ゲーム・オブ・スローンズ シーズン7『第2話 嵐の申し子』あらすじと地図 | VODフリーク

ゲーム・オブ・スローンズ シーズン7『第2話 嵐の申し子』あらすじと地図

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ゲーム・オブ・スローンズ シーズン7『第2話 嵐の申し子』あらすじと地図

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ドラゴンストーン城

ゲーム・オブ・スローンズ シーズン7『第2話 嵐の申し子』あらすじと地図

嵐の夜、デナーリス・ターガリエンは、ドーンとハイガーデンを味方につけるために奔走した牢を労った後、自分をマジスター・イリリオに売り渡し、小鳥たちを使って暗殺を企てたヴァリスを問い糾す。その理由を包み隠さず話し「わたしは民衆にとって必要なあなたのために働く。気に入らなければドラゴンの餌にしてほしい」と答えたヴァリスをデナーリスは信用し、忠誠を誓わせた。
「裏切ったら、生きたまま焼き殺す」
「当然です。ドラゴンの母ですから」
ヴァリスはにっこりと微笑んだ。
その直後、グレイ・ワームが”紅の女”の来訪を告げた。

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メリサンドルからジョン・スノウが北の王となり、死の軍団との戦いに備えていると聞いたティリオン・ラニスタ-は、ジョンは信頼できる男であり、北部を治めているなら同盟を考えるべきだと進言。
興味を持ったデナーリスは、ウィンターフェル城に使い鴉を送るように命じた。文面は『女王がドラゴンストーンに招待する。ひざまずけ』。

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デナーリスはレディ・オレナ、エラリア・サンド、ヤーラ・グレイジョイ、シオン・グレイジョイをドラゴンストーンでの軍議に招く。
「軍隊、船団、3頭のドラゴンで王都を徹底的に叩くべきだ。1日あれば事足りる」
ヤーラが口火を切るとエラリア・サンドが同意。レディ・オレナも「平民も貴族も恐怖を与えなければ支配できない」と賛同する。

しかしデナーリスは、王都は攻撃しないと断言。ドーン軍とタイレル軍で包囲網を敷き、兵糧攻めにする。そして、”穢れなき軍団(アンサリード)”はラニスターの本拠地であるキャスタリー・ロックを奪取する。それがサーセイとキングズ・ランディングを知り尽くしているティリオンの戦略だった。誰もが納得し、ヤーラとシオン、エラリアはドーンへ向かった。

残ったレディオレナに声を掛け、デナーリスは誓った。サーセイに報いを受けさせ、この地に平和を取り戻す、と。しかし、オレナはターガリエン家の統治時代も平和ではなかったと前置きしたうえで忠告する。
「ウェスタロスの諸侯は皆、羊だけど、あなたはドラゴンのままでいなさい」

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出撃を間近に控え、短剣を磨きながら集中力を高めていたグレイ・ワームは、不意に部屋を訪ねてきたミッサンディに募らせてきた想いを告げる。失うものが何もなかったら”穢れなき軍団(アンサリード)”の指揮官になることができたが、今は違う。絶対になくしたくない人ができたと――。ミッサンディは全裸になり、グレイ・ワームを導いた。

ウィンターフェル城

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『サーセイが王座にいる限り、七王国は血を流す。ともに独裁を打ち破ろう』
ドラゴンと”穢れなき軍団(アンサリード)”についても記述された文書を読んだジョンは、ダヴォスとサンサに意見を求める。ティリオンの妻でもあったサンサは信用するのは危険だと答えるが、ダヴォスは「亡者(ワイト)を倒せるのは火。ドラゴンは火を吐く。死の軍団が”壁”を越えてきたら?」と言い、デナーリスとの同盟は一考の余地があると提案した。

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知識の城(シタデル)のサムから届いた書状でドラゴンストーンにドラゴングラスの埋蔵地があると知ったジョン・スノウは、北部諸侯の前でその情報とティリオン・ラニスターから招かれている事実を明かし、会って話をすると宣言する。

「忘れたの?祖父は狂王(マッドキング)に招かれて焼き殺されたのよ!これは罠だわ!」
サンサの意見にロイス公とグラヴァー公が賛同し、これまでジョンに理解を示してきたリアナ・モーモントも「”冬来たる”なのです。北の王は北にいなければ」と意義を唱えた。

しかしジョンは死の軍団を倒すには絶対に同盟が必要だと譲らず「故郷と民を見捨ててまでいくの?」と問い詰めたサンサに告げた。
「俺が戻るまで北部は任せる。唯一のスタークである君に」

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出発を前にジョンは地下墓所で祈りを捧げる。そこへやってきて勝手にキャトリンとの思い出を語り「キャトリンは嫌っていたが、今やあなたが最後の希望だ」と侮蔑を込めた賛辞を述べるピーター・ベイリッシュが、ジョンは気に入らない。
「おまえは場違いだ」
「これは失礼。きちんと話したことがないので打ち解けようと――」
「――話すことはない」
「礼もなしですか?」
その場を去ろうとして足を止めたジョンに、ベイリッシュが続ける。
「わたしがいなければ、あなたは死んでいた。あなたには敵が多いが、わたしは味方です。そして――サンサを愛している。キャトリンと同じように」
ジョンは咆哮を上げて振り向き、ベイリッシュの身体を力任せに壁に押しつける。そして首を締め上げて言った。
「妹に手を出せば俺がおまえを殺す…・・!」

