスタポアでデナーリスに買われて部下となった。ユンカイではジョラー・モーモント、ダーリオ・ナハリスとともに戦い、奴隷解放に大きく貢献した。

ダーリオ・ナハリス
(エド・スクレイン)
騎馬傭兵部隊”次子(セカンド・サンズ)”の副長。ユンカイで”穢れなき軍団(アンサリード)”と戦うはずだったが、デナーリスの美しさに惹かれて指揮官のメロと副長のプレンダール・ナ・ゲズンを殺害。”次子(セカンド・サンズ)”とともにデナーリスの指揮下に入った。

ザロ・ゾアン・ダクソス
(ノンソー・アノジー)
クァースの十三人組のひとり。交易王。ドスラク人を招き入れることに反対する十三人組を説き伏せ、デナーリスたちに宮殿での何不自由ない生活を提供。目もくらむような金と宝石を巨大な金庫に保管している話していたが大嘘で、ドラゴン誘拐とドスラク人殺害の罪でデナーリスに裁かれた。

パイアット・プリー
(イアン・ハンモア)
クァースの十三人組のひとり。黒魔道師。ザロ・ゾアン・ダクソスと結託してデナーリスのドラゴンを奪おうと計画するが、そのドラゴンに焼かれて死んだ。

カール・ドロゴ
(ジェイソン・モモア)
戦で負けを知らないドスラク人の騎馬民族王。妻デナーリスと息子レイゴが王都からの刺客に命を狙われたことに激高。海を渡って鉄の玉座を手に入れると宣言した矢先に決闘で負った刀傷がもとで倒れる。妖女ミリ・マズ・ドゥールの黒魔術でレイゴの命の引き替えに一命を取り留めたものの廃人同然となり、デナーリスの手で最期を迎えた。

ヴィセーリス・ターガリエン
(ハリー・ロイド)
エイリスの次男。自称ヴィセーリス三世王。父エイリス王と兄プリンス・レイガーの敵を討ち、地位と名誉をロバート・バラシオンとラニスターから奪い返すため、デナーリスとドスラク人の騎馬民族王カール・ドロゴとの婚姻を実現させたが、ドロゴに殺された。


原作
ゲーム・オブ・スローンズの原作はジョージ・R・R・マーティン『氷と炎の歌』(ハヤカワ文庫)で、シーズン3は『剣嵐の大地』(上・中・下巻)におさめられています。サンサを娶ることになったティリオン、そして彼が愛するシェイの微妙な気持ちの動きをじっくり読んでみては?
相関図
(※参照:スターチャンネル)
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