よくわかる ! ゲーム・オブ・スローンズ シーズン1 『第7話/勝つか、死ぬか』 | VODフリーク

よくわかる ! ゲーム・オブ・スローンズ シーズン1 『第7話/勝つか、死ぬか』

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よくわかる ! ゲーム・オブ・スローンズ シーズン1  『第7話/勝つか、死ぬか』

よくわかる!【海外ドラマ】ゲーム・オブ・スローンズ シーズン1 登場人物と相関図
ゲーム・オブ・スローンズ シーズン1の主要登場人物を、スターク、ラニスター、バラシオンなど家系ごとに分けて紹介!
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キャスタリー・ロック

ウィンターフェルへ進軍せよ

よくわかる ! ゲーム・オブ・スローンズ シーズン1 『第7話/勝つか、死ぬか』

キャスタリー・ロックの城主でサーセイ、ジェイミー、ティリオンの父・タイウィン・ラニスター。イノシシの皮を剥ぎながらジェイミーに名誉挽回のチャンスを与える。

キャスタリー・ロックへ戻ってきたジェイミー・ラニスターに対し、城主のタイウィン・ラニスターは、エダード・スタークに対して剣を抜いたのはラニスター家にあるまじき愚かな行為だったと一喝。ジェイミーは捕虜になった弟を救うためだったと反論するが、タイウィンはエダードを仕留め損ねたことにも言及。3万の兵を率いてウィンターフェルへ進軍し”ラニスターは借りを返す”と思い知らせろと命じる。
「家の未来はここ数カ月で決まる。1,000年続く王朝を築き上げるのか、ターガリエンのように無に帰すかだ。今すぐに使命を果たせ」

キングズ・ランディング

王と”王の手”の過ち

よくわかる ! ゲーム・オブ・スローンズ シーズン1  『第7話/勝つか、死ぬか』

出逢った時は心からロバートを慕っていたと話すサーセイ。王位を奪わなかったエダードの判断が過ちだったことを証明してみせる。

ジョン・アリンは王家の子どもたちの出生の秘密を知ったために暗殺され、ブランはその現場――サーセイとジェイミーの情事を目撃したために塔から突き落とされた。赤の王城(レッド・キープ)の中庭でサーセイは、エダードが立てたその仮説をあっさりと認めた。

サーセイは細身で強くて七王国中の女性の憧れだったロバートとの結婚を心から喜んだが、初めての夜、酒に酔ってベッドに入ってきたロバートは、彼女を「リアナ」と呼んだ。ターガリエンに殺害された恋人の名だった。それが悲劇の始まりだったとサーセイは言い、死産となった最初の子を除くすべての子どもたちの父親は、双子の弟ジェイミーだと告白した。

それを聞いてエダードは、ロバートが狩りから戻る前に子どもたちを連れてできる限り遠くへ逃げてほしいと話す。サーセイは「王都陥落の日、あなたが鉄の玉座につくべきだった。王位の争奪は勝つか、死ぬか。どちらも選ばなかったあなたの過ちなのよ」と告げて去っていった。

北部での商売に見切りをつけて王都に来た娼婦のロスは、ピーター・ベイリッシュの運営する娼館で南部の高級娼婦として生きていくための手ほどきを受ける。

恋焦がれている女性がいることを初対面のロスに見抜かれたベイリッシュは、その女性との出会いから現在に至るまでの経緯を饒舌に話す。そしてロスの質問にこう答える。
「私は闘わず、人を利用して世界のすべてを手に入れてみせる」と。

ロバート王の遺言

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凶暴なイノシシに腹を裂かれて最期の時を迎えるロバート。子どもたちの父親がジェイミーであることを知らないまま遺言を残し息を引き取った。

ロバートは瀕死の状態で赤の王城(レッド・キープ)に戻ってきた。酩酊した状態でイノシシを仕留めようとして逆襲に合い、牙で股間から胸までを引き裂かれてしまったのだ。
死を覚悟したロバートは「死に目には立ち会うな」と言ってジョフリーを遠ざけ、エダードと二人にしてくれと言ってサーセイと側近たちも退室させた。