ジョンはサンサに後を託し、ダヴォスとともに白い港に向けて発った。
それを見届けたベイリッシュは、次の策を練る……。

キングズ・ランディング

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「狂王(マッドキング)の娘デナーリスが鉄の玉座についたら七王国は崩壊する。この中にはタイレル家の旗主もいるが、彼らは謀反人だ。彼らの手引きでデナーリスは野蛮なドスラク人とともにドラゴンストーンに上陸した。”穢れなき軍団(アンサリード)”は城や砦を襲い、ドスラク人は村や町を襲い、女を犯して奴隷にし、ためらいなく子供らを殺す。奴隷商人湾で貴族を磔にしてドラゴンの餌にした狂王(マッドキング)の娘から民を守るために諸君の力を貸してほしい」
罪のない多くの民を巻き込んで大聖堂を吹き飛ばした女王は、赤の王城(レッド・キープ)に招いた南部の諸侯たちに訴えた。

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ジェイミー・ラニスタ-はタイレル家の旗主のランディル・ターリーに河間平野を統べる南部総督の地位を約束し、サーセイの軍を率いてオレナと戦うよう求める。

そのランディルに「3頭のドラゴンとどう戦うおつもりか!?」と訊かれ、準備を進めていると答えるに留めたクァイバーンは、サーセイに開発中の新兵器『スコーピオン』を見せた。それは巨大なクロスボウのような武器で、サーセイがレバーを引くとドラゴンの頭蓋骨に矢が突き刺さった。

オールドタウン・知識の城(シタデル)

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大学匠(アーチメイスター)エブローズは、灰鱗病(グレイスケール)が進行しているジョラー・モーモントに治療は不可能だと告げ、翌日までに退去するよう勧告。 死に至るまで10年から20年はかかるが心は半年満たないうちに壊れると聞き、ジョラーは自ら命を絶つ覚悟を決める。

冥夜の守人(ナイツ・ウオッチ)総帥だったジオー・モーモントの息子であるジョラーを何としても救いたいと考えるサムウェル・ターリーは、書物を調べて治療法を見つける。そしてその夜、デナーリス宛ての遺書をしたためていたジョラーのもとを密かに訪れ、ジオー・モーモントとの思い出を語り、病に冒された皮を剥いで軟膏を塗るという荒療治を行う。

王の道・十字路の旅籠

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サーセイへの復讐を遂げるために王の道を南下していたアリア・スタークは、十字路の旅籠で再会したホット・パイから、ジョン・スノウがボルトンを倒してウィンターフェル城を奪還したことを聞き、北へ向かう。

ゲーム・オブ・スローンズ シーズン7『第2話 嵐の申し子』あらすじと地図

その道中、馬を止めて休んでいたアリアは、狼の群れに囲まれてしまう。ニードルを抜き、覚悟を決めた彼女の背後から現れたのは、家族揃って王都を目指していた時、サンダー・クレゲインに処刑されないように逃がした大狼(ダイアウルフ)のナイメリアだった。ナイメリアは懐かしいアリアの匂いを確かめて鼻を鳴らしたが、やがて群れを連れて去っていった。

狭い海(ナロー・シー)

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サーセイへの”手土産”は、考えていた通り狭い海(ナロー・シー)で見つかった。キングズ・ランディングを発ち、鉄水軍のシンボルであるクラーケンを染め抜いた帆を堂々と挙げて大海原を突き進んでいたユーロン・グレイジョイの艦隊は、夜を待ってヤーラとシオン、エラリアと砂蛇を乗せた船を襲撃したのだ。

ユーロンは先頭に立ってヤーラの船に乗り込み、袂を分かった鉄の水平たちを次々と斬って捨てた。エラリアを守るために立ち塞がったオバラとナイメリアの剣を浴びてもひるまず、オバラを槍で突き刺して吊し上げ、ナイメリアは力任せに殴った後で絞殺。14の海で暴れ回り今日まで生き残ってきた力をいかんなく見せつけた。船室にいたエラリアを助けに行ったタイエニーは、母とともに生け捕りにされた。

ゲーム・オブ・スローンズ シーズン7『第2話 嵐の申し子』あらすじと地図

そして、火の粉が舞う甲板で一騎討ちを挑んだヤーラを打ち負かし、捕らえたユーロンは、血がしたたり落ちている白い喉元に剣を突きつけながらシオンを呼んだ。
「坊や!来いよ、このタマなし野郎!ほら、姉上を助けなくていいのか?」
シオンは身体を震わせ、剣を捨てて海に飛び込んだ。
その姿を見てユーロンは返り血で染まった顔を震わせて笑った。

戦いは終わり、ユーロンの船団が地獄と化した海域を遠ざかっていく。木片につかまって浮力を確保したシオンは、その視界の隅で船首に吊され、串刺しにされたオバラとナイメリアの遺体をとらえた。どうしてこんなことになってしまったのか。これから自分はどうすればいいのか。シオンは自問自答するが、答えが出るはずもなかった。

ゲーム・オブ・スローンズ シーズン7『第2話 嵐の申し子』地図と登場人物

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