【ネタバレ解説】ゲーム・オブ・スローンズ シーズン8(最終章)『#6 鉄の玉座』 | VODフリーク

【ネタバレ解説】ゲーム・オブ・スローンズ シーズン8(最終章)『#6 鉄の玉座』

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【ネタバレ解説】ゲーム・オブ・スローンズ シーズン8(最終章)『#6 鉄の玉座』

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キングズ・ランディング

【ネタバレ解説】ゲーム・オブ・スローンズ シーズン8(最終章)『#6 鉄の玉座』

キングズランディングは無数の焼死体が横たわる焼け野原となった。時折、炎が爆ぜる音が聞こえるだけで、助けを求める声もない。
「後でおまえを探しに行く」
ティリオン・ラニスターは護衛を付けろと勧めたジョン・スノウを制し、一人で歩いてゆく。赤の王城(レッド・キープ)で確かめなければならないことがあるからだ。

焼け残った路地では、グレイ・ワームが”生き残ったラニスターの兵を穢れなき軍団(アンサリード)”の前にひざまずかせ、処刑を行おうとしていた。ジョンとダヴォス・シーワースは捕虜となった者を処刑してはならないと詰め寄るが、グレイ・ワームは「おまえではなく女王の命令に従う」と譲らない。
「女王の命令とは何だ?」
「サーセイに従う者はすべて殺せ、だ。彼らはサーセイのために戦うことを選んだ」
処刑を敢行しようとするグレイ・ワームの腕をジョンが掴むと、穢れなき軍団と北部軍の兵士がいっせいに剣を抜いた。一触即発の事態に直面したダヴォスは兵たちに落ち着けと叫び、
女王と話すべきだとジョンに言った。
ジョンがその場を離れると、グレイ・ワームは捕虜の喉を切り裂いた。

【ネタバレ解説】ゲーム・オブ・スローンズ シーズン8(最終章)『#6 鉄の玉座』

瓦礫の山と化した赤の王城(レッド・キープ)に到着したティリオンは、王の小評議会で使われていたテーブルの脇に落ちていた松明に火を点け、地下へ降りた。そして雪崩状に積もった煉瓦の斜面を登ってドラゴンの頭蓋骨が横たわる広間に出た。とらわれていたジェイミーに、そこから脱出しろと指示した場所だ。

そして――壁の割れ目から射し込む細い光のなかに、ジェイミーの右手を見つけた。ティリオンは膝をつき、その右手を両手でやさしく包み込んだ後、彼の身体を覆っている煉瓦を取り除く。一つ、ふたつ、三つ・・・。ジェイミーは最後までサーセイを守ろうとしたのだろう。ジェイミーとサーセイは重なり合うようにして埋もれていた。ふたりの亡骸と対面したティリオンはその場に座り込み、煉瓦をたたきつけながら嗚咽した。

【ネタバレ解説】ゲーム・オブ・スローンズ シーズン8(最終章)『#6 鉄の玉座』

わずかに形を留めている赤の王城(レッド・キープ)の城壁にはターガリエンの家紋を染め抜いた旗が掲げられ、石段の麓にはキングズ・ランディングを蹂躙したドスラクの騎馬隊と”穢れなき軍団(アンサリード)”が勢揃いしている。

ドロゴンと共に段上にやってきたデナーリスは、かちどきをあげて騒ぐドスラク人たちを制すると、傍に控えていたグレイ・ワームを陸軍大臣に任命。指揮官の出世を目の当たりにして、傭兵たちは槍で地面を突いて静かに歓喜した。

さらにデナーリスはこの世界のすべての者を解放するまで戦いは続くと宣言。多くの民を苦しませて続けている権力の輪を、共にしようと演説。最大の敵との戦いを終えたばかりだというのに、傭兵と騎馬隊の士気はまったく衰える気配がない。