そしてエダードに「俺の言うことを書き留めろ」と言って遺言を口にした。
「余の死に際し、エダード・スタークを摂政および王土の守護者に任ず」
「息子ジョフリーが成人するまで代理として王土を治めよ」
ジョフリーはあなたの息子ではない・・・・・・死に瀕したロバートを前にその言葉を飲み込んだエダードは、”ジョフリーが成人するまで”を”正統な後継者が現れるまで”と換えて書き記し、ロバートにサインさせた。

ロバートは「デナーリスの件はおまえだけが正しかった」とエダードに言い、手遅れでなければあの娘を殺すなと言い残し、楽にしてくれと頼む。

部屋の外に出たエダードはレンリーとバリスタン・セルミーからイノシシに襲われた時の状況を聞いて、彼が手を出すなと言ったのだから守れなかったのは仕方がないことだったのだと納得する。しかし、ロバートにワインを差し出したのがランセル・ラニスターだといわかると、ある疑念が膨らんでくるのを止められなかった。

それでも気を取り直したエダードは、ロバートがデナーリスの措置を変更したことを告げる。しかしヴァリスは使い鴉はすでに飛び立っているから、もう手遅れだろうと答えた。

”王の手”の命綱

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エダードはジョフリーの王位継承を防ぐため、最も頼りたくなかった男に協力を求めるしかなかった

エダードが守護者に任命されたことを確認したレンリーは「サーセイはあなたを排除する。今のうちに剣士を集め、ジョフリーを捕らえましょう。クーデターを起こすのです。王を確保した者が王国を制する。サーセイに時間を与えてはならない」と進言。つまり、力を貸すから私を王にしろと言っているのだ。

しかしエダードは「ロバートの死に際を血で汚す気も、子を捕らえる気もない」と断わり、ロバート王の弟でドラゴンストーン城主のスタニス・バラシオンに手紙を出した。ロバート王の直摘がいないとわかった今、王位を継承するのはスタニス以外にいないからだ。
ベイリッシュは「守護者殿」とエダードを敬いながらも、王位はジョフリーに継承させるべきだと主張。スターク家はラニスターと和解し、サンサをジョフリーに嫁がせる。そしてもしジョフリーが王座にふさわしい人物でなければ、出生の秘密を暴露してレンリーを玉座に据える――それがベイリッシュのプランだった。

しかしエダードは、スタニスが後継者だと言って譲らない。ブランの喉を切り裂こうとして刺客を送り込んできたラニスターとの和解もあり得ない。
そのうえでベイリッシュに力を貸してほしいと頼む。サーセイはエダードの衛兵を力でねじ伏せることができる騎士と兵力を有しており、エダードの頼みの綱は、この城と都市と王の平和を守ると誓っている2000名の王都の守人(シティ・ウォッチ)。
ベイリッシュは、思わせぶりな笑みを浮かべて答える。
「王妃と”王の手”が異なる王を擁立すれば、王都の守人たちはどちらを守るか。それは――金を持っている方だ」

信用してはいけなかった男

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ジョフリーとサーセイに向けるはずだった王都の守人(シティ・ウォッチ)の剣をエダードに向けさせたベイリッシュ。この瞬間、エダードは利用され、裏切られたことを知った。

ロバートの逝去を知ったエダードは、悲しみに暮れる間もなくサーセイから鉄の玉座の間に緊急招集される。ベイリッシュから王都の守人(シティ・ウォッチ)を味方につけた(買収した)と報告を受けて安堵したものの、レンリーがロラス・タイレルとともに50名の騎士を率いて城を出て南へ向かったと聞き、一抹の不安を覚える。

鉄の玉座にはすでにジョフリーが座っていて、その後ろをラニスターの衛兵が固めている。ジョフリーの左には”ハウンド”サンダー・クレゲインが吠える犬の兜に身を固めて控えている。

