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よくわかる!HOMELAND/ホームランド シーズン8(最終章)第10話『選ばれた男』

よくわかる!HOMELAND/ホームランド シーズン8(最終章)第10話『選ばれた男』

)ネタバレを含みます。ドラマを見て確認したいことがあった時などにお役立てください。

よくわかる!HOMELAND/ホームランド シーズン8(最終章)第10話『選ばれた男』
ブローカーから100万ドルで買い取ったフライトレコーダーをエフゲニー・グロモフに奪われたキャリー・マティソンは、昨夜の記憶を辿り、グロモフと共に聴いた音声の内容をできる限りメモに書き留め、アーマンのトラックで6時間の距離にあるバグラム飛行場へ向かう。

よくわかる!HOMELAND/ホームランド シーズン8(最終章)第10話『選ばれた男』
合衆国大統領のベンジャミン・ヘイズは駐米パキスタン大使のアシャドをホワイトハウスに呼び、ジョン・ゼイベルとともにジャラールの捜索状況について聴取。進んでいないと見るや、アフガニスタン国境に戦術核兵器を配備したことに対して抗議した。航空写真を前にしてアジャドは一瞬たじろいだが、すぐに気を取り直してヘイズと対峙する。
「我々に選択の余地はなかった。侵攻すると言われたのですから」
そして、自分勝手な理屈でなおも抗議を続けようとするヘイズに、膝を近づけ、怒りを込めて告げた。
「大統領。そちらが国境を越えたら、我々は国を守るために全力で戦います」

怒りが治まらないアシャドの後を追いかけたのは、デヴィッド・ウェリントンだった。ウェリントンは彼を執務室に招き、このままでは戦争になる。議論を再構築すべきだと諭す。そして冷静さを取り戻したアシャドに、コハトの刑務所に囚われている合衆国の特殊部隊を解放してほしいと提案。ウェリントンは、それを実現してくれたら必ずヘイズとゼイベルを懐柔すると約束した。。

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パキスタンが腹をくくったと上機嫌のジャラールにこれからのことを相談されたバラチは、浮かれる様子もなく、兵と武器を集めて潜伏しろと答える。アメリカを刺激すればやぶ蛇になると分かっているからだ。しかしジャラールはバラチを臆病者扱いし、パキスタンに目を向けている今こそアメリカを叩くと宣言。バラチに標的を捜せと命じる。

よくわかる!HOMELAND/ホームランド シーズン8(最終章)第10話『選ばれた男』
バグラム飛行場へ到着したキャリーは、格納庫に忍び込み、若い整備士にヘリが墜落した原因が分かったと主張。聞く耳を持たず、人を呼ぼうとする整備士の側を離れず、メモに書き留めた言葉を読み上げる。
「視界不良の中 降下 フェアアウト」「衝撃に備えろ」
すると整備士は受話器を置き、メモを手にとってその内容からヘリに何か起こったのかを説明した。
そして「大統領を乗せたのは俺だ」とうなだれた。
ヘリの墜落は悪天候とパーツの不備が重なったために起きた事故。そう確証を得たキャリーはソールに調査結果を報告。証拠が持ち去られたと知って失望を隠せないソールに、ロシアと交渉してほしいと頼む。

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支局にいたジェナ・ブラッグは、キャリーがバグラム飛行場に現れたことを知る。
「何としてもキャリーを拘束して尋問し、特殊部隊を解放する」
マイクの方針に同意しながらも、ジェナは手の震えが止まらない。
(キャリーが捕まってすべてを吐いたら、私のキャリアは終わる……)

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ロシアにキャスティングボードを握られた忌ま忌ましさを抑えながら、ソールは駐米ロシア大使のヴィクター・マカロフと会談。パキスタンと合衆国は一触即発の状況にあること、キャリーとグロモフが会っていたことを改めて説明し、グロモフが持ち去ったフライトレコーダーを買い取る用意があると伝えた。

「大使館にもモスクワにも、フライトレコーダーの件を知る者はいない」
数時間後、大使館から電話を掛けてきたマカロフの言葉に、ソールは落胆し、改めて核戦争を防ぐにはフライトレコーダーが必要なのだと訴えた。戦争になれば、ロシアも傍観者ではいられないことも。しかし、マカロフはロシアからアメリカに要求することは何もないと答え、食い下がるソールに静かに告げた。
「ロシアは、望んでいたものを手に入れた」

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バグラム飛行場を後にしたキャリーは、グロモフが借りていたアパートへ。しかし、部屋には何一つ残っていなかった。グロモフの行動は彼が言っていたとおり”計画的”なものだったのだ。

自分の愚かさを責めながらアーマンと移動していたキャリーは、渋滞に巻き込まれ、やがて武装した2人の男にトラックから引きずり下ろされ、連行される。朽ち果てたビルで待っていたのはグロモフだった。
グロモフはフライトレコーダーを買い取るというキャリーに言った。
「ソールはクレムリンにスパイを囲っている。上層部の者から、重大な機密を要所要所で引き出している。その人物を明かさなければ、ロシアはアメリカが自滅するのを傍観する」
ソールが協力者を明かすことは絶対にない。
キャリーがそう答えると、グロモフは当然のように告げた。
「ならば君が捜し出せ。君に不可能はなさそうだからね」