【ネタバレ解説】ゲーム・オブ・スローンズ シーズン8(最終章)『#6 鉄の玉座』

彼らの姿を見て決意を新たにしたデナーリスは、隣に歩み出たティリオンを一瞥して言った。
「兄を逃がしたわね。反逆罪と承知の上で」
「私は兄を逃がした。だがあなたは人々を虐殺した」
あなたの犯した罪の方がずっと重い――ティリオンは心の中でそう叫びながらデナーリスを睨みつけると、”王の手”のバッジを投げ棄てた。
ティリオンは”穢れなき軍団(アンサリード)”に連行され、デナーリスはジョン・スノウと言葉を交わすことなく引き上げた。

【ネタバレ解説】ゲーム・オブ・スローンズ シーズン8(最終章)『#6 鉄の玉座』

アリアはサーセイを殺すつもりでここへ来たことを話した上で、女王に何も言えないジョンに忠告する。
「彼女はあなたの正体を知っている。人殺しの彼女にとって最大の脅威はエイゴン・ターガリエンなのよ」

焼け残った居室に幽閉されたティリオンは、面会にきたジョン・スノウを歓迎し、ヴァリスは間違っていなかったと慚愧の念を伝え、戦いは終わったというジョンに異議を唱える。
「彼女は解放を続けるんだ。すべてを支配するまで。彼女を導けるなんて、俺は自惚れていた。甘かった。わが女王の本質は炎と血だ」
ジョンは生まれた家によって本質が決まるわけではない、彼女は父親とは違うと反論するが、ティリオンは父タイウィンもサーセイも悪人だったが、彼らが生涯で殺めてきた人々の数は、デナーリスが1日で殺した数には遠く及ばないと主張。
「ミッサンディが斬首されるのを目の前で見た。息子のレイガルが打ち落とされるのも!」
デナーリスを庇って声を荒げるジョン。しかしティリオンは同情しない。
「だからといって王都の人々を虐殺していいということにはならない」
「戦場にいなかった者はいくらでも非難できる」
「では聞くが、おまえは虐殺したのか?」
「何だと?」
「ドラゴンの力をよく知っているおまえも、虐殺を選んだのかと聞いている」
「――分からない」
「ごまかすな。裏切りになるから言わないだけだ」
「――俺の見解は関係ない」
「何よりも重要だ」

沈黙するジョンにティリオンは続ける。
「彼女がアスタポアの親方を殺した時、不平を言ったのは親方たちだけだった。所詮、悪人だからな。彼女が磔にした何百というミーリーンの貴族たち・・・・・・彼らもそうだった。火あぶりにされたドスラクの王たちは、あそこで処刑しなければ彼女を酷い目に遭わせただろう。彼女の出現によって悪人は死んだ。そんな彼女を俺たちは支持し、力を増すほどに彼女は、自分こそが正義だと確信するようになった」
「・・・・・・」
「デナーリスはすべての人のためによりよい世界を作ることが、運命だと信じている。だからこそ、信念に基づく行いを邪魔をする者を殺す。そうは思わないか?」
ジョンはきつく目を閉じ、大きく息を吐くと頭を抱えて腰を下ろした。
「――愛しているのはわかる。俺も彼女を愛している。おまえのようには愛せなかったが、信じていたんだ。心からな」
「・・・・・・」
「愛は理性に勝る・・・・・・誰でも知っていることだ。俺の兄もそうだった」
ジョンはようやく口を開く。
「・・・・・・愛は義務を殺す」
「――今、思いついたのか?」
「メイスター・エイモンの言葉だ」
「時に――義務は愛の死でもあるのだろう。おまえは人の領土を守る楯なんだ。昔も現在も。正義を守るために尽力してきた。どんな代償を払っても人々を守ろうとした」
「―――」
「今、人々にとって最大の脅威は何だ?」
「―――」
「残酷だが、それが正義だ。彼女が処刑するのは俺が最後ではない。彼女にとって最大の脅威は、鉄の玉座の正統な後継者だ」
ジョンは小さく息をついてから立ち上がり、ティリオンの肩に手を置いた。
「女王の彼女が決めることだ・・・・・・こんな結末で残念だ」
それだけ言うと、ジョンはティリオンに背を向けた。そして扉を叩き、外にいる傭兵に退室の意思表示をした。
その背中にティリオンが思いをぶつける。
「おまえの姉妹はどうだ」
ぎょっとして振り向いたジョンにティリオンは続ける。
「いまだに女王に忠誠を誓っていない」
「すぐに誓うだろう」
「サンサが俺におまえの出生の真実を教えたのはなぜだと思う?デナーリスに忠誠を誓う気がないからだ!」
「選択肢はない」
「確かに。でも、おまえにはある。今こそ選択の時だ」