エダードが中央に進み出るとジョフリーは小評議会に対して2週間後の戴冠式の開催を命じ、今日は参議からの忠誠の誓いを受けると発する。
それをうけてエダードは、正面にいるバリスタン・セルミーに巻紙を渡す。ロバートの封印がある未開封の遺言だ。

「スターク家のエダードを王土の守護者に任ず。正統な後継者が成年に達するまでとする」
セルミーが読み上げると、サーセイはそれを受けとり、一瞥して破り捨てた。ロバートの遺言をただの紙切れだと言われては、セルミーも反論のしようがない。

そしてサーセイは言った。
「ひざまずいて私の息子に忠誠を誓いなさい。誓えば故郷で余生を送ることを許します」
「彼に継承権はない」
エダードが反論するとサーセイは反逆罪で捕らえろと命じる。
「殺せ!皆殺しにしろ!命令だ!」
ジョフリーが叫び、エダードは「王妃と子どもたちを捕らえろ」と王都の守人(シティ・ウォッチ)の隊長ジャノス・スリントに命じた。

ジャノスが号令を発するとラニスターの衛兵よりはるかに多い隊員たちがジョフリーとサーセイに剣と槍を向けた。しかし、次の瞬間それはエダードの衛兵たちの身体を貫いた。慌てて剣を抜こうとしたエダードの喉元に短剣を突きつけたのはベイリッシュだった。かれは笑みを浮かべて言った。
「私を信用してはいけないと言ったじゃないですか」

ヴァエス・ドスラク

送り込まれた刺客

デナーリスの毒殺をもくろんだワイン商の男は、ジョラーの機転によって目的を果たす前に取り押さえられる。

デナーリスは「ペントスから船で海を渡れば私の生まれた土地がある。そして王だけがすわることができる玉座がある」とやさしくささやくがドロゴは「世界を駆ける雄馬(スタリオン)にも王にも鉄のイスは必要ない」とまるで興味を示さない。ドスラク人は海を渡らない。彼らにとって馬が飲むことができない水は汚水と同じなのだ。

困り果てたデナーリスは市場に出かけた際、ジョラーにドロゴを説得してくれと頼むが、ジョラーは辛抱するしかないという。焦ればヴィセーリスのようになると。そしてジョラーは隊商長を探してマジスター・イリリオから手紙が届いていないか確認すると言い、デナーリスの傍を離れる。

市場の隅でジョラーを呼び止めたのは少年だった。彼は言った「”蜘蛛”がお祝いの挨拶を伝えろと」。そして巻紙を渡すと「恩赦です。故郷へ帰れます」と言い残して去ってった。

デナーリスとラカーロ、侍女のイニとドリアは大声を張り上げて客を呼び込んでいるワイン商の前で足を止めた。ワイン商の男は目の前にいるのが女王様(カリーシ)だとわかると手に持っていたワインを捨て「これ以上ない名誉だ」と言って、奥にあるアーバー産の赤ワインを樽ごと渡す。

すると、その様子をうかがっていたジョラーがラカーロにその樽と下ろすように言い、ワイン商の男に栓を開けて味見しろと命じた。男は飲むと見せかけてグラスを投げて逃げ出したが、あっけなく捕まって連行された。彼は全裸にされ、デナーリスの馬に鎖でつながれることが決まった。馬と同じ速度で走らなければ引きづられる。

ドロゴの約束

海を渡ることも息子に鉄の玉座を与えることにも興味を示さなかったドロゴは、デナーリスと息子が狙われたと知って豹変。西へ向けて進撃を開始する。

デナーリスと息子の命が狙われたと知り、ドロゴは命を救ったジョラーに好きな馬を与えると約束し、同時に宣言した。
「息子には鉄のイスを与える。彼の母の父が座ったという玉座だ。そして七王国を与える。我、王ドロゴはここに約束しよう。世の果てに我が部族(カラザール)を率い、木の馬に乗って黒い塩水を渡る。騎馬族の王として初の壮挙だ!鉄の甲冑を着けた男どもを殺し、奴らの石の家を取り崩す。そして女ども犯し、子を奴隷に取る!奴らの神をこの地へ召し連れる!」
部族(カラザール)の男たちは歓声を上げ、デナーリスは積年の思いが叶いつつあることを実感した。
そして2日後、ドロゴの部族(カラザール)はヴァエス・ドスラクを発ち、南西に向けて平原を進んでいった。