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視察から戻ったバラチから標的は国境にいるアメリカ兵だと聞いたジャラールは、満足して微笑む。しかし攻撃の方法について意見が衝突。死を怖れていないことを示したいジャラールには、仲間の命を無駄にしたくないというバラチが臆病者にしか見えないのだ。
「父が戦うのを諦めたのは、あんたが側にいたからだ」
ジャラールはそう言い放ち、爆弾を積む車を用意しろと命じた。

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「どうすればいい?グロモフから何か聞いていないのか?」
電話の向こうですがるようにして声を絞り出すソールに、クレムリンで運用しているスパイを明かせとは言えず、キャリーはアーマンに感謝の言葉を伝え、CIAカブール支局に出頭した。

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自爆テロのセッティングを終えてキャンプに戻ったバラチは、そこに2人の息子の姿を認めて愕然とする。妻も来ていると聞いて息子にたちに駆け寄るが、ジャラールの側近たちに阻まれ、息子たちは連れ去られた。

「あんたが反抗的だから家族を連れてきた」
「命令には従っている」
自爆用の車まで連行されたバラチは反論するが、従順でないことは自覚していた。それをジャラールが疎ましく思っていたことも……。
「運転手は見つけた」
ジャラールの言葉の意味を察したバラチは「まさか……」と唸って首を振る。
「断ればあんたの家族を先に殺す」
目を血走らせてジャラールにつかみかかろうとするバラチの肩を部下が抑えつける。
「断れば家族も臆病者として裁く。父もきっとそうしたはずだ。だが、やり遂げればあんたは殉教者だ。殉教者の家族は手厚く保護される」
バラチはジャラールを睨みつけ、部下たちの前で家族の安全を約束させた。

よくわかる!HOMELAND/ホームランド シーズン8(最終章)第10話『選ばれた男』
尋問室へ入ったキャリーにペットボトルの水を届けたジェナは、マイクのスイッチを切り、屈辱的な感情をどうにか制御し、空港と、コハトで続けて裏切ったことへの弁明を求める。そして、どうしても確認しなければならないことを口に出す。
「私が特殊部隊の隠れ家を教えたことを話す?」
「言わない。約束する」
その言葉を信じれられるわけはないが、ロシアのスパイと話したのがFBIにバレると言われたら出ていくしかない。ジェナは隣の部屋に入り、FBI局長補佐のクロールと特別捜査官のオーバックの尋問を見守る。

「グロモフとの接触は、彼を2重スパイとして勧誘する作戦として認められたと聞いている。でも実際は、あなたがグロモフに勧誘されていた。そして親密関係になったのがバレて、空港から姿を消した」
クロールの主張を最後まで聞いたキャリーは「あなたは思い違いをしている」と否定。そしてクロールの目を見据えて話す。
「あなたは私がここで意見できる権利を持っていると思っているみたいだけど、私はCIAの職員じゃない。国家安全保障担当補佐官の保護下にある民間人よ。弁護士を呼んで」
クロールはただちに逮捕と合衆国への送還を決定した。
隣にいるマイク・ダンはこれで一件落着という顔をしたが、連行され、尋問室から出ていくキャリーの姿を負いながらジェナは思う。
(私たちは何か重大なことを見落としている。キャリーはまだ何かたくらんでいる――)
嫌な予感に襲われながら、ジェナはパキスタンに解放された特殊部隊を迎えるため、国境へ向かう。

よくわかる!HOMELAND/ホームランド シーズン8(最終章)第10話『選ばれた男』
キャリーが出頭し、あなたの保護を求めていると報告に来たウェリントンは、ロシアの反応を含めたフライトレコーダーの件について聞き、言葉を失う。それでも、ヘイズとゼイベルを懐柔するためにキャリーと距離を置いてほしいと頼んだウェリントンは、キャリーに対するソールの想いを知り、黙って部屋を出て行く。

よくわかる!HOMELAND/ホームランド シーズン8(最終章)第10話『選ばれた男』
解放された特殊部隊を迎える準備を整え、兵が配置され、パキスタン、アフガニスタン国境のアンゴールアダ・ゲート。爆弾を積んだ車をアメリカ兵の動きが視認できる空き地に停めたバラチは、スマホの動画アプリを起動して妻のファティマへメッセージを残した。
「これから俺は死ぬ。ずっと覚悟してきたが、やはりつらい。最後にもう一度会って君と息子たちを抱きしめたかった」
その横の道路を、パキスタンの国旗が入った輸送車が砂埃を上げて通り過ぎていった。
「ジャラールは君たちを守ると言った。その誓いを守らせろ。誓いを破れば、神の報いがあるだろう。愛している。息子たちにキスを――」

バラチはきつく目を閉じた後、エンジンを掛け、起爆装置とバッテリーを繋ぎ、ハンドルに取り付けたスイッチを親指で押し込んだ。そして車を発進させた。爆弾を満載した旧型のドイツ車は、四方から無数の銃弾を浴びてもスピードを落とすことはない。
ハッカニとともに和平を目指し、戦いのない日々を夢見た男は、咆哮を上げながら、解放された特殊部隊が閉じ込められた輸送車に突っ込んだ。

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