【ネタバレ解説】ゲーム・オブ・スローンズ シーズン8(最終章)『#6 鉄の玉座』

デナーリスは自らが破壊した赤の王城(レッド・キープ)に足を踏み入れ、ほとんど無傷のまま残されていた鉄の玉座の前に立ち、そっと手を触れた。そして腰を下ろそうとしたタイミングを見計らうように姿を見せたジョンに話しかける
「幼い頃、兄が言っていたわ。鉄の玉座はエイゴンが倒した敵から奪った千本の剣で作られていると。20まで数えることもできなかった幼い私が想い描いていたのは・・・・・・登るには高すぎる剣の山よ。倒した敵が多すぎて、エイゴンの足の裏しか見えないの」
「――都でラニスターの捕虜が処刑されているのを見た。君の命令だと聞いた
「必要だったの」
「必要?都へ行ったか?その目で見たのか?幼い子どもたちが焼け死んだ!」
声を荒げるジョンにデナーリスは答える。
「サーセイと講和を結ぼうとしたわ。彼女は人々の無垢な心を利用して、私を破壊しようとした」
「ティリオンは?」
「私の敵と共謀した。どれだけ辛くても、同じ目に遭ったらあなただってそうする」
「――彼を赦すんだ」
「無理よ」
「できる。みんな赦せるはずだ。過ちをおかしてしまったことを理解させ、やり直す機会を与えるんだ。頼む」
「慈悲を与えても問題は解決しないわ。私たちの世界は、今の世界を好む者には作れない」
「必要なのは慈悲深い世界だ」
デナーリスはジョンに歩み寄って微笑みかける。
「その世界を必ず実現させてみせるわ。存在しない世界を見せることはできないけど、良い世界になるわ」
「なぜそう言い切れる」
「善を見きわめることができるから。あなたもそう。自分でも分かっているはず」
「他の者は?善を見きわめられる他の者たちは?」
デナーリスはジョンの腕を掴み、身体を引き寄せる。
「彼らに選択肢はないわ。私のそばにいて。一緒に新しい世界をつくるの。これが私たちの使命よ。最初からそうだった。私が20まで数えられなかった時から。私とあなたで権力の輪を壊すの」
「君は我が女王だ。今もこれからも」
ジョンはデナーリスの唇を求め、そして――懐の剣を抜き、最愛の人の左胸に突き刺した。

【ネタバレ解説】ゲーム・オブ・スローンズ シーズン8(最終章)『#6 鉄の玉座』

息絶えたデナーリスを抱きかかえて涙を流すジョンの耳に、ドロゴンの声が届く。ドロゴンは2本の脚で雪が降り積もった玉座の間を歩き、動かなくなった母に鼻面を寄せる。そして閉じた口でデナーリスの身体を揺すって起こそうとする。母親の死を理解したドロゴンは翼を拡げて悲痛な咆哮を上げ、ジョンを威嚇する。その喉の奥に炎を見たジョンは焼かれる覚悟を決めた。

しかしドロゴンが炎を浴びせたのはジョンではなく、鉄の玉座だった。至近距離で焼かれた玉座はわずか10数秒で解け落ち、薄く雪が積もった床を流れていった。跡形もなくなった玉座を見て呆然とするジョンを一瞥すると、ドロゴンは爪で傷つけないように脚でやさしく母を抱き上げ、東の空へ飛び去っていった。

【ネタバレ解説】ゲーム・オブ・スローンズ シーズン8(最終章)『#6 鉄の玉座』

幽閉されていたティリオンは、グレイ・ワームに連行されて竜舎(ドラゴン・ピット)の廃墟へ。その天幕には見知った者たちが顔を揃えていた。王都の崩壊とサーセイによる統治の終焉、デナーリスの死を知り、集まってきたのだ。