ウィンターフェル

南の果てまで逃げたかった理由

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囚われの野人をからかって日頃の鬱憤を晴らそうとするシオンだが、オシャに軽くあしらわれて小物ぶりを露呈。

シオン・グレイジョイは、囚われの身となり、ウィンターフェル城で雑用を務めるようになった野人(”壁”の北側で生まれ育った者)のオシャを見下すがオシャは「鉄諸島のグレイジョイ家など知らない」「偉いのは父でありあなたではない」と相手にしない。腹を立てたシオンは、彼女に手を出そうするが、計ったように現れたメイスター・ルーウィンに「おまえも囚人だろう」と言われ、ばつが悪なって引き上げる。

オシャはルーウィンの質問に対し、昼に眠り夜に狩る者たち――ホワイト・ウォーカーから逃れるため南の果てまで行くつもりだったと答える。
「何千年も前に消えたと言われているが、そうじゃない。奴らは眠りから覚めたのさ」

黒の城(カースル・ブラック)

誓約

誓約の儀式を前に、哨士(レンジャー)ではなく雑士(スチュワート)と命じられたことに失望するジョン・スノウ。アリザーが仕組んだに違いないと腹を立てるが・・・・・・。

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”壁”の北側の幽霊の森にある『心の木』。ジョンとサムはここで、昔の神々に対して誓約を行った。

訓練期間を終えた新兵たちは、夕刻から始まる冥夜の守人(ナイツ・ウオッチ)の誓約の儀式を前にして中庭に集められ、ジオー・モーモント総帥の発表を聞いた。

一人ひとりの名前と役職が読み上げられるなか、ジョン・スノウはその声を信じられない思いで聞いた。「ジョンスノウ、雑士(スチュワート)」

そしてメイスター・エイモンが具体的な仕事と場所を伝える。
「ジョン・スノウはモーモント総帥の個人雑士だ」
「食事の世話と風呂の準備を?」
「その通り。部屋に火を絶やさず、シーツと毛布を毎日交換し、そのほか、総帥の命じることをせよ」

誰よりも剣が使えるのに哨士(レンジャー)になれないなんて、アリザー・ソーンが仕組んだ嫌がらせに違いない。フェアじゃない。怒りに震えてその場を去ろうとするジョンの後を追い、気持ちを鎮めさせたのは、雑士を命じられた元吟遊詩人のダレオンとサムウェル・ターリーだった。ダレオンは「もともとこの世界は公平ではない」と言い、サムは「モーモント総帥は君を後継者に育てるつもりなのさ」と言う。
それでも「俺は哨士(レンジャー)になりたかったんだ」と嘆くジョンに、サムは「俺は魔法使いがよかった」と言って笑わせる。

彼らはその日の午後、馬を曳き、氷に掘られたトンネルを通って”壁”の北側にある幽霊の森の『心の木』まで出かけ、昔の神々に対して誓約をした。

我が言葉を聞き、誓いの証となりたまえ
夜の闇 濃くなりし見張りが始まる
我が死まで終わることなし
妻をめとらず 土地を持たず 子どもを作らず
冠を被らず 栄光を得ず
自らの持ち場で 生きて 死ぬ
我は暗闇の剣士
我は”壁”の見張り人なり
我は人の領土を守る楯なり
命と名誉にかけ 冥夜の守人(ナイツ・ウオッチ)に尽くす
この夜と すべての夜のために

誓約を終え、上官たちと称え合っていると、ジョン・スノウの大狼(ダイアウルフ)『ゴースト』が何かを口にくわえて戻ってきた。それは何者かによって切断された人の手だった。

ゲーム・オブ・スローンズ シーズン1 『第7話/勝つか、死ぬか』地図と登場人物


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