「ジョンはどこ?」
サンサの問いにグレイ・ワームが答える。
「彼は我々の捕虜だ」
「この場に呼ぶべきよ」
「王都は我々のものだ。捕虜の扱いは我々が決める。処刑の方法もだ」
「街の外を見れば?何千人という北部の者がジョンのために集まっているのよ。ジョンを解放しなさい」
「何千人の”穢れなき軍団(アンサリード)”はジョンの処刑に賛成している」
(――その気ならいくらでも戦ってやる)
グレイ・ワームは動じない。

「鉄(くろがね)の民はジョン・スノウの反逆を赦さない。我々はデナーリスに忠誠を誓った」
ヤーラ・グレイジョイがサンサに異論を唱える。
「彼女は暴君だったのよ」
「違う。サーセイという暴君から私たちを解放した。その彼女の心臓をジョンが刺した。”穢れなき軍団(アンサリード)”に処刑されるべきよ」
これにはアリアも黙っていない。
「それ以上、兄を貶めるのならその喉を切るわ」
「落ち着こう、お願いだ」
立ち上がったのはダヴォス・シーワースだった。ダヴォスは死の軍団と共に戦い勝利した”穢れなき軍団(アンサリード)”に敬意を表し、指揮官のグレイ・ワームに提案する。
「河間平野(リーチ)に”穢れなき軍団(アンサリード)”を旗手とする新しい家を築くのだ。戦はもうたくさんだ」
「賠償は必要ない。我々が求めるのは正義だ。女王を殺したジョンを自由の身にはさせない」
「おまえが決めることではない」
捕虜の身で意見を言うティリオンにグレイ・ワームは激怒する。しかしティリオンは黙らない。
「彼の運命は王が決めるべきだ。もしくは女王が」
「我らには今、王も女王もいない」
谷間(ヴェイル)の執政であるネスター・ロイスのもっとも過ぎる見解を受け、ティリオンは続ける。
「あなた方はウエスタロスで最も権力がある。選べ」
仕方ないという顔をしてグレイ・ワームが賛同する。しかし誰も口を開こうとせず、天幕は静まりかえる。

たまりかねてリヴァーラン城主のエドミュア・タリーが立ち上がり、存在感を見せようとするが要領の得ない話になることを察知したサンサが止める。仕方なく席についたエドミュアに代わって意見を述べたのは角の丘城(ホーンヒル)城主のサムウェル・ターリーだった。
「ここには名家の者が集まっているが、選ばれた者は貴族たちだけを支配するわけではない。すべての人のためにこの選択は、すべての人に託すべきでは?」
民主主義を訴えたサムの意見は笑い飛ばされ、サンサまでもが苦笑いを浮かべている。

「あなたは王座を望んでいるのではないのか?」
エドミュアのどこまでも的外れな問いにティリオンは呆れながらも真剣に答える。
「この小鬼(インプ)が?デナーリスに仕えたことでも、彼女を裏切ったことでも嫌われている。最悪の候補だろう」
「では、誰ならいいと思う?」
ダヴォスに聞かれたティリオンは目を閉じたあと、頭の中にあることを伝える。
「幽閉されていたこの数週間、考えること以外することがなかった。我らの残酷な歴史や、犯してきた過ちについてだ」
ティリオンは遠慮がちに皆の前に歩み出る。
「人々を団結させるものとは何だ?軍か?金か?旗か?どれも違う・・・・・・できるとすれば物語だ。この世で物語以上に強力なものはない。物語は誰にも止められない。敵に敗れることもない。そして――一番の物語を持つのは不自由なブランだ」
ブランと向き合ったティリオンをサンサとアリアが眉根を寄せて見つめる。
「高い塔から落ちて生き延びた男の子は、歩けなくなったため”狼潜り”(ウォーグ)になった。そして”壁”の向こうに渡った不自由な少年は、三つ眼の鴉になった。彼は我らの記憶だ。すべての物語の番人だ。戦、婚礼、生誕、虐殺、飢餓。勝利、敗北、過去。彼より適した王はいない」
「ブランは王座に感心がないし、子どもが作れないのよ?」
サンサの意見にティリオンは頷く。
「だからだ。王の子息には残酷で愚かな者もいる。君も知っての通りね。ブランは我らを苦しめない。我が女王が破壊したかったのは、その権力の輪だ。今後、支配者が血筋で決まることはない。この場でウエスタロスの領主たちが決めるのだ」
ティリオンはブランに歩み寄る。
「君が望んでいないのは分かっている。権力に関心がないのも承知している。だが聞こう。我々が君をここで選んだら、王になってくれるか?七王国を導くために、最後の日まで最善を尽くしてくれるか?」
ブランは力強い光を宿した目でティリオンを見て答えた。
「だから僕は、ここにいる」

ブランは満場一致で王となり、北部は自主王国として存続することが決まった。ブランはその場でティリオンを”王の手”に任命した。グレイ・ワームは罪人は”王の手”になれないと反発するが、ブランは「過ちはこれからの人生で償えばいい」と言って押し通す。

【ネタバレ解説】ゲーム・オブ・スローンズ シーズン8(最終章)『#6 鉄の玉座』

”王の手”となったティリオンの最初の仕事は、反逆罪で囚われの身となっているジョン・スノウに処遇を言い渡すことだった。
冥夜の守人(ナイツ・ウオッチ)として残りの人生を過ごせ。
それが、王の決定だった。
「”穢れなき軍団(アンサリード)”は君を処刑しようとしたが、グレイ・ワームは終身刑を了承した。サンサとアリアは君を解放しようとしたが、戦争の終結と平和の回復を最優先するという新王の方針を受け容れた」

生き延びたことを知ったジョンは、ティリオンに確認する。
「――正しかったのか?俺がしたことは」
「俺たちがしたことだ」
「正しい気がしない」
「――10年後に、また聞いてくれ」
「もう会うことはないだろう」とジョン。
「それはどうかな。”王の手”を何年か務めれば、また世界の果てで小便したくなることもあるだろう」
初めて会った時のことを思い出しながらティリオンは話し、背中を向けた。

【ネタバレ解説】ゲーム・オブ・スローンズ シーズン8(最終章)『#6 鉄の玉座』

海路で黒の城(カースル・ブラック)へ向かうため桟橋に来たジョン・スノウと、ほんの一瞬、視線を合わせたグレイ・ワームは、”穢れなき軍団(アンサリード)”とともに出航する。行き先はナース。戦いが終わったら一緒に行こうと約束したミッサンディの故郷だ。

ジョンは家族に見送られてキングズ・ランディングを発ち、黒の城(カースル・ブラック)へ。トアマンドと自由の民、そして大狼(ダイアウルフ)のゴーストに迎えられたジョンは、彼らと共に壁の北側へ歩き出す。

アリアは北部へは戻らず、未踏の大地――ウエスタロスの西部を目指して旅に出る。その腰にはジョンから譲り受け、自らの人生を変えた愛剣『針』(ニードル)がある。

そしてサンサはウィンターフェル城で載冠し、名実ともに北の女王となった。

【ネタバレ解説】ゲーム・オブ・スローンズ シーズン8(最終章)『#6 鉄の玉座』

そのサンサの元を離れ”王の楯(キングズ・カード)”となったブライエニー・タースは、ジェイミー・ラニスターの物語にキングスレイヤーと呼ばれた後の軌跡を書き記す。彼との思い出をかみしめながら。

サムウェル・ターリーは上級学匠(グランドメイスター)として。
ポドリック・ペインは王都の守人(シティ・ウォッチ)の指揮官として。
ハイガーデン城主となったブロンは財務大臣として。
ダヴォス・シーワースは海軍大臣として。
ブラン王を支える。

ブランは、彼らに密告者の長(諜報省のトップ)と法務大臣、陸軍大臣を決めるように申し伝え、自らは東の空に飛び去ったドロゴンの行方を探す。

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